すごい働く機械

先日の取材で見かけた一コマです。

自動哺乳ロボットに子牛を馴れさせています。話を聞けば、導入によって年間約1200時間の労働時間削減につながったそうです。哺乳作業に加え、大量の瓶の洗浄などから解放され従業員の労働効率も上がったとか。

さらに、子牛が欲しいときに飲めるようになったことで、自然に多回哺乳になり下痢も減ったそうです。

機械や道具の進化は著しいですね。一般人の私からすると、こういった機械を生み出す人も、使いこなす人も「すごい」といつも感心してしまいます。

哺育のモチベーションがあがる!【DairyJapan10月号】

【哺育のモチベーションが上がる!】~DairyJapan10月号「子牛はチャンス」より~

「改めて子牛と向き合う」というテーマの連載「子牛はチャンス」が10月号で最終回を迎えました。本連載は、複雑な数字や学術的な見解とは違い、モチベーションアップにつながる内容をシンプルに、分かりやすくまとめたものです。

まずは哺育担当者に読んでいただき、改めて、子牛への投資(時間もお金も)が乳牛にとっていかに重要であるかを再認識してもらい、子牛が酪農を豊かにする可能性を持っていることを知ってもらえたら幸いです。

家族経営で一人が哺育担当をしている場合、まず第一歩は「周り(家族)を巻き込む、理解してもらうこと」だそうです。ハードルが高い場合は、第三者を交えてお話をすると、より円滑に進むとのことです。子牛のことをわかりやすく説明する場合、本連載が役に立つのではと思います。改めて、1月号から読み返してみてはいかがでしょうか。

ナイスな哺育管理を実践している酪農家のかたがいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください。お待ちしております。

DairyJapan10月号はこちらから

 

 

現場でSARAを見つけるポイント【DairyPROFESSIONALVol.21】

【現場でSARAを見つけるポイント】(DairyPROFESSIONAL Vol.21 Part4より)

ルーメンpHが低下し、さまざまな障害を引き起こす可能性のあるSARA。きちっとルーメンpHを計測できれば早期に対応ができますが、日常の観察でSARAを見つけ出すのは容易ではないと思います。

そこで本稿より「SARAを疑う症状」をいくつか紹介します。まず前提として

・SARAは個体より牛群の問題として捉えるべき・個々よりも群としての症状のほうが明白である

さらに臨床的なサインとして

・牛群全体の反芻時間が減少する(少なくとも40%以上は反芻していなければならない)

・糞の状態は、明るく黄色く甘酸っぱい匂い、糞中に気泡が入っている

・理由が明確でない死亡や淘汰が増える

 

という点を紹介しています。

当てはまる節はありますでしょうか?

詳しい解説は「DairyPROFESSIONAL Vol.21」でご確認ください!

 

食と命の大切さを伝えるカフェを作りたい

【高秀牧場ミルク工房、クラウドファンディングに挑戦中】

応援したいお知らせが届きました。

DairyJapan9月号でご紹介した高秀牧場(千葉県いすみ市)の敷地内のカフェ「高秀牧場ミルク工房」さんが、千葉県内に2店舗目を出店すべく、クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。

「酪農が教えてくれる食と命の大切さを伝えるカフェ2号店を作りたい」というプロジェクトが、「CAMPFIRE(https://camp-fire.jp/projects/view/406654)」で進行中です。

より多くの方々に牛や酪農をより身近に感じて欲しい、その魅力を伝えたいというコンセプトで、千葉市の都市部に出店予定だそうです。

ジェラートやチーズなど応援金額に応じてさまざまなリターン(返礼品)を選べるようになっています。

是非チェックしてみてください!

 

経営改善のきっかけは?【DairyJapan10月号】

【経営改善のきっかけは?DairyJapan10月号】

酪農には、毎日「収穫作業」があり、定期的に資金を得ることができます。そのため小さな資金繰りはしやすいですが、大きな投資はなかなか起点が作りにくいのも現実のようです。

農場の経営が上手く回らない場合、問題点が散在しており、どこから手を付けたら良いやら……なんてことも。そんな時は、表面に浮かんでいる問題を「なぜその問題が起きているのか」という視点で、深堀ります。そこで出た問題をさらに「なぜなのか?」と追及する。それを繰り返す。こうして問題の原因を追究して追求して追求していくと、本質的な問題にたどり着くことができるのです。5回以上繰り返すと良いそうです。

また経営改善や投資の際に、家族経営ならば、家族の意見をまとめることも重要になってきます。著者は、経験した事例をもとに、家族の意見の相違をまとめることは、飼養管理と同等に酪農経営者に求められる能力としています。

「”気づき”と共有から始まる経営発展の仕組みづくり」その2

目を通してみれば、何か新しい気づきが生まれるかもしれません。

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