酪農・乳業を応援する「酪農フォトコンテスト」開催 酪農学園大学

2020 年 9 月 1 日

Filed under: — djito @ 10:45 AM ニュース

コロナ禍で、全日本ホルスタイン共進会の開催中止、牛乳・乳製品の需給バランス悪化など、酪農・乳業界に大きな打撃が生じているなか、酪農学園大学(北海道江別市)は、酪農・乳業界を応援するため「酪農フォトコンテスト」を開催する。
酪農業界がもっと元気になれる作品、酪農の魅力や牛の魅力、牛乳・乳製品の魅力が伝わる作品を募集する。

●部門・テーマ・応募資格
□酪農家部門:自慢の乳牛、牧場の風景など
□未来の酪農家部門:自慢の乳牛、牧場の風景など(学校の牛や風景も可)
□一般部門:酪農・乳業に関連するもの
□牛グッズ部門:自慢の牛グッズ

●賞
□最優秀賞(1点):図書カード5万円ぶん、酪農学園大学オリジナル乳製品セット
□部門賞(各1点、計4点):図書カード2万円ぶん
□参加賞:酪農PLUSマスコットキャラクター「サンディー」グッズ

●応募方法
写真プリント(郵送)または電子データ(応募フォーム)

●募集締切
11月30日(月)
※詳細は以下の特設サイトへ。
https://exc.rakuno.ac.jp/photo2020.html

ファームノート 下村瑛史氏が代表取締役に

2020 年 8 月 31 日

Filed under: — djito @ 11:12 AM ニュース

クラウド牛群管理システム「Farmnote Cloud」や牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」などを開発・提供をしている株式会社ファームノート(本社:北海道帯広市)は、9月1日付で代表取締役が交代し、下村瑛史氏が就任する。

下村瑛史氏は2014年にファームノートへ入社。全国の生産者との関係作りに力を注ぎ、信頼を得てきた。
2016年には北海道セールスマネージャーとして重要商圏の事業成長に貢献。
2019年には取締役 専務執行役員に就任し、事業全体を統括。
累計利用ユーザー数4400件、牛の利用頭数では国内登録数10%超の42万頭(2020年8月末現在)まで事業を成長させた。

前代表の小林晋也氏は代表取締役を退任し、株式会社ファームノートホールディングス代表取締役 兼 株式会社ファームノートデーリィプラットフォーム代表取締役として、グループ全体のビジョン・長期戦略の構想と策定、グループ経営の統括、グループ全社員に対するリーダーシップ開発・マネジメント育成などに注力し、事業と人の成長に貢献していく。

酪農作業マニュアルのひな形「デーリィNavi」無償提供サービス開始 全酪連・ホクレン・釧路農協連

2020 年 8 月 19 日

Filed under: — djito @ 9:00 AM ニュース

作業する人(あるいは牧場)によって結果が違う――これは酪農現場“あるある”の一つであり、それが生産性の格差を生む大きな原因となっている。この課題を解消しようと、全国酪農業協同組合連合会、ホクレン農業協同組合連合会、釧路農業協同組合連合会の三連合会が協力して数年かけて作成してきた、書き換え自由な酪農場の作業マニュアル「デーリィNavi」が完成し、無償提供サービスを始めた。

その「デーリィNavi」とは、酪農場の8項目(搾乳、繁殖、分娩、子牛、乾乳、給飼・水、蹄、農場衛生)における「作業標準書」のテンプレート(ひな形)。Microsoft・Wordファイルで作成されており、それを自分の酪農場に合わせて書き換えることで、わが家(農場)の作業マニュアルが簡単に作成できる。

「デーリィNavi」を活用して遵守することにより、作業結果のバラツキが大幅に抑えられ、生産性や安全性の向上につながることが期待される。また、作業者同士のコミュケーション、新人教育のみならず、親子や夫婦など長年一緒にやっている作業の共通認識を生むこともできる。

なお、「デーリィNavi」は、デンマークのSEGES(農業アドバイザリーサービス)が発行・活用して成果をあげている作業標準書を参考に、日本の酪農場の実情に応じて編集して作成されたもので、先の三連合会が版権を得ている。

「デーリィNavi」を運営する三連合会のプロジェクトチームは、「デーリィNaviを活用して、作業を標準化することのメリットを、ぜひ実感していただきたい。書き換え作成に際しては、農場に関わっている農業改良普及員や関係機関、企業の方々も支援、協力していただけたら、よりメリットが高まるはず」と普及効果を期待している。

「デーリィNavi」を入手するには、以下の専用ホームページにアクセスする。
http://946nokyoren.or.jp/dairynavi/

農水省「農作業安全ポスターデザインコンテスト」で伊藤沙智さん(酪農後継者)作品が最優秀賞に

2020 年 8 月 18 日

Filed under: — djito @ 6:42 PM ニュース

農水省が主催する「農作業安全ポスターデザインコンテスト」で、Dairy Japan誌で連載「酪農学習シート」の作者である伊藤沙智さん(北海道留萌管内苫前町の酪農後継者)の作品が、今年の農水大臣賞(最優秀賞)に輝いた。

同デザインコンテストは、農作業安全に対する国民意識の醸成および効果的な対策の推進を図ることを目的としたもの。
農水大臣賞作品は、農水省で作成する「秋の農作業安全確認運動」のポスターデザインに採用され、安全意識の啓発活動に活用される。
受賞作品は農水省ホームホームページ(以下)で見ることができる。
https://www.maff.go.jp/j/press/seisan/sizai/200818.html

