子牛の今の環境温度は何度ですか?

寒い日が続いています。
北海道は昨日、各地で今季の最低気温となり、上川管内占冠村で氷点下34.4℃、十勝管内陸別町で同30.9℃、釧路管内弟子屈町川湯で同30.1℃など、道内で2年ぶりに氷点下30度台を記録しました。

2月3日付けのDJニュースにあるように、全酪連「酪農セミナー2010」が2月2日に札幌市で開催されました。
そのなかで「子牛に対する環境ストレスの影響」として、子牛の臨界温度(=体温を維持するためにエネルギーを費やさねばならない環境温度)の話がありました。

子牛の臨界低温は、21日齢以下では15℃、21日齢以降は5℃で、環境温度がそれ以下になると、暖かく保つために必要なエネルギーが増加するそうです。
逆に臨界高温は25℃で、環境温度がそれ以上になると、涼しくするために必要なエネルギーが増加するそうです。

エネルギー要求量が増加すれば、その分を補給しなければ、子牛の平均日増体は減少し、健康が損なわれます。
ちなみに体重45kgの子牛の維持要求量を代用乳粉末で見ると、気温16℃で380gに対し、氷点下18℃では730gと2倍近くになるそうです。

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