収穫が大幅に遅れた牧草・トウモロコシ:北海道

2009 年 10 月 22 日

Filed under: — djito @ 10:39 AM 未分類

北海道農政部は19日、今年度最後の農作物の生育状況を発表した。
それによると10月1―15日の道内の、サイレージ用トウモロコシの収穫作業は平年より大幅に遅れて「遅7日」だった。
主要産地別では、渡島が「遅8日」、網走が「遅10日」、十勝が「遅5日」だった。

今年のサイレージ用トウモロコシは、夏場の天候不順、また地域によっては「すす紋病」の発生も見られ、品質低下および収量不足が懸念されている。

また今年は牧草も、生育・収穫時期の天候不順により、1番草は「遅4日」、2番草は「遅7日」であったことから、品質低下および収量不足が懸念されている。

平成22年度農林水産予算概算要求の骨子まとまる

2009 年 10 月 16 日

Filed under: — admin @ 10:16 AM 未分類

農林水産省は10月15日、平成22年度の予算概算(暫定)をまとめ、
公表した。

重点事項を、
1 戸別所得補償制度のモデル対策
2 食料供給力の向上対策
として、
22年度要求額は総額2兆4071億円(前年比94%)。
別に戸別所得補償制度モデル事業予算として3444億円が計上されている。

酪農関係では、家畜伝染病予防費35億9000万円(消費・安全局)、強い農業づくり交付金215億7800万円(生産局)、農畜産業機械等リース支援事業46億800万円(同)、飼料増産総合対策事業58億7600万円(同)、加工原料乳生産者補給金交付事業等157億7400万円(同)、国産チーズ供給拡大・高付加価値化対策事業29億2700万円、
などがあげられた。

国産チーズの応援団:モスバーガー

Filed under: — maetomo @ 7:19 AM 未分類

大手ハンバーガー・チェーン「モスバーガー」(モスフードサービス)は一昨日(14日)から、国産食材にこだわるシリーズ・第3弾として、「北海道産チーズ」を使用した、とびきりハンバーグサンド「チーズ」と「きのこと根菜ソテー&チーズ」を発売しています。

早速、食べました。
美味しいー!
北海道生乳100%で作られたチーズを使用した、モスのオリジナル・チーズだそうです。

そして同社のHP(http://www.mos.co.jp/cp/tobikiri/091014/)を見ると、
「あなたはまだ、日本のチーズを知らない。」
「これが、日本のチーズだ。」
という見事なキャッチフレーズが目に飛び込んできます。

強力な「国産チーズの応援団」、うれしいですね。

最高位賞に日本農業実践学園出品牛:第27回茨城県B&Wショウ

2009 年 10 月 14 日

Filed under: — admin @ 7:34 PM 未分類

10月14日(水)、第27回茨城県B&Wショウが開かれた(主催:県酪連など)。
審査員は半澤善幸氏(酪農家、宮城県)。

☆最高位・経産インターミディエイトグランドチャンピオン・3才級の部1位&BU
NNJ ダンデイー ルーシー(父:レーガンクレスト ダンデイー ET)
水戸市 日本農業実践学園

☆経産シニアグランドチャンピオン・5才以上の部1位&BU
ローズファーム DDJ フューチャー(父:モーリン ストーム ET)
高萩市 長田重信氏

☆未経産牛グランドチャンピオン・18月以上21月未満の部1位
リンデン マーベック ロイ チャンピオン(父:カルブレットアイ HH チャンピオン ET)
水戸市 鯉渕学園

☆経産シニアリザーブグランドチャンピオン・5才以上の部2位
ビューテイー ルドルフ ダーハム(父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
水戸市 鯉渕学園

☆経産インターミディエイトリザーブグランドチャンピオン・3才級の部2位
ビューテイー ルドルフ ダーハム チャンピオン(父:カルブレットアイ HH チャンピオン ET)
水戸市 鯉渕学園

☆未経産牛リザーブグランドチャンピオン・21月以上24月未満の部1位
グリーンエンジェル アドベント イブ RED(父:KHW カイト アドベント レッド ET)
常陸太田市 里美共同模範牧場

なお、組合対抗の部では、茨城県北酪農協B(3頭1組)が1位に選ばれた。

写真は3才級の上位牛。左端が最高位賞牛。審査に当たった半澤氏は
「最高位牛は、乳房の質・形状ともに、今日の出品牛の中で一番良かった。
3才級として十分な可能性をもったショウスタイルの牛だ」と評した。 

3年以内の統合をめざす

2009 年 10 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 9:23 AM 未分類

?雪印メグミルク株式会社 中期経営計画発表

 雪印乳業株式会社と日本ミルクコミュニティ株式会社が設立した共同持ち株会社「雪印メグミルク株式会社」は10月8日、中期経営計画を発表した。同社は3年以内に雪印乳業株式会社と日本ミルクコミュニティを統合する。

