2019年のスタート

2019 年 1 月 8 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:29 PM ニュース

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日本乳業協会など乳業13団体は1月8日、都内で平成31年合同新年賀詞交歓会を開催した。
開会に当たり日本乳業協会の宮原道夫会長は、昨年の酪農乳業界の話題として「昨年は自然災害が非常に多い年だった。酪農乳業界における生乳流通は台風や北海道胆振東部地震により、北海道から都府県への生乳の移出制限が幾度も発生し、小売では一時的に飲用牛乳の品切れなどが発生した」と述べ、「これにより改めて明らかとなった酪農乳業の課題は、北海道と都府県のバランスを保った生産に加え国産の乳製品需要に見合った供給体制が必要であること」と課題を指摘した。また宮原会長は、「国際的には昨年12月30日に発効されたTPP11、2月発効予定の日EUEPAなどにより、今後民間貿易による乳製品の輸入数量の増加が見込まれ、需要に応じた国安牛乳乳製品の生産や酪農乳業のより一層の競争力の強化が求められる。このような牛乳乳製品における需給の調整実態や国際化の進展による調整機能低下を認識いただき、本年度見直しが検討される酪肉近における最重要課題の一つと位置づけ、全国特に都府県酪農を中心として生産基盤の強化を図っていただけるよう改めて強く願う」と述べた。
牛乳乳製品の消費に関して宮原会長は、「健康志向の高まりや消費者ニーズを踏まえた商品開発などに支えられて堅調に推移している。当協会の会員や関係団体との連携を強化し、積極的な普及啓発活動を推進していく」と述べた。学校給食用牛乳の風味問題については、「各種研修会や食育活動などを通じて引き続き風味問題発生抑制に努めたい」と強調し、最後に「2019年も課題は山積しているが、将来をしっかりと見据えたうえで方向性を探り、外部環境の変化に柔軟に対応しながら課題を一つずつ解決していくとともに酪農乳業界の価値向上に努めていきたい」と述べた。

一段上げて88.3万円 ホクレン初妊牛相場 12月平均

2018 年 12 月 27 日

Filed under: — djito @ 9:41 AM 業界情報

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ホクレン家畜市場・初妊牛相場の12月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

12月については、初妊牛の出回り頭数は増加したが、上場の一部が春分娩となり全国的に需要が活発化したことから、価格は88万3000円(前月比3万円高・前年比5万9000円高)と一段値を上げて推移した。

1月については、上場の中心が春分娩となり需要が活発化する時期となるが、出回り頭数は回復傾向にありバランスの取れた需給動向が予想されることから、相場は横ばいでの推移が見込まれる。

全国から200人超の酪農女性が一堂に 酪農女性サミット

2018 年 12 月 5 日

Filed under: — djito @ 10:34 PM ニュース

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酪農女性や酪農業界に関わる女性が集う「酪農女性サミット 2018」(主催/酪農女性サミット実行委員会、共催/日本コカ・コーラ、JA全農)が12月5・6日の2日間の日程で、北海道根室管内中標津町で開催されている。
昨年を大幅に上回る280名の参加で(その3/4が女性)、道内はもとより都府県からの参加者も増えた。

開催にあたり実行委員長の砂子田円佳さん(北海道広尾町・酪農家)は、「昨年の初開催の反響が大きく、こうして第2回目を開催することができた。参加を許してくれた家族や職場への感謝を忘れず、目一杯楽しみ、明日につながるヒントをたくさんつかんでいただきたい」と挨拶した。

初日は、基調講演としてHBC北海道放送アナウンサーの森結有花さんが「働くあなたの背中を見て」と題して、十勝管内の酪農教育ファームで1泊2日の酪農体験をしたときの感動と学びなどを紹介。「乳牛は生乳生産を使命とし、酪農家は愛情をもって、それをまっとうさせることが仕事なのだと改めて知った」と語った。

トークセッションでは「酪農女性のモチベーションUP講座~仕事・生活・家庭・育児・働く女性のやる気スイッチ~」と題して女性3人が、今に至った経緯や酪農に対する思いなどを語った。

十勝管内豊頃町で哺育牛・育成牛約1000頭を受託管理しているシー・ブライトの桐山奈津紀さんは、まわりの酪農家が規模拡大し、手間がかかる哺育・育成管理を分業化してもらえるよう、8年前、両親とともに酪農業から今の受託事業に経営転換した。運営当初、初乳給与量が契約酪農家ごとで違いがあり、それが疾病に直結していることを課題としていた。そこで、ニュースレターを配布したり、入牧時の血清蛋白質の検査結果や体重・体高などのデータを契約酪農家に示したり、懇談会で情報共有をはかるなどした。その結果、初乳給与の重要性が認識され、給与量が増加し、子牛の健康度が増した。自身のモチベーションアップは、契約酪農家の暖かい一言。しかし、「プロである以上、甘えてはいけないと思い奮起している」と語った。

