安全で快適な職場に:「こうすれば農場はもっとうまく回る」

【課題解決ミーティングの進め方】(書籍『こうすれば農場はもっとうまく回る』より)

皆さんは従業員同士、または家族間でのミーティングは実施していますか?

どのように進めたらよいのか、ミーティングを実施した結果、何につながるのかはっきりしないなんてこともあるのではないでしょうか。

著者である丸山純氏が代表を務める朝霧メイプルファームでは以下のようにミーティングを進めています。

本書では、牧場の改善やレベルアップを図る最高のタイミングは「何か問題が起きたとき」とされています。

・トラブル発生

・状況を全員に共有

・なぜ起きたか?解決策も含め全員が考える

・全員で共有し、農場としての解決案を考える

・解決案を実施する

・再度ミーティングをおこない、解決案に対して検証する

・さらなる解決案を模索する

という流れになります。

まさに「PDCA」サイクルの実践ですね。

ポイントは、トラブルを「誰かのせいにしないこと」。その人が100%悪いということはあまりなく、少なからずトラブルにつながる環境を排除することで未然に防げるということです。ミスが起こり得ない状況を作ることに意識を向けようとのことです。

『こうすれば農場はもっとうまく回る』

 

いつになっても勉強は必要

個人的なお話ですが、先日病院に行きました。医者の先生から「医療業界も情報は常に新しくなっていくので、町医者でも常に勉強をし続けなければ適切な治療ができなくなってしまう」と言われたことが印象に残りました。

過去に病院に行ったときは、「この症状はこうしておけば大丈夫!」という経験と感覚をもとにした診療が多かったような気がしていたので、なんとも新鮮でした。

何においても、同じお金や時間を使うなら、最善の選択ができるように勉強を続けておくというのは間違いなく重要だと思いました。酪農経営における選択をする場面でも、似たことが言えるのかもしれません。