リサイクル砂のベッド

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Dairy Japan 6月号「オンファーム」に、富良野市の(有)藤井牧場が一昨年に導入した「リサイクル砂のベッド」の様子をご紹介しています。
「砂のベッド」を利用している牧場は、まだ少数ながら北海道内にあり、過去にも取材してご紹介しました。
しかし、この「リサイクル砂のベッド」は初めてです。

「リサイクル砂」は、リサイクル装置である「サンド・マニュア・セパレーター」(McLanahan社製)により95%リサイクル(回収)されます。
ベッドの砂入れは専用機材(バケットサイドシューター)で、リサイクル砂をすくってきて飛ばし入れます。
砂を入れたら専用レーキで丁寧にならします。
牛達は、「リサイクル砂のベッド」で超リラックスして反芻しています。

「砂のベッド」のメリットは周知のとおりですが、
藤井さんは、「6~7産の牛達がスッと立つのを見ると、砂はすごいと改めて思う」と絶賛しています。
さらに、「飛節のスレや腫れは、あっという間になくなった」「パーチングしている(横臥を躊躇して、ベッドに前肢を乗せて長時間立っている)牛をほとんど見なくなった」とも話していました。

1人で楽々管理

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写真は静岡県掛川市の村井牧場掛川分場の搾乳ロボットです。この農場には、搾乳ロボットのほかフィードステーション、フィーダーワゴン、自動エサ寄せ機、バーンスクレーパー、自動コンポストシステムなどが揃い、ほぼオートメーションで管理できます。
牛舎のキャパシティは120頭。現在は86頭を基本的に1人で管理しています。
現在編集中の本誌7月号は、最新搾乳ロボット施設をルポしました。各社の搾乳ロボットの特徴を紹介する動画も収録します。ぜひ、ご期待ください。

牛の写真がたくさん!

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先月、高田千鶴さんの写真展「牛のまなざし」を見に行きました。

牛達のいろいろな表情を捉えており、ずっと見ていたいくらい、牛好きにとってはたまらない写真展でした♪
なにより高田さんの“牛が大好き”という気持ちが強く伝わってきました。

全国の牧場を回っているという高田さん。
これからも牛達の豊かな表情を伝えていただきたく思います!

 

ところで皆さん、今日は何の日だか、ご存知でしょうか?

 

 

 

 

正解はアイスクリームの日です!

皆さん、今日はアイスクリームを食べましょう♪

子牛の死廃:分娩事故が66%

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北海道NOSAIの家畜共済事業統計で、平成24年度年の子牛の死廃率を見ると、胎児死(子が死んで生まれる)が61%、新生児死(生まれたときは生きていたが、その後に死亡)が5%、腸炎が10%、肺炎が5%、奇形が2%などであり、いわゆる分娩事故が約66%を占めています。
このことから、乳牛生命のスタートとなる「お産」に、大きな危険が潜んでいることがわかります。

帯広畜産大学・臨床獣医学研究部門の石井三都夫准教授は、「分娩事故率〔(胎児死+新生児死)/分娩数〕が5%を超える農場の分娩管理には問題がある」と言い、その多くは難産であると指摘しています。
そして難産の原因は、産道の狭小、胎子過大、胎子失位、子宮捻転などであることから、以下に注意することを強調しています。
・寝起きのしやすい分娩房。
・しっかり分娩監視する。
・早すぎる交配は避ける。
・自然分娩を心がける(早すぎる助産をしない)。
・第2破水から初産で2時間、経産で1時間待ってから介助する。
・過度の牽引はしない。

※写真は3月18日付けDJニュースで既報「十勝酪農フォーラム2014」での石井三都夫准教授。
※関連:電子書籍「分娩事故を防ぐためのポイント」石井三都夫著、Dairy Japan 刊

カウガールスクール最終回!

 

先日、愛知県酪主催のカウガールスクールの取材に行ってきました(Dairy Japan2013911月号、20141月号参照)。今回で最終回です。

 今回のカウガールスクールは牛乳スイーツ作り!

牛乳プリンと牛乳寒天、どちらも牛乳が存分に生かされた優しい味わいでした♪CIMG2410
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その後はカウガール達による即興紙芝居、牛の出産のDVD鑑賞、ベガ(第1回目のスクールで2人が名前を付けた子牛)との久しぶりのご対面、そしてカウガールスクールの卒業式が行なわれました。

 

さすが保育士さん、即興紙芝居はとても上手でした!

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 4回の取材をとおして、カウガール達の牛乳や食べ物に対する心の変化を感じることができました。

また、私自身、このカウガールスクールの取材が初めての出張だったので、自分にとっても忘れられない良い経験となりました。

 

カウガールスクール第4回目の詳細は、Dairy Japan5月号で紹介する予定です!

ぜひぜひ、ご覧下さい♪