さらに一段値を下げ73.7万円 ホクレン家畜市場 6月の初妊牛相場

2019 年 6 月 27 日

Filed under: — djito @ 8:55 AM 業界情報

2019-06-27

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の6月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

6月については、夏分娩中心の出回りから、暑熱事故への警戒感により導入需要が減退し、平均価格は73万7000円(前月比6万9000円安・前年比18万5000円安)と一段価格を下げて推移した。

7月については、通常の回転需要を中心とした一定量の需要は見込まれるが、本格的な暑熱期に入り都府県を中心に導入意欲がさらに弱まる時期となり、相場は弱含みで推移することが予測される。

災害時対策、液体ミルク、生乳確保は 雪印メグミルク株主総会

2019 年 6 月 26 日

Filed under: — djito @ 4:08 PM ニュース

ニュース_雪メグ株主総会photo

雪印メグミルクは6月26日、札幌市で「第10回定時株主総会」を開催し、その後、記者会見を行なった。

西尾啓治社長は、総会で取締役員選任の議案が承認・可決されたこと、また質疑応答では、法令遵守・リスク管理・ガバナンス強化・男女雇用機会均等法の取り組み、北海道胆振東部地震後の危機管理と対応、育児用液体ミルク発売などについて質問があったことを報告した。災害時の危機管理としては非常用電源導入の計画を進め、液体ミルクは発売の目処が立っているという。

池浦靖夫常務は、雪印種苗とホクレンくみあい飼料で合弁会社を設立したこと、磯分内工場の新バター棟は2020年下期に稼働予定であること、乳用若齢牛が増加基調にあることから搾乳牛頭数水準が回復することに期待していることなどを報告した。

また当期における買入乳量が98.4万t(前期比1.6%減)であったことの評価として小板橋正人常務は、「必要乳量は一定確保できたと認識しているが、その生乳に付加価値を付けて市場を膨らませ、酪農乳業ともに拡大生産が可能となるようにしていくことが大事。生産者の皆さんには引き続き、生乳生産基盤の強化を取り組んでいただきたい」と述べた。

『北海道農場HACCP研究会』9月に江別市で

2019 年 6 月 10 日

Filed under: — djito @ 6:22 AM セミナー開催案内

北海道農場HACCP研究会(鈴木正会長)は9月に江別市で、第10回目の研究会を開催する。

□日時:9月17日(火) 13:00~17:00(受付開始11:30~)
□場所:酪農学園大学 中央館1階 学生ホール
□プログラム
【基調講演】
「農場HACCP~発展の要因と今後の展望~」
 赤松裕久(赤松ファームクリニック)
「農場HACCP認証取得から7年の軌跡~農場の進化~」
 藤井雄一郎(藤井牧場)
【農場HACCP構築の取組について】
「酪農場における取組」龍前直紀(雪印種苗 トータルサポート室)
「肉用牛農場における取組」森崎睦博(長沼ファーム)
「養豚場における取組」大矢智彰(おおやファーム)
□研究会参加費:無料
□参加申し込み・問い合せ:以下の内容をe-mailで。
1 氏名、2 よみがな、3 e-mail、4 TEL、5 関連の畜種(酪農/肉牛/養鶏/養豚/その他)、6 意見交換会(参加費5000円)参加の有無(参加/不参加)
※申し込みe-mail:hokkaidohaccp@gmail.com
(メール送受信がエラーとなる場合は080-6859-3327まで)
※研究会終了後、新札幌近辺で意見交換会あり(18時から2時間、参加費5000円)
□参加申込期限:8月30日(金)
□主催:北海道農場HACCP研究会、共催:酪農学園大学・北海道家畜畜産物衛生指導協会・北海道養豚生産者協会、後援:北海道・北海道獣医師会

一段値を下げ80.6万円 ホクレン家畜市場 5月の初妊牛相場

2019 年 5 月 30 日

Filed under: — djito @ 1:18 PM 業界情報

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ホクレン家畜市場・初妊牛相場の5月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

5月については、出回りの中心が夏分娩となったことから、暑熱事故への警戒感から、平均価格は80万6000円(前月比10万7000円安・前年比12万円安)と一段価格を下げて推移した。

6月については、通常の回転需要を中心とした一定量の需要は見込まれるが、引き続き出回りの中心は夏分娩であり、暑熱事故への警戒感から相場は弱含みで推移することが予想される。

Gチャンピオンは十勝清水町・田中牧場のTMF ナイデル アツト アンナ エコー 北海道BWショウ

2019 年 5 月 26 日

Filed under: — djito @ 4:19 PM 共進会

BW2019

春のビッグショウ「2019年 北海道ブラック アンド ホワイト ショウ」(主催/北海道ホルスタイン改良協議会)が5月25・26日、安平町早来の共進会場で開催された。約320頭の乳牛が、その資質を競い合った。

