12月号の読みどころ

12月号表紙

 

最近はだいぶ寒くなってきて、私は毎朝布団から出るのが辛いです。風邪をひいている方も多いようです。皆さんも十分に気を付けてください。

 

さて、今月発売のDairy Japan 12月号の読みどころをご紹介します。

 

12月号のルポ特集は「わが農場の交配計画」です。

 

現在、性選別精液や性判別受精卵が市場に出回り、性と種の選択肢が広がってまいりました。また、交配計画をサポートするサービスも充実してきました。地元の交配相談サービスを活用し、着実に遺伝改良を進めている農家、和牛子牛生産を取り入れて経営の多角化を図る農家、経済性の高い牛群を斉一化しながら堅実経営を目指す農家など、交配計画は農家ごとに、それぞれ違っています。

今回、交配計画について3農場を取材しました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

「獣医師の『長靴』と『衣服』を農場で用意することの効果」では、“病気は予防が大切!”ということを改めて確認させられます。しかも、ほんのちょっとしたことだけをするだけで、大きな効果が期待できます。ぜひ詳細をご覧ください!

 

10月28日~11月1日に横浜で開催されたワールドデイリーサミットについてもダイジェストで紹介しています。詳細については1月号でも紹介する予定なのでお楽しみに!

 

シリーズものでは、今月号で最終回の連載があります。「性選別精液を上手に使おう!」「考えよう“酪農家のための乳牛改良システム”」「いまさら聞けない子牛の管理 基本とポイント」の三つです。最終回をお見逃しなく!

 

他にも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください♪

デーリィ・ジャパンの歌

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 11月7日、再びカウガールスクールの取材に行って参りました。

 今回はカウガール達の職場である保育園で、子ども達に牧場体験で学んだことを伝えるというスクールでした。写真はカウガールの2人です。つなぎ姿しか見たことがなかったので、とても新鮮でした。でもこちらがいつもの姿なのです。可愛らしい保育士姿、2人とも、とても似合っていました。

  このカウガールスクールの取材で、愛知県酪の職員である飯田さんという方に、毎回大変お世話になっています。とても面白く親切な方で、一緒にいるととても楽しい方です。

 そんな飯田さんは、ご自身のお仕事とは別に、有志で「楽酪隊」というのを作っており、酪農の歌や踊りを作ったり、ブログによるウシコレやミルコレ発信しています。

 なんと今回、デーリィ・ジャパンの歌を作っていただきました!しかも2曲!!

 社員一同大喜びでした。本当にありがたいです。

 レコーディングをまだされていないということで、皆さんにお聴かせすることができなく非常に残念ですが、デーリィ・ジャパン以外の曲はここから聴けるので、皆さん是非聞いてみてください。

http://www.youtube.com/results?search_query=%E9%A3%AF%E7%94%B0%E7%BE%A9%E9%9B%84

 

 カウガールスクール第3回目の様子は、2014年Dairy Japan 1月号に掲載する予定なので、是非ご覧ください♪

世界の乳の祭典

10月28日から11月1日まで開催されたワールドデイリーサミット2013を取材してきました。今年のサミットは60カ国から約2100名が参加し、過去最大の規模になりました。

アジアや中東、アフリカの一部といった新興国の旺盛な乳製品需要にグローバル企業が目を向け、新たなマーケットへの投資を行なう姿勢などが紹介されました。こうした新興国の動向や増大する人口問題を考えると、近い将来、乳をはじめとした食料の争奪戦が来ることが安易に想像できます。だからこそ、日本の酪農基盤は将来にわたって守られなければならないのだと改めて考えさせられました。

写真は3日目の夜に開かれた「酪農家が集う会食」の模様です。クルーズ船で横浜港をクルーズしながらの会食で、約450名の酪農乳業関係者が出席しました。

バンカーサイロの「天端コーティング」でシート破損防止

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「バンカーサイロの天端コーティングは、すごくいいよ」という話を聞いて、取材しました。
場所は十勝・新得町、開発・施工者は同町の岩野建設です。
今回の取材で、「天端(てんば=部材の上面のこと)」という建築用語、初めて知りました。

同社の担当所から、試行錯誤の様子を聞きました。
コーティング素材は、合成樹脂の一種で、透湿性(通気性)、弾力性のあるもの。
施工法は、天端の角をダイヤモンド刃のサンダーで丸く削り、接着剤の下塗りを2回行なった後に、この樹脂を中塗り、上塗りと2回施します。
天端の角だけでなく、上面全体に塗布します。
するとスベスベ面に仕上がり、これならシートが被さっても摩擦による破損は防げます。

ちなみに、素材の耐用年数は7年から10年を見込んでいます。
この施工法は実用新案権を得たそうです。

より詳しくはDairy Japan 12月号をご覧ください。

DIYの目的はモチベーションアップ

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「北海道酪農技術セミナー」が10月28・29日、帯広市で開催された。

講演の一つ、「朝霧メイプルファームのチャレンジと成果」では、同牧場(静岡県、400頭搾乳)に4年前に就農し、後継者であり、現場責任者である丸山純氏が、この4年間、農場を改善すべく三つのチャレンジに取り組んだこと内容を、ビデオ映像を交えて紹介した。
その三つとは「乳房炎をなくす」「蹄病をなくす」「周産期病を解決する」で、そこには「Do It Yourself(自分達でやる)」をキーワードとした。

乳房炎へのチャレンジでは、搾乳手順や処置のマニュアル化、オンファームカルチャーを行ない、年平均4.9%だった乳房炎罹患率を0.9%に制圧することに成功した。

蹄病へのチャレンジでは、女性1人でも削蹄できる高性能の枠場を導入し、グラインダーによる削蹄を習得し、積極的に技術を習得したことにより、蹄病由来の廃用は激減し、跛行を早期発見・早期処置できるようになった。

周産期病へのチャレンジでは、フレッシュ群を新設し、観察を強化、エサ喰い・体温・血液検査などに明確な処置基準を定め、それに準拠した管理を徹底したことにより、平均ピーク乳量が3kg以上アップし、第四胃変位や代謝病が減少した。

各チャレンジおいて「Do It Yourself」を基本方針としたことで、従業員の責任感、モチベーション、牧場全体の能力がアップし、その結果、1頭当たり平均日乳量約33kgが約37kgに上がり、日出荷乳量が4tアップしたことを報告した。
そして、「乳量を上げるためにどうするかではなく、従業員のモチベーションを上げるためにはどうするか、ということに取り組むことが重要であることを痛感した。その結果として乳量が上がるというのが理想的である」と語った。