作者の伊藤沙智さんは、「誰でもわかりやすく、を意識してデザインしました。たくさんの人に見てもらって、1件でも農作業事故が減ってほしいです」と話している。

新型コロナ禍における酪農乳業の対応を特集

2020 年 8 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 9:30 AM ニュース

Jミルクは「Jミルクリポート」夏号(第37号)を発刊した。「Jミルクリポート」夏号では特集「ミルクバリューチェーン」で、新型コロナウイルス感染症に伴うミルクサプライチェーンの混乱に対して、酪農乳業の現場がとった対応をまとめている。
特集「ミルクバリューチェーン」では愛知県・中央製乳、埼玉県・戸田乳業、茨城県・筑波乳業の3社について、生乳需給調整能力や販路の多角化、感染防止対策といった観点からそれぞれの取り組みを紹介している。

わずか1日10gのミルクプロテインで60歳以上の筋肉量を増加させる 帯畜大

2020 年 8 月 5 日

Filed under: — djito @ 6:11 PM ニュース

帯広畜産大学の浦島匡教授・村田浩一郎准教授らと株式会社明治の共同研究グループは、低~中強度の運動トレーニング実施下における1日10gのミルクプロテインの継続摂取が、60歳以上の成人男女の筋肉量を増加させることを確認した。
これまでも蛋白質の継続摂取による筋肉量の増加を報告した研究例はあったが、いずれの研究においても摂取量が多く、日常生活での継続という点で課題があった。
しかし本研究では、1日10gという少量のミルクプロテインの摂取で、成人男女(60歳以上)の筋肉量が増加することを確認した。

ささえあ製薬・京都微研合同学術セミナー:Web開催

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:51 AM セミナー開催案内,セミナー開催告知,ニュース

ささえあ製薬は10月、「ささえあ製薬・京都微研合同学術セミナー」をインターネットにて開催する。
「牛の疾病対策を考える」をテーマに以下の2公演が行なわれる予定。

【概要】
日程:10月21日14:00~17:00(YouTubeによるライブ配信)
10月22日00:00~24:00(録画配信)
主催:ささえあ製薬(株)
テーマ:「牛の疾病対策を考える」
    「BVD対策の課題」迫田義博教授(北海道大学獣医学部)
    「生産性を上げる疾病対策のポイント」上松瑞穂所長(NOSAI宮崎・生産獣医療センター)
参加費:無料
※参加希望者は10月9日17:00までにささえあ製薬ホームページのニュースリリース内セミナー案内より事前登録をする。登録後聴講用パスワード等を連絡。

【問い合わせ】
(株)微生物化学研究所 管理部業務物流課 担当:鈴鹿
TEL 0774-22-4519 FAX 0774-22-4568

検定情報活用誌G1『母牛子牛の健康管理2』発刊 北酪検

2020 年 8 月 3 日

Filed under: — djito @ 10:21 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は、検定情報活用誌G1『母牛子牛の健康管理2 -離乳期、呼吸器感染症対策、育成期の注意点-』を発刊し、北海道内の検定農家および関係機関に配布した。
同誌は、大塚浩通准教授(酪農学園大学 獣医学群獣医学類 生産動物内科学1ユニット)が執筆。離乳前後からその後の子牛の健康管理について整理するとともに、感染症の予防効果が得られるワクチンの接種方法など、免疫抵抗力を高め、ストレスから子牛を守る、感染症に強い子牛にするための考え方を紹介している。A4判・36ページ。
なお、希望者は実費(1部300円)で購入できる。
【問い合わせ】
北海道酪農検定検査協会 乳牛検定部 検定課
TEL 011-271-6057

「第11回 北海道農場HACCP研究会」は開催中止

2020 年 7 月 15 日

Filed under: — djito @ 8:22 AM ニュース

北海道農場HACCP研究会(会長・鈴木正氏)は、今年11月10日に帯広市で開催を予定していた「第11回 北海道農場HACCP研究会」について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を中止することとした。
なお、来年は11月に改めて開催を予定している。

酪農家戸数は1万4400戸、乳牛頭数は135.2万頭 畜産統計

2020 年 7 月 13 日

Filed under: — djito @ 3:07 PM ニュース

農水省は7月10日、畜産統計(令和2年2月1日現在)を発表した。

乳用牛の全国飼養戸数は1万4400戸、全国飼養頭数は135万2000頭、1戸当たり飼養頭数は93.9頭となった。
飼養頭数の内訳は、経産牛は83万9600頭、未経産牛は51万2700頭となった。

地域別の飼養戸数、飼養頭数は以下。カッコ数字は全国割合(%)。
北海道:5840戸(40.6)、82万900頭(60.7)
東北:2080戸(14.1)、9万9200頭(7.3)
北陸:284戸(2.0)、1万2400頭(0.9)
関東・東山:2710戸(18.8)、17万2400頭(12.8)
東海:607戸(4.2)、4万8500頭(3.6)
近畿:434戸(3.0)、24万6000頭(1.8)
中国:629戸(4.4)、4万7600頭(3.5)
四国:305戸(2.1)、1万6900頭(1.3)
九州:1410戸(9.8)、10万5500頭(7.8)
沖縄:66戸(0.5)、4300頭(0.3)

なお、今回の調査から、従来実施してきた飼養者を対象とした統計調査を廃止し、新たに、牛個体識別全国データベースなどから集計する方法に変更したことから、「前年比」は出されていない。

ちなみに、前年の全国飼養戸数は1万5000戸、全国飼養頭数は133万2000頭、1戸当たり飼養頭数は88.8頭だった。

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