北海道TMRセンター連絡協議会(オコッペフィードサービス・近藤三男会長)は7月31日、札幌市で「夏期研修会」を開催した。
全道からTMRセンターおよび関係者ら約230名が参加した。
今回の研修会は「良質自給飼料確保に向けた生産技術の向上を目指して」をテーマに、十勝管内・鹿追町農協の取り組みの紹介、二次発酵抑制剤の紹介とユーザーの感想、農水省から情勢報告、グループ討議、総合討論が行なわれた。
「良質サイレージの確保に向けた鹿追町農協の実践事例」と題して、同農協・営農部コントラ課長・寺嶋博晃氏は、平成5年から同農協で実施しているコントラクター事業の概要を紹介。
コントラ課の取り組みとして、以下をあげた。
・圧縮係数に基づいた踏み込み作業の強化
・バンカーサイロの容積調査
・運搬トラックの容積調査
・バンカーサイロの詰め込み台数・運送時間調査
・各圃場からの運搬台数(収穫時)調査
・収穫前の牧草調査
・天気の予測
・指導機関との連携強化
各酪農家のバンカーサイロに容積をペイント表示して踏圧強化の意識を高めるとともに、トラックの運搬間隔を5分以上にして、圧縮係数2以上になるように努めている。
オペレーターは単なる作業員ではなく、優秀な技術員としての資質向上を図り、養成・確保に取り組んでいる。
※詳報はDairy Japan 9月号で。