乳用牛の初回AI受胎率いまだ低下傾向

2013 年 7 月 6 日

Filed under: — djito @ 10:36 AM ニュース

北海道家畜人工授精師協会は、平成24年(調査期間1月1日から12月31日)の「人工授精実施成績」を発表した。

全道平均を見ると、乳用牛では、
未経産の初回授精受胎率は42.6%で、前年(43.5%)よりも0.9ポイント低下している。
経産のそれは37.3%で、前年(37.8%)よりも0.5ポイント低下している。

一方、肉用牛では、
未経産の初回授精受胎率は65.0%で、前年(64.6%)よりも0.4ポイントアップしている。
経産のそれは63.3%で、前年(62.9%)よりも04ポイントアップしている。

兼松(株)がベトナムの酪農飼料事業へ進出

2013 年 7 月 5 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:35 AM ニュース

兼松(株)(東京都港区、社長:下嶋政幸)は、ベトナムの乳業メーカーDalat Milk Joint Stock Company(ダラットミルク社、以下 DM社)に出資し、同社と酪農用飼料供給において業務 提携を行うことになった。 両者共同でTMRセンターを設立・運営し、コーンサイレージなどの製造事業を行い、 ベトナム国内販売のほか日本・韓国などへの輸出も拡大していく。TMRセンターは 2015年までに稼働を本格化させ、2019年まで に 10万トン以上への生産規模拡大を目標にしている。

兼松(株)は長年、日本向けの酪農用飼料供給においてトップクラスの販売シェアを維持し、日本では 配合飼料製造・販売事業、米国や豪州では牧草集荷・加工事業も展開し、安全で安心な高性 能飼料の安定的供給をおこなってきた。今回の業務提携により、DM社への飼料原料となる牧草・ コーン・大豆粕などの供給を行うだけでなく、成長市場であるベトナムでの酪農用飼料の販売拡大と、 飼料原料の生産拠点拡充を図っていく。

ベトナムでは、消費意欲の高い若年層や経済成長に伴う食の多様化による需要拡大で、乳製品の 消費拡大が見込まれており、飼料事業及び飼養管理方法の発展が必要とされています。兼松(株) では、日本からの最先端酪農技術の供与により乳量と乳質などの向上を図り、ベトナムでの飼 料事業発展に寄与していきたいとしている。

【DM社の概要】? 住所: ベトナム社会主義共和国ラムドン省ダラット市 設立: 1976年 事業内容:生乳・乳製品製造販売事業、酪農事業、農産物生産販売事業 資本金: 3.2億円(2012年 12月) 売上高: 5.5億円(2012年 12月) URL: http://www.dalatmilk.com/

【お問い合わせ先】 兼松株式会社 広報室 電話 : 03-5440-8000

新機能性ミルクが手軽なパーソナルタイプで新登場:明治

Filed under: — AsanoHiroko @ 9:22 AM ニュース

明治スポーツミルク乳たんぱく質UP(200ml)
(株)明治は、7月15日に「明治スポーツミルク乳たんぱく質UP」を新発売する。
同品は、「明治スポーツミルク」に比べ乳たんぱく質を多く配合し、手軽に飲むことができるパーソナルタイプとなっている。

乳酸菌に関する新たな知見

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:22 AM セミナー開催案内,ニュース

雪印メグミルク(株)は、当社保有の乳酸菌やビフィズス菌に関する新たな知見について、7月9日より北海道札幌市で開催される《 日本乳酸菌学会 2013年度大会 》において研究発表を行なう。演題は5題あり、下記のとおりである。

 

1.Lactobacillus gasseri SBT2055 とBifidobacterium longum SBT2928 を添加した発酵乳の継続摂取による自然免疫系の賦活化とストレス軽減効果について

2.乳酸菌による線虫の寿命延長効果およびその作用機序の解明

3.フィブロネクチン付着性乳酸菌によるCampylobacterの感染予防に関する研究

4.Lactobacillus helveticus SBT2171によるリンパ球の増殖抑制作用・機構の解明

5.Lactobacillus gasseri SBT2055におけるガセリシンTの産生制御

酪農家戸数2万戸を割る

2013 年 7 月 4 日

Filed under: — djito @ 9:31 AM ニュース

農水省は「畜産統計(平成25年2月1日現在)」を発表した。

酪農家戸数(乳牛飼養戸数)は1万9400戸で、前年(2万100戸)に比べて700戸(3.5 %)減少した。
乳牛頭数(飼養頭数)は142万3000 頭で、前年に比べて2万6000 頭(1.8%)減少した。
1戸当たり飼養頭数は73.4 頭で、前年に比べて1.3頭増加した。

地域別の酪農家戸数・乳牛頭数は以下のとおり。カッコ内は増減率。
北海道:7130戸(-1.9%)・80万6800頭(-1.8%)
東北:2990戸(-4.5%)・11万3000頭(-2.9%)
北陸:414戸(-3.9%)・1万6300頭(-3.6%)
関東・東山:3930戸(-4.8%)・19万9300頭(-1.5%)
東海:877戸(-4.6%)・5万8900頭(-2.2%)
近畿:666戸(-6.1%)・3万1200頭(-4.3%)
中国:940戸(-3.6%)・5万1200頭(-0.4%)
四国:464戸(-6.8%)・2万1800頭(-4.4%)
九州:1880戸(-4.6%)・12万200頭(+0.4%)
沖縄:80戸(-3.6%)・4700頭(-3.3%)

