小椋氏・藤原氏・伏見氏に宇都宮賞

2015 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 5:49 PM ニュース

宇都宮賞

北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の命日に当たる3月1日、宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は札幌市内で「第47回 宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、北海道酪農の発展に貢献してきた功績者を表彰するもの。

今回の受賞者は、酪農経営の部で小椋幸男氏・上士幌町(63歳)、藤原正博氏・小清水町(64歳)、酪農指導の部で伏見悦夫氏・大樹町(74歳)。
3氏の主な功績は、1月9日付けDJニュース参照。
受賞の挨拶で3氏は以下のように語った。

小椋氏=「家業の酪農を継ぐにあたり恵庭市の福屋牧場でご指導いただき今日の自分がある。法人を設立してからここまで来られたのは、JA上士幌町をはじめとする多くの関係機関、全国の仲間、そして妻の支えのおかげである」

藤原氏=「土・草・牛作りにコツコツと励んできた家族経営が評価され、この上ない大きな喜び。種々の事業が展開できたのは、共進会などで出会った多くの人達と、いつも勇気づけてくれた妻のおかげである」

伏見氏=「このたびの受賞は家内をはじめ家族にとって大きな喜び。北海道酪農振興町村長会議のメンバーはじめ多くの関係者から推挙していただいたことに感謝している」

乳量トップは富良野市で1万1257kgーー北海道乳検

2015 年 2 月 27 日

Filed under: — djito @ 3:58 PM ニュース

北海道酪農検定検査協会は2月27日、昨年(平成26年1~12月)の年間検定成績をまとめた速報値を発表した。

経産牛1頭当たり乳量は9088kg(前年比-17kg)、乳脂率は4.02%、乳蛋白率は3.32%、無脂固形分率は8.81%、体細胞数は21.3万、リニアスコアは2.6だった。
分娩間隔は430日(同-2日)、初産分娩月齢は25カ月だった。
検定組合別で乳量トップは富良野市で1万1257kg(検定酪農家16戸・平均頭数119.8頭)だった。

乳量階層別戸数比率は、1万1000kg以上は233戸・5.2%(前年222戸・4.9%)、1万kg以上は639戸・14.4%(同672戸・14.7%)、9000kg台は1174戸・26.4%(同1233戸・27.0%)、8000kg台は1111戸・25.0%(同1138戸・25.0%)、7000kg台は799戸・18.0%(同826戸・18.1%)、6000kg台は371戸・8.3%(同347戸・7.6%)、6000kg未満122戸・2.7%(同123戸・2.7%)。

北海道の今年度の牛群検定実施状況は1月末現在で、検定酪農家4498戸(普及率73.4%)、検定乳牛頭数34万8136頭となっている。

平成26年度家畜診療等技術全国研究集会授賞式

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,発表会

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2月26〜27日都内で、平成26年度家畜診療等技術全国研究集会が開催された。今回の農林水産大臣は、「傍正中切開による子牛の尿膜管摘出手術」を発表した兵庫県の笹倉春美氏(NOSAI兵庫 阪神基幹家畜診療所)が受賞した。農林水産省経営局長賞は、北海道・小川輝氏、山形県・矢口尚子氏、宮城県・坂井靖氏、鹿児島県・内山健太郎氏、新潟県・広井信人氏、北海道・西川晃豊氏の6名が受賞。吉田賞は愛媛県・杉山美恵子氏、奨励賞は宮崎県・上松瑞穂氏、岡山県・若槻拓司氏が受賞したほか、11名に農業共済協会長賞が贈られた。

今後は新モデルにて評価

2015 年 2 月 25 日

Filed under: — admin @ 1:45 PM ニュース

家畜改良センターは2月24日、乳用牛遺伝的能力評価2015-2月の評価結果(国内種雄牛分)を公表した。新たに7頭の新規種雄牛が総合指数上位40位以内にランクインした。なお、上位20位以内については、前回(2014-8月)と比べ、大きな順位変動はなかった。

供給可能種雄牛についての評価報告で、上位3位は乳器や肢蹄、乳用強健性などのポイントが高く、乳代効果や長命連産効果においても高めの評価となった。
第1位はNLBC ペリクレース オーソン ETで総合指数+3381
第2位はグリーンハイツ レガリア ETで総合指数+3327
第3位はストーン フインリー バーンズ ETで総合指数+3078

