第2四半期は増収減益――雪印メグミルク
2018 年 11 月 8 日
雪印メグミルク(株)は11月8日、都内で2019年3月期第2四半期決算説明会を開催した。同期の連結売上高は3053億円(前期比100.6%)、連結営業利益95億円(同86.6%)と増収減益だった。通期の連結業績予測は6050億円(同101.5%)、営業利益は190億円(同98.1%)で増収減益を見込む。
営業利益の増減を見ると、販売単価差がプラス15億円、製品構成差がプラス5億円に対し、固定経費の増加がマイナス10億円、オペレーションコストの増加がマイナス9億円、販売物量減少による利益減がマイナス7億円、原材料コストの増加がマイナス6億円などが響き、約15億円の減益となった。
チーズ、バター、粉乳等が含まれる乳製品セグメントでは、売上高が1174億円(前期比99.7%)だった。営業利益はプロダクトミックスの改善および価格改定・容量変更の実施に伴う販売単価差が増益要因としてあったものの、乳価改定などの影響による原料コストの増加や固定経費の増加に加えて9月に発生した北海道胆振東部地震の影響もあり減益となった。
牛乳類・ヨーグルトなどが含まれる飲料・デザート類セグメントでは、売上高が1452億円(同100.9%)だった。営業利益は、機能性ヨーグルトの販売が拡大したものの、積極的なプロモーション活動に伴い宣伝促進費が増加したこと、オペレーションコストや減価償却費が増加したことなどから大幅な減益となった。
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