自由貿易と国内生産は両立しない!

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デーリィ・ジャパン ニュース(10月2日付け)でもお伝えした講演会で鈴木宣弘氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)は昨日、WTO農業交渉について以下のように解説しました。

「日本は国産の食料が重要だとしている一方、自由貿易を損なってはいけないとしており、整合性がとれていない。
世界の食料輸出国は余ったものを安く売るための、隠れた輸出補助金をたくさん持っている。
それなのに輸入国がさらに関税を下げていくというのは非常にバランスが悪い。
安く売り込むための保護を残したまま、買い手にはもっと裸になれということ。
こういう交渉を日本はやっている。
WTO農業交渉は先般、決裂により立ち止まることができたが、それはインドと中国によるものだった。
日本はどんどん追い込まれている。
これからの交渉は、日本の交渉力の弱さという意味も含めて、深刻な問題を突きつけられている」

手作りの繁殖管理版

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就農早々、若くして繁殖管理の一切を任されたMさん。
そのMさんが当初から使っていて、とても重宝しているのが、この手作りの繁殖管理版です。

そこに掛けられている個体ごとのカードには、検診記録、授精状況、発情記録、分娩記録、分娩予定などが書かれていて、「いま注意すべき牛」が一目瞭然。
上・中・下段に分けて、3カ月先まで見通せます。
「このおかげで繁殖管理が楽にできます」とMさんは話しています。

ちなみに分娩間隔は406日です(経産牛62頭)。
現場の知恵と工夫はすごい!

ワサビラーメン

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酪農の話題ではないですが、番外編ということで…。

山わさび――都府県では馴染みがないと思いますが、北海道ではポピュラーな食材というか、ふるさとの味という感じです。
すりおろして醤油に浸けて、ご飯に乗せて食べたら病みつきになります。
鼻にツーン、頭にガーンときて、それがまた、たまりません。

その山わさびをたっぷり乗せたラーメンがありました。
稚内市沼川のサングリーン食道です。
美味い!
これも病みつきになりそうです。

とよとみ牛乳のお酒・バナナ牛乳酒

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宗谷管内豊富町の居酒屋さん「旬花」で、「とよとみ牛乳のお酒・バナナ牛乳酒」を飲みました。

豊富牛乳は地元の豊富牛乳公社で製造され、道内のコンビニやスーパーなどで好評販売されています。
ですから、地元でこのようなお酒があれば、飲まずにはいられません。

美味しーい!
グビグビ飲めちゃいます。

地元でできる消費拡大の一つですよね。

初産牛など弱い牛の保護、私ならこうする

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今回も、先週のこのブログでご紹介した、東藻琴で行われた伊藤紘一氏の酪農セミナーの内容の一部です。

初産牛などの弱い牛の保護はマネジメント上で実現しなければならず、「私ならこうする」として、「エサ寄せのタイミング」が解説されました。
強い牛はエサに口が届かなくなったら弱い牛のほうへ移動するので、弱い牛が十分にエサを食べるまで張りつけておくようにすること。
そのためには、第1回目のエサ寄せは、給飼してから15-20分後に行う。
(強い牛は15-20分食べ続け、その後、弱い牛のほうへ移動するから)

また、飼槽の端側にエサを入れていない(撒いていない)ケースが多く見られるが、そこは弱い牛が入る場所なのできちんとエサを入れること、エサ寄せの方法は、牛が一番食べやすいところに寄せてやること、なども解説されました。