新刊「ここはハズせない乳牛栄養学~乳牛の科学~1」を4月1日に発行!
著者は、大場真人教授(カナダ・アルバータ大学)です。
「ルーメン」「肝臓」「乳腺」「DMI」の基礎知識を、超わかりやすく4部構成で解説しています。
巷にあふれている断片的な「最先端の情報」や「最新の知識」を、「現場で利活用できる」ようになってもらうための実用書です。
必要な情報を、必要なときに、必要な形で使いこなせる力がつくように、栄養管理の基礎を重視した内容になっています。
B5判/188頁 本体3,200円+税
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良質乳生産で一番大切なこととは?
みなさんこんにちは!
今日は良質乳生産をテーマに栃木県へ取材に来ています。
酪農家の皆さんは良質乳を生産するうえで一番大切なことは何だと考えていらっしゃいますか?
今回取材した酪農家さんは「牛のストレスを最小限にすること」とおっしゃっていました。
そのために牛体をなるべく綺麗に保つことを心がけているとのこと。
詳しい内容はDairy Japan5月号で紹介します。お楽しみに!
「人材」から「人財」へ

オホーツク管内のMさんは、牧場フタッフの定着率を上げるために、まず、以下に取り組みました。
1 ルール化・マニュアル化
2 怒りをがまん
3 若い求人
4 信用できる「人財」を大切にする
4については、仕事ができる・できないにかかわらず、牧場のことを本当に考えてくれているかどうかを観極めて、その信用できる「人財」に、新入社員(人材)を付けるようにしました。
そうすることで、「人材」が「人財」に育つと思ったからです。
結果は、そのとおりで、スタッフ定着率は80%以上となりました。
「会社のことをよく考えてくれる人は「人財」、まさに財産です」とMさんは言います。
※詳報はDairy Japan 4月号「ルポ特集/人材の確保と安定」で。
農場での雇用
働き方改革、人手不足、人材の売り手市場
労働環境を巡るワードがたびたびメディアに登場します。酪農場でも同様で、雇用の確保、安定雇用は農場経営にとって大きな課題の一つではないでしょうか。
先日、香川県のH牧場に、雇用についてお話を伺いにまいりました。H牧場はスタッフを牧場長を先頭に4階層の組織を作り、農場を運営しています。
Hさんは、「リーダー・サブリーダーは、自分と同じ仕事をできる人を育てることで初めて、彼らは部下に自分の引き継ぎ、自身は次のステップに進むことができるわけです。こうしたサイクルがうまく回れば新たなチャレンジができ、牧場全体がステップアップすると考えています」「スタッフがいてくれるから、心にゆとりができ、次のステップを考えられる」と組織体系のあり方を話してくれました。
人を雇うことは、そのスタッフと家族の生活を守るうえでも責任の重いこと。ゆえに、賃金の確保・増給を見据えて規模拡大や他部門の創設によって売り上げを確保することも、経営者の大切な仕事です。
今後、ますます酪農経営にとって雇用は大きな課題になるでしょう。Dairy Japan4月号では酪農場の雇用をテーマに特集を企画しました。ぜひ発刊をお楽しみに。
働きやすい・働きがいのある職場に
先日、とある酪農家へ取材に行ってきました。
テーマは「雇用確保と安定」——「会社の利益は従業員が喜んでくれるために使う。そうすることで会社は生きることができる。これをいつも頭の隅に置いています」と、その酪農家さんは話していました。4月からは有給休暇を取り入れ、今後は自己評価表を作って双方から評価できるようにしたいとのこと。従業員に長く、気持ち良く働いてもらうために試行錯誤してらっしゃることが、ひしひしと伝わってくるお話でした。
Dairy Japan4月号ので計5戸の牧場を紹介します!是非ご覧ください!