かわいらしい牛グッズ

メッセージボトル
栃木県那須塩原市の和泉牧場・和泉華奈さんを取材した際、かわいらしい牛グッズをいただきました。小さな薬瓶を使ったメッセージボトルです。この作品は、その彼女の手作り。現在、県内の数カ所で委託販売をする彼女の作品は、委託先からも高い評価を得ています。
酪農に家事・育児、そして趣味を兼ねた小物制作と、充実した酪農ライフを送る華奈さんの「On time & Off time」は、Dairy Japan5月号で。

《イベント情報》
sweet home +chaki 二人展
取り扱いアイテム:革小物、布小物、薬ビン、ステンドグラス風、アクセサリーなど
場所:カフェ セントロ(JR黒磯駅前)
日時:4月5~29日
時間:8:30~18:00
定休日:毎週木曜日・第一金曜日

青年部から地域活性化を

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こんにちわ!

先日は北海道だけではなく本州でも大雪で、

大変厳しい天候となった地域が多かったと思います。

それとともに、インフルエンザやノロウイルスも流行っていると聞きますが、

皆さんは大丈夫でしょうか?

さて、DairyJapanの3月号が発刊され、皆さんの手元にも届いているかと思います。

今回の「オンファーム」は北海道根室管内の計根別地域の酪農家を取材しました。

そのなかに登場する、計根別地域活性化プロジェクト「地域発信型映画制作」ですが、

これは、吉本興業主催で各地の魅力を映画として発信するというものです。

来月の3月に沖縄国際映画祭に出品されるということです。

計根別農協青年部が中心となり、「もっと計根別を知ってもらうことからスタート」とのことです。

計根別は酪農が盛んな地域で、その地域の青年部に所属する酪農家達が、

こうした地域活性化に取り組まれていること、非常に魅力的に感じます。

酪農家の皆さんには、パワフルにエネルギッシュにご活躍していただきたいと思います。

トウフ粕はサイレージ化して使いこなす

トウフ粕サイレージ

写真は静岡県の富士TMRセンターで発酵TMRなどの原料として利用される「トウフ粕」です。あらかじめ豆腐工場で乳酸菌と酵素を添加して発酵させ、サイレージ化して利用します。
トウフ粕などの水分含量の高い副産物は、変敗しやすいのがデメリットですが、こうしてサイレージ化することで、安定した品質で飼料原料として利用できます。
ちなみにこのトウフ粕サイレージ、乳酸発酵しているため、若干の酸味と甘み、そしてほのかな乳味のようなものが感じられ、チーズの元となる「カード」のような風味でした。
今月下旬に読者の皆様のもとにお届けするDairy Japan3月号の特集は、「発酵TMRを使いこなす」です。発酵TMR調製のポイントと、それを使いこなすユーザーの給与ポイント、そして発酵TMRのメリットを取材しました。お楽しみに!

光周期(light rhythm)

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冬至を過ぎ、これから徐々に日が長くなる「長日周期」なりますね。
「光」は、乳牛の生産性や繁殖性に影響することが知られています。
1日の日照時間と乳生産量には大きな関係があり、「短日周期」の季節には牛舎での点灯時刻を早め、長日条件にすることで乳量減少を抑制できることが知られています(「乳牛管理の基礎と応用」Dairy Japan刊)。

十勝管内の塚田牧場は、そうした「光周期(light rhythm)」をコントロールする照明システムを導入し、成果を上げています。
1日のうち16時間は明るく(150ルクス以上)、8時間は暗く(150ルクス以下)となるように自動制御しています。

このシステムを導入して、明らかに変わったこととして、塚田さんは以下をあげます。
1. 夕方の搾乳量が、朝の搾乳量よりも多くなった。
2. 繁殖が良くなった。
3. 牛達が気持ち良さそうに反芻するようになった。

そして、もう一つ、このシステムには想定外の効果があったそうです。
それは、「夜明けが遅い時期の朝、牛舎に行くときに、既に牛舎内が明るく点灯しているから、モチベーションがアップする」ということで、「明るいほうへ向かっていくのは気持ちがいい」と塚田さんは言います。

※詳細はDairy Japan 1月号をご覧ください。

今年もDairy Japan、そしてホームページ、Facebookをご覧いただき、誠にありがとうございました。
来年もまた、ご愛読のほど、お願い申し上げます。
皆様そして牛達にとって、来年が良い年になりますように!

改めて数字で見ると…

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12月16~18日、「オルテックデーリィスクール2013」が開催されました。
そこで、マイク・ハッチェンス氏(イリノイ大学名誉教授)が
「乾乳牛と未経産牛の飼養管理」について講演しました。

そのなかで、未経産牛の育成コストについて紹介されました。
これは今年、アメリカ・ウィスコンシン州で試算されたもので、
雌子牛が産まれてから、親牛になって乳生産開始するまでに、
1頭当たり約22万円のコストがかかっているというものです。

また、最適な乳牛の成長を達成して、最適月齢での分娩をすることができなければ、
そのぶん、育成コストが増えていくことになってしまいますね。
アメリカでは、23カ月齢に分娩することが、1番生産性が高いとされているとのことです。

こうして育成時期のトータルコストで、改めて数字を見ると、
乳生産を開始するまでの時期に、増体量含め、いかにうまく成長させるかが大切なのだと、
恥ずかしながら、再認識することができました。

これも一つの経験として、今後の記事作りに活かしていきたいと思います。