「らくコネ」JOURNAL「モニタリングと日々の管理で蹄の健康を」

新刊『酪農家を楽にする 牛のためのお産Book』が本日(8月5日)発売されました!
著者は、世界でも数少ない、「牛のお産」について現場で調査研究を続けている石井三都夫獣医師(※)の集大成です。
A4判・218ページ、定価4,950円(本体4,500円+税、送料込み)。
以下のDJオンラインショップからご注文ください。
https://dairyjapan.base.ec/items/87786331
※【著者】石井 三都夫 プロフィール
釧路地区NOSAIにて27年間の大動物臨床経験後、帯広畜産大学にて准教授として大動物臨床教育に8年半携わる。
2014年現職「株式会社 石井獣医サポートサービス」開業以来、毎年、大型農場にて牛のお産を監視するイベント「石井塾デイリーサマーキャンプ」を塾長として開催している。
十勝子牛研究会会長のち2024年度より特別顧問。獣医学博士。
【本書コンセプト】
もし、あなたが牛だったら、どんなお産を望みますか?
日々忙しい酪農家において、牛のお産管理の多くは「牛のため」ではなく、「人のため」に行なわれてきたように感じます。
人が管理しやすいよう都合良く考えられ、さまざまな形や方法で行なわれてきた牛のお産管理を、牛が本来の自然動物として営まれる自然分娩をイメージしながら、それぞれのお産管理を牛目線で検証し改善していきましょう。
牛が望むお産はどのようなお産か? その答えは、酪農家を楽にするに違いありません。
本日、(有)あかばね動物クリニックの宮島先生のブログをアップしました。
第一回目はご挨拶ということで宮島先生とクリニックの紹介をしていただいております。
今後も引き続きアップしていきますので皆様要チェックです!
「牧場の安全を守るポスター」(3種類)が無料で手に入ります。
デザインしていただいたのは、本誌付録で大好評『酪農学習シート』の作者・伊藤沙智さん(北海道苫前町・酪農家)です。
こちらからダウンロードしてください。
https://dairyjapan.com/?page_id=7592
パスワードは『Dairy Japan 2024年7月号』の37ページに書いてあります。
皆様こんにちは。
今回は繋ぎ牛舎ならでは個体管理をしていた牧場をご紹介します。
宮城県の酪農家Sさんの牧場では、牛の上部のパイプにテープを貼っています。
「これは?」と問うと、「牛ごとに、分娩日や必要な飼料や添加剤を判断するための印」だと教えてくれました。
テープは数色に分けられており、貼ってある枚数も牛によって異なります。
例えば、ピンクテープは、妊娠牛で分娩予定日が記載してありました。水色は添加剤が必要な牛であったりとさまざまで枚数は必要な給与量を示しているそうです。
これにより、従業員はどの牛にどの種類の飼料や添加剤がどのくらい必要なのか一目でわかり、給与量を間違えることがないので管理がしやすいと言います。
Sさんの取り組みの様子はDairyJapan9月号でご紹介していますのでお楽しみに。