NBI・ZENOAQ共催シンポジウム「共生を考える」開催

2010 年 10 月 18 日

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 10月18日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で、NBI(日本バイオロジカルズ(株))、ZENOAQ(日本全薬工業(株))の共催によるシンポジウム「共生を考える」が開催された。

 NBIの所源亮会長(右写真)は開会挨拶で「生物の進化の過程でも多くのウイルスが関与している、人はウイルスとの共生の道を選択すべき」と話を切り出した。

 第1部は、東京大学名誉教授・山内一也氏による「ウイルスの逆襲にどのように対処すべきか―口蹄疫からトリインフルエンザウイルスとの共生を考える―」で、口蹄疫の発生事例から、その対応などの歴史が説明された。口蹄疫は人間が作り出した疫病で、殺処分頭数が増えるのは、ウイルスが直接的な原因ではなく、貿易での優位性(清浄国)を保つための殺処分が原因であるとした。

 第2部は、日本総合研究所理事長・寺島実郎氏による「アジアダイナミズムと日本の進路―アジアとの共生―」と題した記念講演で、中国やインドなど、アジア圏諸国のめざましい経済発展の中で、日本がどういう方向に進むべきかをテーマとしたもの。

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