周産期における乳牛の乾物摂取量(DMI)低下を少なくするために、高繊維・低エネルギーの飼料設計で、乾乳牛用TMRに以前からオーツヘイを使っている北海道十勝管内Y牧場。
「こうしたら、見事に選び喰いがなくなり、DMIがうんと増えて、乾乳牛の腹がホントに変わった。見るからに腹がパンパンに膨れて、ルーメン内はギュウギュウに詰まっている感じ」とYさんは言います。
「こうしたら」というのは、オーツヘイを細かく切断するというもの(写真)。
Yさんは2インチ(約5cm)を目安に、あらかじめ細断しておき、それをTMRミキサーワゴンに投入しています。
ちなみに、このオーツヘイを、乾乳前期用TMRには8kg、後期用TMRには4kg入れます(あとは、コーンサイレージ、グラスサイレージ、乾乳用配合)。
こうして以来、「周産期トラブルはうんと減って、産後の体調も泌乳も順調」とのことです。