なお、2015-2月評価より泌乳形質および泌乳持続性の遺伝的能力評価(遺伝評価)モデルを、多産次変量回帰検定日モデルに変更した。新しい遺伝評価モデルでは、産次ごとの遺伝能力曲線や遺伝的能力の違いを考慮して評価することができるとのこと。詳しくは同センターHPをご覧ください。

肢蹄改善ニュースレター 根室生産連・根室農業改良普及センター

2015 年 2 月 20 日

Filed under: — djito @ 2:40 PM ニュース,未分類

肢蹄改善ニュースレター

根室生産連や根室農業改良普及センターなどでは「肢蹄改善ニュースレター」を作成し、根室管内の酪農家に配布している。
最近発刊された「肢蹄改善ニュースレター vol. 2」によると、肢蹄に問題を抱える乳牛の39%が蹄病であり、趾皮膚炎(DD)が66%、蹄底潰瘍が27%であったとの調査報告が示されている。
また、肢蹄のモニタリングに役立つ「蹄冠・飛節スコア」、蹄浴の方法、蹄底潰瘍対策とルーメンアシドーシスの関係なども、わかりやすく解説されている。
配布されているニュースレターはA4判・カラー4ページで、ラミネート加工されているので水に濡れても大丈夫。
PDF版は根室農業改良普及センターのホームページからダウンロードできる。

供給目標数量102.7%:中酪

2015 年 2 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:00 AM ニュース

中央酪農会議(以下、中酪)は2月12日都内で、第338回理事会の記者レクを開催した。本記者レクによると、平成27年度以降の生乳計画生産・需給安定化対策については、現下の厳しい酪農経営の実態、生産基盤の弱体化および生乳需給のひっ迫などの状況を踏まえ、1.平成27年度以降3年間、生乳の増産・維持を基本とする中長期計画生産対策とする、2.万一生乳需給が緩和した場合の過剰回避対策(セーフティネット対策)を構築する、3.中酪は指定団体と連携のうえ、酪農家の経営改善と生産性向上に資するよう、地域段階での生産基盤強化の取り組みを支援する、以上の基本的な考え方により実施するとした。
平成27年度供給目標数量は、26年度実績見込み比102.7%を設定し、指定団体に配分するとのこと(平成26年度供給目標数量実績見込み:6587千t)。

ヨーグルト市場の活性化を:明治新商品発表会

2015 年 2 月 4 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 12:00 PM ニュース,新商品

(株)明治は2月3日都内で、市乳部門2015年春夏新商品発表会を開催した。新商品発表会にあたり、代表取締役社長川村和夫氏は「現在、日本の酪農乳業界では生乳生産量の減少に歯止めがかかっていない。そうしたなかで弊社は生乳基盤の回復を目的に来年度の生乳取引価格を引き上げることで、指定生乳生産者団体と合意をした。また円安や原材料コストの上昇といった事態に対応していくために、4月1日より市乳商品の価格改定を実施することになり、消費者の皆様にはご理解いただけるようお願い申し上げる。今後も(株)明治は、より一層の企業努力を続け赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層のお客様へ、美味しさ楽しさの世界を広げ健康安心への期待に応えて行くことを使命とし、食新市場に一歩先行く価値を作り続けていく」と挨拶で述べた。

本発表会では新商品として、以下の3商品が紹介された。

「明治プロビオヨーグルトPA-3」
:「LG21」「R-1」に続く第3弾として、プリン体への可能性に着目して選び抜いたPA-3乳酸菌を配合したヨーグルト。日頃プリン体を気にして生活している人をターゲットとしている。
4、明治プロビオヨーグルトPA?3(112g)

「アミノコラーゲンヨーグルト」
:美容コラーゲンブランド「アミノコラーゲン」とLB81乳酸菌を組み合わせた“おなかからおいしく潤う”ヨーグルト。おいしく毎日手軽に続けられる甘さ控えめ、脂肪ゼロタイプ。
1、アミノコラーゲンヨーグルト(75g×4)

「ザバスミルク」
:日々の健康管理や体系維持のためにスポーツドリンク感覚でミルクプロテインを手軽に美味しく摂取できる、グレープフルーツ風味の爽やかで甘酸っぱい新感覚乳飲料。
7、ザバスミルク グレープフルーツ風味(430ml)

