9月号の読みどころ

201309

 

まだまだ暑い日々が続きますね。

牛の体調はもちろんですが、ご自身の体調管理にもお気を付けください。

 

さっそく今月発売のDairy Japan 9月号の読みどころをご紹介します。

 

9月号のルポ特集は「周産期を上手く飼いこなすポイント」です。

分娩に際しては代謝障害の発生リスクが高くなったり、分娩後は泌乳ピークに向かって負のエネルギーバランスに陥ったり、周産期は乳牛のライフサイクル上、最も注意を要する期間といっても過言ではありません。今回は、周産期をいかにトラブルなく管理し、スムーズに泌乳ピークを迎えるか、3牧場にポイントを伺いました。

重要視している部分も工夫している部分も、牧場によってそれぞれ異なると思いますので、ぜひ皆さんの牧場と比べてみてください!

 

そして「集まれ!カウガール~愛知県酪農教育ファーム「カウガールスクール」の始まり~」は、以前スタッフブログでもご紹介しましたが、私の入社初の牧場取材の記事です。

カウガールスクールは、愛知県酪農農業協同組合が“県内の皆さんに酪農のことをもっと知って欲しい!”との思いから始めたものです。今回は知多郡の原田牧場にて、近所で働く保育士さん2人が酪農体験をした、カウガールスクール第一回目の様子を取材しました!

 

他にも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事がたくさん載っていますので、ぜひご覧ください♪

牛乳焼酎を飲んでみました!

牛乳焼酎
以前にブログでご紹介しましたが、糸島みるくぷらんとさんより取り寄せた牛乳焼酎「伊都物語」をとうとう開封しました。
ほどよい酸味がかすかにヨーグルトを思わせる上品な味わいでした。
当日は数人の呑兵衛を集めての試飲でしたが、とくに女性に大変好評でした。
牛乳焼酎「伊都物語」は下記のサイトからも購入できます。
是非一度お試しあれ!

(Written by Ryoichi Maeda)

自給飼料を活用したTMRセンター

TMR給飼
TMR給飼

写真は栃木県那須塩原市のTMRセンター「那須の農(みのり)」のTMR給飼シーンです。
同センターでは、センターで予め調製したセミコンプリートと乾草をミキサーワゴンに投入し、契約農家の元に向かいます。
農家の庭先で、自給飼料(取材時はデントコーンサイレージとイネWCS)を追加投入して、最終調製し、給飼します。
それぞれの農家で使う自給飼料の質、量が違うため、予備調製の段階で農家ごとの細かなメニューを用意しています。
詳細は、現在編集中のDairy Japan10月号で。

備えあれば

20130809

釧路管内Mさんは、繋ぎストール内で起立不能が起こったときのために、「移動式カーフジャッキ」を2年前に特注で作製しました。
起立できなくなった牛の後方から、この「移動式カーフジャッキ」を転がしていき、カーフジャッキで吊り上げるというものです。

しかし、幸いなことに、この「移動式カーフジャッキ」は一度も出動していません。
「出動しないに越したことはない。でも、これは無駄ではない」とMさんは言います。
あらゆるリスクを想定して、それらのリスクを防ぐ方策を持つ――それがプロであると感じました。

ボトルは吊り下げるのだ

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酪農家の皆さんにとっては必須のディッピング液。
それを入れるディッピング容器も、これまた必需品。
さまざまな種類がありますが、どれを使うのか、
そこには酪農家さんのこだわりがあるのかと思います。

一般的には、搾乳中に腰のベルトに引っ掛けていたり、
搾乳中に必要な物を載せている台車などに引っ掛けていたり、
各酪農家さんによってさまざまでしょう。

今回、取材でお伺いしたオホーツク管内のSさんは、
牛舎内のパイプラインを支える鉄筋などに、
1mほどの針金をS字に曲げて、写真のように引っ掛けていました。
これを搾乳と同時に場所を動かしていきます。

Sさんは「最初は腰にかけていたけど、液で汚れる。
吊り下げるようにしてからは汚れることなく、結構便利」と言います。

このように、酪農家さんのちょっとしたアイデアで、
その牧場に合い、便利なものが生まれてくるのですね。