削蹄師だったご主人と十勝管内大樹町に10年前に新規入植し、7人の子ども達に囲まれる大家族の母でもある河口晶子さんは、妊娠・出産・子育てと牧場仕事の両立で体調を崩したこともあったが、ご主人の支えで乗り越えてきたエピソードなどを紹介した。「酪農は1日1日の積み重ねであり、奥深く、正解がなく、自分のスタイルを作っていけることが面白い」と話した。頼めることはプロに頼むのも良いと考え、2年前にTMRセンターに加入。日乳量40kg以上を達成し、日中に出かける時間も作れるようになった。「遠い未来のことはわからない。だから今できることを今がんばる。始めたらやるしかないし、100点でなくても何とかなる」と語り、新たな挑戦に踏みとどまっている女性へエールを語った。

証券会社勤務を辞めて再び大学に進学して獣医師資格を取得し、生産獣医療を営む北海道の開業診療所で修業後、2年前から鳥取県の大山乳業農協で繁殖検診や営農指導にあたっている佐藤麻子さんは、修行時のエピソードを紹介。当時、滅入ったときに支えとなったのは、ひたすら仕事をする社長と先輩、もたつく新人(自分)をぐっとこらえてくれた酪農家、そしてご主人だった。そして酪農家の成績が上がることが一番楽しかったという。「やってみたいことは今さらなどと思わず、今始めよう。失敗しても、反省しても、後悔しないように」と語った。さらに繁殖について、高泌乳牛は発情持続時間が短いことから授精タイミングを見直す必要があり得ること、記録が大事であることなども紹介した。

※詳報はDairy Japan 2月号で

米国コーン アウトルック カンファレンス 2019 1月に東京で アメリカ穀物協会

2018 年 12 月 3 日

Filed under: — djito @ 5:10 PM セミナー開催案内

アメリカ穀物協会は標記カンファレンスを1月に東京都で開催する。
2018年米国産トウモロコシ収穫時品質レポートの内容報告と、世界と米国のトウモロコシの需給の現状と将来展望についての講演、ならびに米国トウモロコシ生産者からの作付意向を含めたアップデートのパネルディスカッションも行なう。

●日時:2019年1月17日(木)13:00(12:30開場)~16:30
●場所:赤坂インターシティコンファレンス 4F 「the AIR」
(東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR)
●プログラム:
・演題1 「アメリカ穀物協会・トウモロコシ収穫時品質レポート2018/19」
ケアリー・シフェラス氏(アメリカ穀物協会 グローバルプログラム担当上級ディレクター)
・演題2 「トウモロコシ生産、需給見通し」
ジム・スティッツレイン氏(アメリカ穀物協会 会長)
・パネルディスカッション「米国産トウモロコシの現状と今後の展望」
●参加費無料、同時通訳付
●申し込み方法
社名(日本語と英語)、役職名(日本語と英語)、名前(日本語と英語)、電話番号、Emailアドレスを明記のうえ、メール(grainsjp@gol.com)かFAX(03-6205-4960)で。

酪総研シンポジウム 1月に札幌で

Filed under: — djito @ 3:58 PM セミナー開催案内

雪印メグミルク(株)酪農総合研究所は1月に札幌市で、「酪農現場の“カイゼン”を考える3~少額投資で生産性の向上を~」をテーマとした「酪総研シンポジウム」を開催する。
■日時:2019年1月31日(木)13:00~17:00
■場所:第二水産ビル8階大会議室(札幌市中央区北3条西7丁目)
■講演内容
1 「牛の行動を基に施設や飼養管理を見直す~牛も人も幸せに~」
 森田茂氏(酪農学園大学 家畜管理・行動学教室 教授)
2 「酪農における光環境制御の効果とそのメカニズム」
 粕谷悦子氏(農研機構 畜産研究部門 畜産環境研究領域)
3 「カイゼンの道しるべ~乳検データの活かし方~」
 佐坂俊弘氏(北海道酪農検定検査協会 乳牛検定部 検定課)
■参加無料、定員250名
■申し込み方法:同社ホームページの「参加申込書」にてFAXで。
HP:http://rakusouken.net FAX 011-704-2417

一段下げて85.3万円 ホクレン初妊牛相場 11月平均

2018 年 12 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

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ホクレン家畜市場・初妊牛相場の11月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

11月については、下牧により出回り頭数が増加し、ひっ迫感が緩和したため、価格は85万3000円(前月比4万9000円安・前年比2万1000円高)と一段値を下げて推移した。

12月については、出回り頭数は現状程度が予測され、更新需要を中心とした一定量の需要の確保が見込まれることから、相場は保ち合いで推移することが予測される。

イスラエルが世界トップクラス個体乳量である理由とは コーンズ・エージー

2018 年 11 月 28 日

Filed under: — djito @ 12:16 PM セミナー報告

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(株)コーンズ・エージーは11月27・28日、北海道十勝管内芽室町と根室管内中標津町で「afimilk(アフィミルク)飼養管理セミナー」を開催した。
高性能の牛群モニタリングシステム開発・販売などで知られるアフィミルク本社(イスラエル)営業部長ローネン・コール氏が会社紹介を行なったあと、製品部長アミール・ベン・ヨシュア氏がアメリカ酪農とイスラエル酪農の現状、そしてアフィミルクのモニタリングシステムを使った牛群モニターなどを紹介した。

