ズボラではありません

TMR密封保管

「自分はズボラな性格なのですが……」と言う根室管内のOさん。
いえいえ、これを見れば几帳面であることがわかります。
TMRセンター利用組合員のOさんは、圧縮梱包されて毎日配送されるTMRを朝晩2回に分けて給飼しています。
そして余ったTMRは、鮮度をできるだけ落とさないように、このようにきちんと密封して保管しています。

詳しくは、Dairy Japan 8月号で。

備えあれば憂いなし

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写真は栃木県のO牧場のミルキングパーラー地下ピットの様子です。

Oさんは、「毎日使うものは多少金額が高くても、少しオーバースペックのものを選択することで、余裕が持てるし万一の故障にも対応しやすい」と話します。16頭Wのミルキングパーラーはレシーバーを二つ持ち、片側だけでの搾乳も可能にして不測の事態でも搾乳できるようにしました。

そして、写真のように、真空ポンプは予備を用意し、不調時にはポンプを切り替えて搾乳を継続できるようにしています。
牧場にはそれぞれ「お金をかけるところ、かけないところ」があります。Oさんは機械の余裕とバックアップ体制に投資することで、安心して搾れる環境を整えています。

初体験

種雄牛

先日、家畜改良事業団の前橋種雄牛センターに取材でお邪魔しました。
ここでは採精からストローへの封入、凍結まで一貫して生産されています。
目の前で粛々と行われる採精作業を見守りつつ、いろいろなエピソードをお聞きしました。
精子の品質安定と作業の安全のため、採精者と引き手(ブルをハンドリングする人)との阿吽の呼吸が必要であること、決められた作業手順を遵守すること(技術者の作業手順のズレによる品質の差をなくすため)、そして採精時から製品化までどの工程においても個体番号のダブルチェックが行なわれていることなど、細かいマニュアルが存在しています。
そして、ここでは2層式ストロー(FCマックス)の生産の様子も見ることができました。通常の1層式ストローへの封入とことなり、常に封入精子量、希釈液量を目視して細かな調整を重ねながら封入する作業には頭が下がります。「受胎率を向上したい」という技術者の思いが伝わってきました。
また併設される研究所では、製品化された精液の品質チェックをはじめ、性選別精液の製造工程も見ることができました。選別精液では、雌種を90%以上の割合で選別するため、雄種はもちろん不活精子も廃棄されるため歩留まりは相当に低いようです。精度を下げれば歩留まりは良くなるようですが、そこは「きとんと後継牛生産に貢献する」ため、精度を最優先に考えているとのことです。アメリカから導入された技術ですが、すでのその選別精度は本国よりも高いと聞きました。日本人の細やかさが反映された形です。
詳細は9月末発売のDairyPROFESSIONAL Vol.6でお届けします。

“新規就農者ならでは”の施設投資

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Dairy Japan 次号(8月号)のルポ特集は「お金をかけるところ・かけないところ」です。
その取材で、6年前に新規就農したO牧場(60頭繋ぎ飼養)にうかがいました。
そこで、“新規就農者ならでは”の施設投資にうなずきまた。
それは、バルク室の上の“ロフト”新設です。
若い夫婦2人が牛舎作業をしている間、子ども達が安全に遊んでいられる場所が必要だからです。
ロフトの窓からは親の様子が見え、親はすぐに子ども達のところへ行けます。
約50万円の投資だったそうです。
“親子の絆/家族のやさしさ”を感じる一室です。

将来の夢は牧場で働くこと

先日、酪農女性の取材に行ってきました。

小さい頃からの夢だったという”牧場で働くこと”が実現したという静岡県N牧場のNさん。
なんと小学校の卒業文集の将来の夢の欄にも書いてあるそう。
そんなに昔から夢見ていたことを実現させるなんてすごいですね。

オフタイムもとても充実されていらっしゃり、お話が尽きませんでした。

7月発売の8月号で掲載されますのでお楽しみに!