ジンギスカン部屋

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取材でお邪魔したS牧場には住宅とは別に、なんと驚きのログハウスがあります。

これは、地元の森林組合でモデルハウスとして使われていたもので、
譲ってもらうことができたのだといいます。

どうやって牧場に持ってきたかといえば、トラックにログハウスをそのまま積んで、
自分の牧場まで運んできたということです。驚きました!

このログハウスを牧場に運んできてから、まだ3カ月弱。
Sさんは「牧場にこういうものがあると見栄えが良いと思う。
地域の知り合いとの集まりの場にもなりますからね」と話す。
Sさんは、知り合いなどを招いて、このログハウスで
ジンギスカンなどをして楽しんでいるとのことです。

「こうしたものを自分で持てることも農家ならではで楽しいよね」
とSさんは笑いながら話してくれました。

酪農家ならではのこと、まだまだたくさんあると思います。
また、自分の牧場だからこそできる楽しみなどもあると思います。
酪農家の皆さんには、ぜひ楽しんで酪農をしていただければ嬉しいです。

絶品ソフトクリーム!

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今月発売Dairy Japan9月号に掲載されている「カウガールスクール」の取材の後、近くにある「ミルクショップ知多農場」に連れて行ってもらいました。

 

ここでは、隣接する知多農場で搾られたジャージー牛乳を、ふんだんに使ったスイーツをたっぷり味わえます。

 

なかでもこのソフトクリームは絶品でした!まるで牛乳を食べているような、濃厚だけど後味がすっきりとしたソフトクリームで、いくらでも食べられそうなくらい美味しかったです!ほかにもヨーグルトやシュークリームなど、お腹いっぱいいただきました。

 

美味しいスイーツを食べながら窓の外を眺めると、ジャージー牛がのんびり過ごしている姿が見られます。私が行ったときは雄のガンジーもいました。また、外装が外国風で、とても素敵なお店でした!

 

皆さんも近くまで行ったら寄り道してみてください♪

自給飼料を活用したTMRセンター

TMR給飼
TMR給飼

写真は栃木県那須塩原市のTMRセンター「那須の農(みのり)」のTMR給飼シーンです。
同センターでは、センターで予め調製したセミコンプリートと乾草をミキサーワゴンに投入し、契約農家の元に向かいます。
農家の庭先で、自給飼料(取材時はデントコーンサイレージとイネWCS)を追加投入して、最終調製し、給飼します。
それぞれの農家で使う自給飼料の質、量が違うため、予備調製の段階で農家ごとの細かなメニューを用意しています。
詳細は、現在編集中のDairy Japan10月号で。

備えあれば

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釧路管内Mさんは、繋ぎストール内で起立不能が起こったときのために、「移動式カーフジャッキ」を2年前に特注で作製しました。
起立できなくなった牛の後方から、この「移動式カーフジャッキ」を転がしていき、カーフジャッキで吊り上げるというものです。

しかし、幸いなことに、この「移動式カーフジャッキ」は一度も出動していません。
「出動しないに越したことはない。でも、これは無駄ではない」とMさんは言います。
あらゆるリスクを想定して、それらのリスクを防ぐ方策を持つ――それがプロであると感じました。

十勝子牛研究会

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十勝子牛研究会(帯畜大・石井三都夫准教授会長)の第1目のバーンミーティングが7月28日に、翌日に勉強会が開催されました。

バーンミーティングは、清水町の子牛預託牧場「清流ファーム」です(Dairy Japan 2012年3月号参照)。
約550頭の子牛を常時飼養している同ファームは、衛生・飼養管理を徹底していて、昨年の死廃率は0.5%、日増体量0.95kgという好成績です。
参加者は管理内容や課題を聞き、意見を出し合いました。

翌日の勉強会では、十勝NOSAI西部診療所・古関博氏からバーンミーティングの報告、十勝NOSAI幕別家畜診療所・安岡幸氏から5月に開催された全酪連 酪農セミナーの報告が行なわれました。

さらに、日本全薬工業(ZENOAQ)学術部・後藤篤志氏から「子牛飼養管理の問題点と現場での評価方法」と題して、初乳管理、哺乳管理、離乳管理における現場でのチェック方法が解説されました。
そのなかで、
・免疫移行をモニタリングする血漿BRIX計測方法
・哺乳子牛への栄養の質・量の充足と満足感をモニタリングするHSI(Hatch Standing Index:カウコンフォートの指標であるSSIを基にしたZENOAQ独自の指標で、カーフハッチで立っている子牛の割合が20%以下を正常とする)
・離乳への移行がスムーズに行なわれ、十分な栄養をとれるルーメンに発達しているかどうかをモニタリングする「腹囲/胸囲」法(1.2以上を正常とする)
などが紹介されました。

※写真=清流ファームでのバーンミーティングの様子