イスラエル酪農は、酪農家戸数850戸、経産牛頭数12万頭、平均乳量1万1771kg、乳価は52~57円/kg。給飼はTMR、メインの粗飼料は小麦サイレージ、フリーバーン飼養が多い。
イスラエルの酪農家の特徴は、「すべては牛のため(常に乳牛の幸福を考える)」という哲学を持ち、「測ることができれば管理ができる」という原則で詳細なデータを活用し、技術に詳しく、自動化を好むことだという。
牛群モニタリングシステムで得られる各種データをフル活用している牧場は96%以上で、そこがアメリカ酪農と異なり、世界トップクラスの個体乳量を誇る理由の一つであることを強調した。

※詳報はDairy Japan 1月号で

搾乳ロボットは228戸で431台が稼働 北海道フリ・パラ調査

2018 年 11 月 26 日

Filed under: — djito @ 1:32 PM ニュース

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北海道農政部畜産振興課はフリーストール牛舎・ミルキングパーラー導入状況を示す「新搾乳システムの普及状況について」(通称、フリ・パラ調査)を発表した。
平成30年2月1日現在の道内の酪農家数は5630戸であり、そのうちフリーストール牛舎・ミルキングパーラー(搾乳ロボット含む)を導入している全酪農家を対象に調査したもの。

ミルキングパーラーを導入している酪農家は1519戸(道内酪農家比27.0%)、フリーストール牛舎を導入している酪農家は1576戸(同28.0%)。両方とも導入している酪農家は1500戸(同26.6%)で、前年同期に比べ7戸増加している。

ミルキングパーラーの導入については搾乳ロボットを中心に増加しており、228戸で導入され431台が稼働、ミルキングパーラー全体の13.9%を占めている。
経産牛の飼養頭数規模が100頭未満の経営ではアブレスト型の割合が高く、100頭を超えるとヘリンボーン型やパラレル型が増加、300頭以上の経営ではパラレル型に次いでロータリー型の割合が高くなっている。

TMRセンター同士が情報交換 十勝TMRセンター連絡会議

2018 年 11 月 22 日

Filed under: — djito @ 6:39 PM ニュース

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十勝管内の全TMRセンター(14センター)が参加する十勝TMRセンター連絡会議は11月22日、帯広市で第3回研修会を開催し、会員TMRセンターはじめ関係機関から多数が参加した。

開催にあたり山本利浩会長(広尾町/サンタドリームサプライ)は、本年度産の粗飼料で気になることとして、牧草サイレージの高水分・低TDN、コーンサイレージの切断長などをあげ、「われわれは収穫・調製したもので勝負していかなければならない。この研修会で、悩みや課題解決のヒントを探るとともに、仲間づくり、情報交換に役立ててほしい」と挨拶した。

研修会はまず恒例のTMRセンター紹介として、鹿追町TMRセンター(平成25年設立、酪農家17戸参加)と中島デイリーサポート(大樹町、平成15年設立、6戸による1法人と個人経営1戸で構成)が運営状況を発表した。

次に情報提供として、十勝農業改良普及センターが「倒伏対策のための飼料用とうもろこし栽植密度低減について」と題し、とうもろこしの倒伏判定と引き倒し抵抗力測定の仕方、2地域での倒伏リスク低減試験事例を紹介した。

その後、4班に分かれて意見交換会が行なわれた。
とうもろこしの品種選定、一番草の栄養不足やバラツキの対応、TMR価格、センターでの収穫機械の購入について、停電時の対応、センターでの哺育・育成事業展開、とうもろこし委託栽培における畑作農家との連携、三番草までの収穫体系などが話題に上がり、貴重な情報が交わされた。

※詳報はDairy Japan 1月号にて

最優秀賞は幌延地方連盟・高原弘雄さん

2018 年 11 月 16 日

Filed under: — maetomo @ 10:19 AM ニュース

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日本酪農青年研究連盟は11月14日、静岡市内で第70回日本酪農研究会を開催した。研究会には全国の盟友ら約280名が参加した。今回は研究発表7題、意見・事例発表5題が発表された。
このなかで最優秀賞である黒澤賞を受賞したのは、幌延地方連盟・南川口研究会の高原弘雄さん。
審査員長の秋田県立大学・鵜川博樹教授は、高原さんの受賞理由を以下にように述べた。

天塩町の中規模家族経営。台風で牛舎が全壊し、ほぼ新規に近いかたちで放牧酪農を築いた。濃厚飼料給与量が減少し、乳飼費は8%まで減少し、所得率を高めた。
放牧は近年求められているアニマルウェルフェアでも評価できる。土壌診断に基づく施肥管理も評価された。
経営継承を見据えた放牧酪農のモデルケースとして期待している。

このほか、優秀賞には北部十勝地方連盟・川初伸司さん、改善賞には宮城県連盟・玉根満晃さん、努力賞には静岡県連盟・土井良太さん、奨励賞には宮崎建連盟・新村慶一さん、岡山県連盟・永禮淳一さん、千葉地地方連盟・伊藤昭憲さんがそれぞれ受賞した。

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