【北海道酪農技術セミナーでランチタイムセミナーを開催:オルテックジャパン】

2022 年 11 月 11 日

Filed under: — 前田真之介 @ 3:54 PM 未分類

【北海道酪農技術セミナーでランチタイムセミナーを開催:オルテックジャパン】

オルテックジャパン合同会社は11月8、9日出開催された北海道酪農技術セミナー内でランチタイムセミナーを開催した。2日間に渡るセミナーでは、酪農に対する環境負荷が問題視されるなかでの生乳生産の有効性や動物性蛋白質摂取の重要性について解説し、その後同社製品である「ファイバークラッシュ」「オプチゲン」を活用した農場の経費削減政策について言及した。セミナーは2日間で計246名が参加した。

8日のセミナーでは『乳牛のカーボンフットプリントと持続可能性~副産物の活用を探求する~』というテーマでAlltech Inc.反芻動物研究ディレクターのDr.Vaughn Holder氏が講演を行なった。同氏は人間が摂取する蛋白質の植物性、動物性について違いを解説し、植物性蛋白質の消化性の低さやアミノ酸組成の低さを考慮した場合、世界の半数以上の人口が蛋白質不足に陥っていることを示した。これを補うには動物性蛋白質の摂取が重要であると前置きし、酪農畜産業における動物性蛋白質の供給は今後も欠かせない要素であると説明した。また世界の家畜飼料の約86%は人間が食すのに適していないことから、酪農畜産業は人間の摂取できない副産物を食べられるものに変えている、まさに栄養のアップサイクルだと述べた。

続いて同社は製品ついての講演で、昨今の酪農情勢の不況に触れながら、少しでもこすとを削減し農場収益を向上させる提案として「ファイバークラッシュ」を紹介。酵素と酵母が混ざった添加剤を用いることで乳成分の向上を目指し、相対的に生乳販売収益を上げる提案をした。

9日のセミナーでは、同社製品「オプチゲン」について担当者が講演を行なった。大豆粕や菜種粕の代用として活用できる本製品の使いかたや効果について解説した。その後、株式会社トータルハードマネジメントサービスの奥啓輔先生が『タンパク質源の見直しによる飼料コスト削減の試み』として実際に農場でオプチゲンを活用した事例について解説した。蛋白質減となる濃厚飼料の代替品として活用した結果、乳量は同等もしくは微増であったが乳成分が顕著に増加し、使用以前に比べ1頭当たりの収益が向上したことがわかった。また糞洗いによるテストの結果、使用前よりも繊維の消化性が向上していたことがわかったと報告した。

セミナーに対する詳細の情報は合同会社オルテックジャパンまで。

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