グランド・チャンピオンに輝いたのは、十勝管内清水町・(有)田中牧場出品のTMF ナイデル アツト アンナ エコー(父:メープルダウンズアイ G W アツドウツド ET)。本牛は成牛クラス(6歳以上)1位でシニア・チャンピオン。
審査員の山内誠氏(北見市・酪農家)は「産次を重ねても乳器の状態がすばらしい」「成牛としての充実を持っている」と講評した。

リザーブ・グランド・チャンピオンは、十勝管内陸別町・(有)編田牧場出品のアミダ プリンセス ゴールド チツプ ローザ(父:ミスター チヤシテイー ゴールド チツプ ET)。本牛は成牛クラス2位でリザーブ・シニア・チャンピオン。

入賞結果の詳細は、北海道ホルスタイン農協のホームページで。

「人の繋がりに助けられている」小林牧場(江別市) アジア酪農交流会 講演会

2019 年 5 月 22 日

Filed under: — djito @ 2:22 PM セミナー報告

アジア酪農交流会

アジア酪農交流会(發地喜久治会長)は5月22日、酪農学園大学(北海道江別市)で「集い」を開催し、総会、原田賞授与式、講演会、アジア各国の留学生を交えた懇談会を行なった。

講演会では、(有)小林牧場(江別市)の小林紀彦社長が「都市近郊の酪農経営~小林牧場の取り組み~」と題して、小林家が分家独立したときから現在に至るまでの変遷を、当時の貴重な写真を交えて紹介した。

小林牧場は昭和8年に現在の札幌市厚別区で営農開始したが、二度の移転を余儀なくされ、札幌市との境界に近い現在地に移ったのは昭和56年。
現在は、乳牛総頭数550頭(搾乳牛260頭)、飼料面積185ha、年間生乳生産量2800t。

小林社長は、都市近郊ゆえの自給飼料(牧草・コーン)確保事情、臭気対策としてのバイオガスプラント、牛好きな学生を呼び込むための共進会参加、新札幌乳業(株)で小林牧場ブランドの牛乳・乳製品が開発販売された経緯、今後も規模拡大を視野に入れていることなどを紹介した。

そして最後に、「こうして都市近郊で牧場経営を存続できているのは、酪農学園大学で良き恩師、良き同級生・先輩・後輩に教えてもらい、成長させてもらえたから。人の繋がりに助けられている。今後は恩返ししながら頑張っていきたい」と語った。

5月に「AMTSを使いこなす 2019」講習会 ハードサポート主催

2019 年 5 月 21 日

Filed under: — djito @ 2:36 PM セミナー開催案内

s-20180530AMTS講習会

酪農経営コンサルティングを展開しているハードサポート(株)は、乳牛栄養設計ソフト「AMTS. Cattle. Professional」の酪農現場での活用に向けた講習会を以下の要領で開催する。

■日時
・初級編=5月28日(火)10:00~15:00
・中級編=5月29日(水)10:00~15:00
■場所:とかちプラザ3階 会議室304
 帯広市西4条南13丁目1 ※JR帯広駅南口より徒歩3分
■定員:40名
■講師:村上求(同社代表)、市川雷太(同社)
■講習内容
・初級編:AMTSの特徴、AMTSの基本操作(条件設定と入力方法)
・中級編:AMTS用の飼料分析について(CVASへの粗飼料・濃厚の分析依頼方法)、配合飼料成分の作成、栄養設計の流れとポイント、オプティマイズ
※各自AMTS. Cattle Professionalをインストール済のパソコンを持参すること(デモ版可)
■講習料金:1日5,000円(税込)
■申し込み方法:参加日・氏名・所属・電話番号を記載しメールで申し込む。
 メール送信先:ichikawa@herdsupport.com
■問い合わせ:市川(TEL 080-5587-9906)

子牛に手をかけると良いことだらけに 十勝子牛研究会

2019 年 5 月 20 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM セミナー報告

十勝子牛研究会

十勝子牛研究会(石井三都夫会長)は5月18日、帯広畜産大学で本年度1回目の勉強会を行なった。
十勝管内大樹町の酪農後継者である山下陽子さんが「活躍する初産牛は子牛から」、NOSAI道東 釧路中部センター 弟子屈診療所の茅先秀司獣医師が「飼養管理から見直す乳用子牛の疾病対策事例」と題して講演した。

