昨日、東京大学・農学部に行きました。
正門を入ってすぐに資料館があり、そこに立ち寄ってびっくり!
忠犬ハチ公の臓器の標本が展示されていました。
ハチ公は東京大学・農学部・上野教授の飼い犬で、昭和10年3月8日に亡くなり、ここで解剖検査されたそうです。
ハチ公の死因はフィラリアだったそうです。
最近よく話題に出るエコフィード(食品加工副産物)――。
昨日開催された北海道TMRセンター連絡協議会の研修会(DJニュース参照)で、栃木県那須町の那須TMR(株)の代表取締役・藤原基男氏が、その食品加工副産物の利用について興味深い提言を述べました。
「最近、食品加工副産物の値段が非常に上がっている。それは多くの人たちが副産物工場へ行き、“うちは1円高く買うから売ってくれ”と買い求めているから。つまり、同じ牛屋同士で値段を上げているということだ。この件も含めて、低コスト生産をもっと真剣に考えるべきである」
ちなみに同社では、ビール粕、茶粕、豆腐粕、醤油粕、きのこ菌床、焼酎粕…などを利用しているそうです。
雪印種苗?・本社(札幌市厚別区)の奥に「雪印バター誕生記念館」があります。
経済産業省より昨年、近代化産業遺産の指定を受けたものです。
そこを一昨日、見学させていただきました。
雪印バターは大正14年7月25日、ここで初めて製造されました。
この建物(工場)は傾斜地を利用して地下室が設けられています。
雪を蓄えた保冷庫、その冷気をダクトで送る装備もありました。
製造設備は手回しチヤーン(木製タテ型)とハンドウォーカーのみで、1回の生産量は120-200ポンド(約54-91kg)だったそうです。
大変な作業ですね。
ここで作られたバターはどんな味だったのだろう?
そしてどのように販売されたのだろう?
――と先人の苦労を偲びつつ、北海道酪農の歴史の一コマを肌で感じることができました。