「NDS通信・第2号」配信

2013 年 7 月 3 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

株式会社ワイピーテックは、乳牛の飼料給与設計システムCPM Dairyの後継版であり、CNCPS ver. 6.1に準拠したNDS(Nutrition Dynamic System)のユーザー向けのニュースレター「NDS通信・第2号」を配信した。

本号には、NDS Tutorialsとして「Intro NDS v3 NDS Professional」の案内などの他、
「カウコンフォートと粗飼料の品質に関する生産管理費用」
(ウイリアムマイナー研究所・リック グラント氏)
「タンパク分画の変更」
(チャールズ・スニッフェン氏)
といった技術情報、また、
「アメリカ人は平均で1年間にピザを46枚食べる」などの「牛牛トリビア」も掲載されている。

配信希望者は、以下へE-mailで申し込む。
tadashi_suzuki@yptech.co.jp

都府県の飲用向け乳価5円値上げ:中央酪農会議

2013 年 7 月 2 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:01 PM ニュース

中央酪農会議は7月2日、平成25年度の乳価交渉の状況について説明した。会見で内橋政敏事務局長は、都府県の各指定団体と主要大手乳業との間で飲用向け乳価についての方向性がまとまり、飲用向けについては10月分から5円の値上げとなると説明した。今回の値上げは、20年度の期中改定以来の上げ幅。

内橋政敏事務局長は「今回の乳価値上げにより、乳業メーカーは製品の価格改定を進めることになるが、中酪として側面的に支援していきたい。また、生産者に対しても、酪農経営に関わる情報を正確に発信するなど、支援を拡大する。消費者に対しても、飲用牛乳についての理解促進を続けていきたい」と価格改定に向けた中酪の姿勢を示した。なお、価格改定への側面的な支援の第一弾として、牛乳市場をめぐる状況を流通業者に理解してもらうため、流通業者向けの新聞に広告を掲載した。

昔ながらの素朴な味わいを再現したデザートが新登場!:明治

Filed under: — AsanoHiroko @ 9:25 AM ニュース

明治ミルク寒天
 (株)明治は、7月9日に「明治ミルク寒天」を新発売する。
 同品は、寒天の食感にこだわり、乳の豊かな風味と昔ながらのシンプルなおいしさに仕上げた。また、牛乳びんのフタをイメージした天面のデザインが、親しみと懐かしさを感じる商品となっている。

熱中症対策をアップデート

2013 年 6 月 28 日

Filed under: — maetomo @ 9:25 AM ニュース

Jミルクは6月27日、報道用基礎資料「牛乳に期待される熱中症対策 2013年度版」(監修:信州大学医学系研究科・能瀬博教授)を公表した。資料では医学の専門家による栄養と健康をテーマとして知見に加え、コラムで高齢者やスポーツ選手における牛乳飲用の有効性について紹介している。
以下は、資料の要旨。

●猛暑が常態化

ヒートアイランド現象などにより「猛暑」が常態化している。東京では年間で30℃を超える時間が1981年には約200時間だったのに対し、1999年には約400時間で、約20年の間に倍増した。近年では猛暑が常態化し、その傾向は年々強まっている。
気温が30℃を超えると、熱中症による救急搬送患者数は急激に増える。

●熱中症対策のカギ「運動+牛乳」

熱中症対策で重要なことは、血液量を増やすこと。そのためには、「ややきつい運動直後の牛乳摂取」が有効である。
実証実験では、20歳から24歳の18名が、5日間、最大酸素摂取量の70%に相当する自転車運動を30分間行ない、直後に糖質+乳蛋白質を含む補助食品かプラセボ(偽薬)を摂取した。
プラセボ群では血漿量、血漿アルブミン量がそれぞれ3.7%、3.8%の増加に対して、補助食品群では7.6%、9.6%と約2倍増加した。さらに補助食品群はプラセボ群に比べて、汗の書きやすいさや皮膚血管の開きやすさが3倍増加し、暑さに強い体になった。
糖質と乳蛋白質は牛乳の特徴的な成分であり、したがって「ややきつい運動直後の牛乳摂取の有効性」が実証された。
こうした結果は高齢者でも有効で、高齢者の場合は「インターバル速歩+牛乳」が効果的。インターバル速歩とは、ゆっくり歩きと速歩きを3分間ずつ、1日5セット以上、1週間に4日以上、5カ月以上繰り返すトレーニング方法。

全文はこちらから。

7月はここに注意して!

2013 年 6 月 27 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:35 PM ニュース

北海道農政部・技術普及課は、7月の営農技術対策を発表した。

 

「家畜飼養」では、今月の重点項目として、

・乳牛への送風や水槽の増設、清潔な水槽で暑熱ストレスの緩和を図る。

・正しい搾乳手順を励行し、乳房炎の発生を予防する。

・発情予定牛のリストアップと観察を強化励行し、発情発見に努める。

をあげ、暑熱対策、乳質管理、繁殖管理、放牧管理、農場の衛生管理、夏場の節電対策における、留意点をまとめている。

 

「草地」では、今月の重点項目として、

・1番草刈り取り後の施肥は、草種に応じて適期に行なう。

・自給肥料は、肥料成分含有率を推定し、肥料換算量に応じた科学肥料の減肥を行なう。

・2番草の刈り取り時期は、チモシー主体草地で1番草刈り取り後55日、オーチャードグラス主体草地で45日、アルファルファおよびリードカナリー主体草地では40日を目途とする。

をあげ、ロールベールの保管・収納、施肥管理、2番草の刈り取り時期、新播草地の雑草管理および簡易更新、放牧地の管理における、留意点をまとめている。

 

詳しくは、北海道農政部・技術普及課のホームページへ

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