●子牛の対策だけで初産牛の繁殖成績が改善された――山下陽子さん

数年前に実家に就農して、大学で学んだことと現状のギャップを痛感。後継初心者ができることとして繁殖管理の改善に取り組んだものの、初産牛の受胎が遅く、体格も小さいことが判明。そこで大きい初産牛にするための作戦を練り、3カ月齢までの栄養供給を高めることに。スターター給与期間を延長し、かつ1頭当たり粉ミルク使用量を増やす取り組みを開始した。
その結果、発育スピードが大きく向上し、以前は548kgだった初産分娩時体重は587kgに増え、バラツキも少なくなった。さらに124日だった初産牛の空胎日数は94日に短縮し、経済面でも大きく貢献できた。それにより子牛の対策だけで初産牛の繁殖成績が改善されることを実感。生後1日目(分娩・初乳の管理)と3カ月齢までの管理で、その牛の将来が決まることを認識した。
子牛に手をかけると良いことだらけで、子牛増頭、牛群が揃う、乳量アップ、長命連産、労働軽減、過密解消、規模拡大……等々がかなっていく。

●規模拡大に伴い子牛の疾病が多発、その対策とは――茅先秀司獣医師
総飼養頭数を1年で330頭から670頭に規模拡大したところ、子牛の死廃率が21%となってしまった酪農場の対策に取り組むこととなった。
集団飼育群(30日齢~育成前期)の対策として、飼養密度を減らすこと、哺乳ロボットの保守点検(粉ミルク投入口の詰まり落とし、チューブの定期交換、ホース洗浄、洗浄剤の補給など)を実施した。
個別飼育群(カーフペン、30日齢未満)の対策として、哺乳作業の見直し、哺育環境のリセット(哺育場所の変更)、十分な免疫グロブリンの投与(最低150g)、発酵代用乳の添加、寒冷対策(DM増、高カロリー代用乳)を行なった。
その結果、FPT(免疫移行不全)は減り、消化器・呼吸器病をコントロールすることができた。
現在は分娩時対策として、乾乳・分娩施設での飼養密度を減らすこと、分娩房の管理、分娩監視体制の確立(人員、機械など)を課題としている。

アグリテクニカ2019開催案内

2019 年 5 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:04 PM イベント,イベント開催案内,ニュース

DLG(Deutsche Landwirtschafts Gesellschaft:ドイツ農業協会)は、農業機械・機器、および管理技術に関する国際展示会アグリテクニカ2019「AGRITECHNICA2019」を、11月12~16日(プレビューデイ:10、11日)、ドイツ連邦共和国ハノーバー市ハノーバー国際見本市会場で開催する。

アグリテクニカは、1985年から隔年開催している国際展示会。今年は「Global farming-local responsibility」をテーマに掲げ、52カ国から2800もの出展者が、新製品・イノベーションを発表、またさまざまなトピックスをピックアップしたテクニカル・プログラムを企画している。

【問い合わせ】
DLGサービス
日本サービス窓口(合同会社アグサプライ内)担当:上村
TEL 0153-74-9027 FAX 0153-72-9197
e-mail:expo@hdp-farm.com

「2019年 フードチェーン・ブランドセミナー」エランコジャパン

Filed under: — Yayoi Uruno @ 12:00 PM セミナー開催案内,セミナー開催告知

エランコジャパン(株)は7月18日、都内で「2019年 フードチェーン・ブランドセミナー」を開催する(一般社団法人 日本科学飼料協会共催、東京大学大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター後援)。同セミナーでは「国内における畜産の意義とその持続可能性のための課題と取り組み」をテーマとして掲げ、各分野の専門家を招き、それぞれの立場からの講演が行なわれる予定。また講演者をパネリストとし「日本の畜産が目指す姿と今後予測される課題(仮)」をテーマとしたパネルディスカッションも行なわれる予定。

日時:7月18日 13:00~18:00(12:30開場)
会場:東京コンファレンスセンター・品川 5F大ホールA
(東京都港区港南1-9-36 アレア品川 電話:03-6717-7000)
参加費用:無料

講演:
「国内における畜産の存在意義を考える~国産畜産物の必要性とその貢献~(仮)」公益社団法人 中央畜産会 姫田 尚副会長
「国内における畜産の存在意義を考える~消費者が国産畜産物に求めるものとは~(仮)」一般社団法人 全国消費者団体連絡会 浦郷 由季事務局長
「限られた資源を考える~家畜の能力を最大限に引き出すための技術進歩と今後の展望~(仮)」一般社団法人 日本科学飼料協会 理事長 竹中 昭雄氏
「環境問題を考える~糞尿の利用によるエネルギー循環システムの紹介~(仮)」みやざきバイオマスリサイクル(株) 総務部 矢野 健児部長
「人材確保を考える~魅力ある畜産、人が定着する職場づくりの工夫~(仮)」
畠中育雛場 代表取締役 畠中 五恵子氏

【問い合わせ】
エランコジャパン(株)担当:加藤・前田
TEL 03-5574-9727

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