自家産乳で“うちの味”スイーツ

スイーツ1

スイーツ2

札幌市に隣接する江別市で家族酪農を営むW牧場。
奥様Yさんのケーキ・お菓子作りは“プロ並み”と評判です。
こだわりは、自分流にレシピをアレンジして“うちの味”にすること。
チョコレートの種類を変えて甘さを抑えたり、牛乳はもちろん、所属するサツラクの濃縮ヨーグルトペースト(ピュアブラン)や無塩バターをふんだんに使って、味や風味、触感などを調整したりします。

写真は取材時に用意していただいたスイーツです。
『蒸しプリン』は自家産牛乳と卵、砂糖、バニラビーンズで。
『ニューヨークチーズケーキ』はピュアブランとクリームチーズで。
おしゃれにラッピングされた『チョコレートフィナンシェ』は無塩バターがたっぷり。
どれも、まさに“プロ並み”です。

詳しくはDairy Japan 7月号で。

イベント盛りだくさん!

皆さん、おはようございます!
さて、6月は牛乳月間ですが、5月も牛や酪農に関するイベントが多く開催されました。

まずは牛展!
いたるところに牛、牛、牛! さまざまな分野で活躍するプロが集まって成し遂げられた牛展。牛好きにはたまらない展覧会でした!
自分をモデルにした牛の似顔絵を描いてくれたり、土日には劇やワークショップも行なわれ、終日大盛況だったとのこと!
美味しそうなチーズもたくさん販売されていて、お土産に買ったたまり漬けチーズはビックリするほど美味しかったです。

そして「酪農を知ろう! プロジェクト」!
日本獣医生命科学大学のサークル「牛活Jr.」の学生達が中心となり開催されたイベントです。
酪農家との交流会や酪農に関するさまざまなプロジェクトを続けていける会を作りたい――「牛活Jr.」は、そういう想いから立ち上がったサークルとのこと。企画から実行まで中心となってやり遂げた学生達の表情は、まさにキラキラと輝いていました。

いろいろな立場の人が集まって一つのことを成し遂げる――とても素敵なことですよね。なんだか無限の可能性を感じた2日間でした。

省力・低コストの育成牧場

写真は千葉県南房総市の「スノー・フィード中三原ファーム」という育成預託牧場です。同地域の酪農家とスノー・フィード・サービス、雪印種苗が「地域の酪農の労力低減とモチベーションアップ」を目指して作りました。
同地域ですでに稼働中のTMRセンターで調製した育成用フレッシュTMRを給与することで、給飼にかかる手間を省き、省力化を目指していること(将来は1人管理)、そして古電柱や整地で出た杉を製材加工して利用することで、低コストでのスタートを切ることができました。
地域ではTMRセンター、コントラクター、そして育成牧場と作業の外部化が進むことで、「搾乳頭数を増やすことができた」といったポジティブな意見を聞くことができました。
詳細はDairy Japan7月号で!

ナンボ? うちの「廃棄乳」損失額

20160520ブログ用

出荷できない乳房炎乳、出荷を控えたい体細胞数の廃棄乳――どの牧場でもあるのが普通です。
ただし、その廃棄乳量(発生量)は牧場によって、けっこう違いがあるようです。

十勝管内のW牧場はあるとき、「うちは1日、どれだけの乳を廃棄して、その損失はいくらなのだろう?」と計算して、愕然としたそうです。
以来、廃棄乳を少なくするために勉強し、情報を集め、良いと思ったことは積極的に取り組んできましたた。
今やそれらが奏功し、搾乳牛156頭の1日当たり生産乳量は6240kgで(1頭平均40kg)、平均体細胞数は6.5万/ml。
乳房炎による廃棄乳は、多いときでバケツ2杯(36L)程度です。
【詳しくは Dairy Japan 6月号で】

ちなみに平成24年度十勝NOSAIデータによると、乳房炎1事故当たりの平均治療費は1万1924円。
また、治療による生乳出荷停止による損失は、平均治療日数が約6日間で休薬期間が4日間と計算すると、約10日分の乳量損失となるそうです。
MASTITIS CONTROL 2(十勝乳房炎協議会)より】

バケツツリー

baketu

兵庫県のH牧場で見つけた知恵と工夫です。
子牛にスターターなどを給与するバケツ、きちんと洗っていますか? 写真はそのようなバケツを洗浄後、乾燥させるためにH牧場さんが自作した「バケツツリー」です。
主な材料は、古いパイプライン。そのパイプラインを適当な長さで切断し、フックとなるステンレス棒を溶接して作ったもの。洗浄を終えたバケツは、写真のようにフックにかけておくだけで、しっかりと乾燥できます。
バケツは子牛にとって大切な食器。衛生的な食器を使って、健康な子牛を育てたいものですね。