国内飼料をもっと活用するーー酪総研シンポジウム

2015 年 1 月 28 日

Filed under: — djito @ 8:55 PM ニュース

酪総研シンポ

雪印メグミルク 酪農総合研究所は1月28日、札幌市で「平成26年度 酪総研シンポジウム」を開催した。
北海道内外から、酪農家をはじめ関係機関、研究者など約280名が参加した。
今回のテーマは「乳牛飼養管理技術の向上~日本型飼養管理の方向性~」で、農政の方向性、乳牛のモニタリングの有効性、自給飼料を有効活用するための乳牛栄養学などに焦点を当て、3題の講演が行なわれた。

農水省 畜産部 畜産振興課・小林博行課長は「わが国酪農施策の展開方向について~飼養管理および飼料生産を中心として~」と題して、農水省が現在進めている内容を紹介した。

雪印種苗 技術推進室・松本啓一室長は「乳牛のモニタリングの活用事例」と題して、ボディコンディション・スコア(BCS)、ロコモーション・スコア、糞洗いについて、その見方と現地事例を紹介した。

酪農学園大学ルミノロジー研究室・泉賢一准教授は「濃厚飼料削減への近道~基礎から飼料給与への応用~」と題して、輸入飼料穀物減らし、乳量を減らさずに効率を上げるという、新しい循環酪農の提案と、その研究成果を紹介した。

※詳報はDairy Japan 3月号で

生乳生産量、前年並みの見込み:Jミルク需給見通し

2015 年 1 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM ニュース

Jミルクは1月23日都内で、「平成27年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと今後の課題について」を発表した。Jミルクの前田浩史専務理事は「26年度は生乳生産量の減少に歯止めがかからず、とくに乳製品需給がひっ迫した状況が続いた。バターの需要期においてはフレッシュバターが不足する状況となり、消費者、ユーザーの方々にご迷惑をおかけした。一方で、こうした乳製品の需給ひっ迫、バター不足が、わが国の酪農生産の厳しい現状を反映しているということで、多くの国民から関心を受けた。27年度はこうした需給ひっ迫によるマーケットの混乱がないようにすることが大きな課題である。生乳生産をどのようにして回復させるのか、懸命な努力は続いているものの、すぐに大きな増加傾向となるには難しい現状であり、27年度も需給ひっ迫が続く状況となる見込み。そうしたなかで適切な需給対応を業界としてもしっかりとやり、国に対しても然るべき対応をとっていただき、牛乳乳製品の安定供給に努めていきたい」と挨拶で述べた。

発表によると26年度の生乳生産量は、年度計で北海道・都府県ともに25年度を下回る見通しとなっている。この背景として、為替円安に伴う飼料・生産資材価格の高騰による経営圧迫や高齢化の進行、担い手の確保困難による離農増加に加え、TPPによる将来不安からの投資停滞があげられる。

27年度の生乳生産量は、北海道では生産の主力となる2~4歳の乳牛頭数が前年度を超えることから26年度を上回るが、都府県では引き続き減産基調が続き26年度を下回る見通し(北海道387万1000t、前年比101.3%、都府県346万2000t、同98.6%)。その結果、全国の生乳生産量は、ほぼ前年並みと見込まれる(733万3000t、同100.0%)。

また、27年度の乳製品の生産量は、脱脂粉乳・バターともに26年度を上回るものの、国内生産量だけでは需要量を下回る状況が続くと見通される。

優良登録員11名を表彰 北ホル農協

2015 年 1 月 22 日

Filed under: — djito @ 6:53 PM ニュース

優良登録員表彰式S

北海道ホルスタイン農業協同組合と日本ホルスタイン登録協会北海道支局は1月22日、札幌市内で「第40回 優良登録員表彰式」を開催した。
同組合は、北海道内で長年にわたり登録業務に精励している登録員のなかから毎年、関係団体からの推薦を得て表彰している。

同組合の齋藤眞澄専務理事は挨拶で、「北海道は酪農生産基地としての役割がある。少しでも多くの雌牛を生産し、都府県に供給していかなればならない。性選別精液による雌牛の登録は右肩上がりで1割を超えている。こうした状況を見通しながら、これからも登録、体型審査、牛群検定の、より一層の普及推進を図っていきたい」と述べた。

今年度の表彰者は以下の11名(敬称略)。
横田修(サツラク農協)、松本眞一(空知中央共済)、渡邊明宏(北はるか農協)、白川潤(函館カウクリニカルサービス)、上田博行(音更町農協)、佐藤仁勅(本別町農協)、鈴木茂(浜中町農協)、西原豊浩(釧路地区共済)、川井武志(道東あさひ農協)、田口勝広(オホーツク共済)、熊谷茂雄(サロベツ家畜人工授精センター)。

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