 中期経営計画では、5年後(統合後)の目標売上高を5800億円(平成20年度は5110億円)、目標営業利益を200億円(同124億円)と設定した。

 発表の席上、高野瀬忠明代表取締役社長は、「昨年来の世界的な経済環境の大きな変動のなかで、企業経営のかじ取りはますますむずかしくなってきている。雪印メグミルクグループはこの経営統合を新しいスタートとして、ミルクの新たな価値を創造し、ミルクの中に未来を見つめ、常に挑戦を続けていく」などと抱負を述べた。

便利な手作りサブパーラー

2009 年 10 月 8 日

Filed under: — maetomo @ 2:26 PM 未分類

十勝管内のN牧場は、フリーストール牛舎を建てる前の増頭中、ここの連動スタンチョンに繋いで、エア管を長く引っ張って、バケットミルカーで33頭くらいまで搾っていたそうです。
そして育成舎にした今、一画をホスピタルペンにし、サブパーラーとして治療牛(もしくはショウカウ)を搾乳しています。

真空ポンプや調圧機は、酪農を辞めた農場からもらってリサイクル。
真空ポンプは当初は下に置いていたそうですが、作業の邪魔になることから、この位置に取り付けたそうです。
「下に置くよりも、ここに置けばまっすぐ管が行くから(曲がりゼロ)、むしろこのほうが楽です」とのことでした。

「週休2日」体制にするために

2009 年 10 月 2 日

Filed under: — maetomo @ 6:04 AM 未分類

網走管内N牧場は、新たなパーラーを建築中。
さらに、この秋から、中国人研修生2名を受入るそうですが、その目的がユニークです。
というのは、「週休2日」体制にしよう、という計画なのです。

N牧場は、経産牛200頭、未経産牛120頭。
労働力は、スタッフを含めて6人です。
そこに中国人研修生2名を加え、「週休2日」となるようにローテーションを組む計画です。

ただし、「週休2日」を望むかどうかは、中国人研修生(技能実習生)も含めて、本人の希望しだいです。
つまり、「休日数は最小でいい」と希望すれば、その分、ボーナスとして賃金がもらえる仕組みにするそうです。

ホクレン家畜市場:9月の初妊牛相場は49万7000円と高値で推移

2009 年 10 月 1 日

Filed under: — djito @ 11:59 AM 未分類

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・9月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

9月については、導入需要が継続するなか、例年に比べ出回り頭数は少なく、平均価格49万7000円(前月に比べて1万2000円安・前年同月に比べて8万円高)と高値で推移している。

10月については、下牧時期となることから出回り頭数の増加が予測されるが、生乳生産量確保に向けた導入需要が見込まれることから、保ち合いでの価格推移が予測される。

酪農教育ファーム活動 着実に定着

2009 年 9 月 28 日

Filed under: — maetomo @ 9:53 AM 未分類

 (社)中央酪農会議は9月25日、「平成20年度 酪農教育ファーム認証牧場に対する受入実態調査結果」を公表した。これによると、全国257牧場のうち20年度に受入を行なった牧場は188牧場で、受け入れ団体数は2万8705団体、受入人数は70万5568人で前年度を1万5000人程度上回った。
※20年度調査より「観光牧場などにおける来場者数は“体験人数”にカウントしない」など調査内容を一部変更。

 中央酪農会議では、「“食”や農林水産業に対する社会的関心の高まり、学校教育における“食育”“いのちの教育”の重要性が認識され、体験学習活動の需要が高まったことが要因」としている。

 なお、受入団体のうち「幼稚園・保育園」「小学校」「中学校」など教育機関の受入数が前年度を上回っており、教育機関の関心の高さが伺われる。

?

矛盾が深刻化するであろう「農地問題」と「外国人労働者問題」

2009 年 9 月 25 日

Filed under: — maetomo @ 12:10 AM 未分類

9月11日付でご紹介した神門善久教授(明治学院大学経済学部)。
日本の農業に対して、もう一つ重要なことを話されていました。
以下が、そのMEMOです。

農業において制度改革や法律改正が行なわれる場合、あまり時間を要しないものもあるが、非常に時間を要して、根本から見直さなければならないもの、頭を切り替えなければならないものもある。
そして、なかには、表面のみを取りつくろい、問題解決を先送りして、お茶をにごしているものもある。
すると矛盾がますます深刻化していく。
その代表例が「農地問題」と「外国人労働者問題」である。

農地問題については、以下のように話されていました。

農地を、原則として誰でも自由に借用できることを目的に、今年6月に成立した改正農地法は大きな問題がある。
農地の不正利用が、さらに増加される恐れが現実となったからである。

外国人労働者問題は、外国人研修制度も含まれます。
本日発刊のDairy Japan10月臨時増刊号「人を活かす 酪農場マネジメント」には、「外国人研修制度を上手く利用するためには」と題した、受入機関・札幌南国際事業協同組合のインタビュー記事が盛り込まれています。
ご期待ください。

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.