培養検査の一コマ

写真は先日おじゃましたエムズ・デイリー・ラボで撮影した一コマです。バルク乳などの培養検査をするラボ内で、複数の培地を使ってサンプル乳の培養検査をする現場です。

少し見にくいですが、机上にガスバーナーの炎が見えます。なぜ、ガスバーナーを炊くのでしょうか?

その答えは空気中に混在するチリや細菌など(浮遊塵、浮遊細菌など)が培地に落下することを防ぐためです。培地の脇でガスバーナーを炊くことによって上昇気流を起こし、これらの落下による混入を防ぎ、精度の高い試験を行なっています。

バルク乳スクリーニング検査は農場に存在する乳房炎原因菌の特定のみならず、その結果から牛群管理改善の方向性を考えたり、搾乳機器類の洗浄状態なども知ることができる、いわば農場の健康診断。定期的に検査を受け、農場の現状把握と改善に役立てたいものです。

詳細はDairy PROFESSIONAL Vol.14(Dairy Japan6月臨時増刊号)で。

 

畜産現場の理想を目指して

皆さんこんにちは!

先日京都府立農芸高等学校に行ってきました。
1年ぶりの取材で、今回は「スマート農業の本格導入」がテーマです。
最先端の技術を取り入れ、将来生徒達が「農業をやってみよう!」と思うきっかけの一つになればとのこと。
「常に最先端かつ安心安全な、畜産現場としての理想の場所でありたい」と話してくれました。
詳細はDairy Japan5月号で紹介します。ぜひご覧ください。

表紙デザイン秘話

カナダ アルバータ大学・大場真人教授の待望の新刊「ここはハズせない乳牛栄養学」が4月1日に発行されます。
表紙は、このようにジグソーパズルのデザインです。

なぜジグソーパズルなのか……それは、「皆さんが持っておられる情報・知識をきちんと整理して収納できるような“本棚”を組み立てるようなイメージで、必要な情報を必要なときに、必要な形で使いこなせるような力を持っていただけるように、栄養管理の基礎を重視した内容になっています」というコンセプトに基づいたもので、大場教授の発案です。
それをデザイナーさんと練りに練って、この表紙デザインが出来上がりました。

そのコンセプトを念頭に置いて、本書を読み進めていただけたら幸いです。
ご注文はこちらから。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/120

備えあれば

写真は大分県のE牧場での一コマです。
E牧場では、写真のバルククーラーのほか、作業機器なとほとんどのモノ、設備を複数台所有しています。
これは故障やトラブルの際にも農場運営を停止させないためのリスクマネジメント。
自家発電機も設置して、定期メンテナンスを欠かしません。
みなさんの農場では、どのようなリスクマネジメントをしていますか?

待望の新刊! 「ここはハズせない乳牛栄養学」 大場真人教授(アルバータ大)

 新刊「ここはハズせない乳牛栄養学~乳牛の科学~1」を4月1日に発行!
 著者は、大場真人教授(カナダ・アルバータ大学)です。
 「ルーメン」「肝臓」「乳腺」「DMI」の基礎知識を、超わかりやすく4部構成で解説しています。
 巷にあふれている断片的な「最先端の情報」や「最新の知識」を、「現場で利活用できる」ようになってもらうための実用書です。
 必要な情報を、必要なときに、必要な形で使いこなせる力がつくように、栄養管理の基礎を重視した内容になっています。
 B5判/188頁 本体3,200円+税
 ご注文はここから