乳牛ET受胎率49.7% 北海道AI協会

2020 年 11 月 13 日

Filed under: — djito @ 10:14 AM ニュース

北海道家畜人工授精協会は、2019年の「牛受精卵(体内受精卵)の移植実績」をまとめた。

乳用牛の移植頭数は4534頭で前年より339頭減った。
受胎率は49.7%で前年より1.6ポイント上がった。

肉用牛の移植頭数は2万1913頭で前年より2429頭増えた。
受胎率は51.8%で前年より1.4ポイント下がった。

実証! ICTで労働力削減&生産性向上 北海道別海町 (有)エスエルシー

2020 年 11 月 7 日

Filed under: — djito @ 3:34 PM ニュース


東京理科大学の大和田勇人教授らによる「オールICTシステムファームにおける労働力不足解消技術体系の実証」のモデル農場である(有)エスエルシー(売場純代表取締役)で11月6日、地元農業高校の生徒らを対象とした現地講習会が行なわれた。
参加したのは、中標津農業高校、別海高校、標茶高校の生徒(各校5名程度)と関係者ら約30名。
午前は座学、午後は現場視察が行なわれた。

座学では、まず大和田教授がこのプロジェクトの内容と目的などを解説した。
このプロジェクトは、労働力負担が大きい作業(繁殖管理、分娩管理、給飼管理、子牛管理)でスマート技術による労働力の削減と生産性の向上を実証することを目的としている。
さらに、こうした新しい働き方の酪農業を実践・発信することで、従業意欲のある人材を育てること、地域の酪農の担い手輩出に貢献することをねらいとしている。

続いて、同牧場の米内陸真統括マネージャーが、牧場の概要、導入したICTシステム概要として、搾乳ロボット「VMS」、個別哺乳ロボット「カーフレール」、業務データの管理と活用について解説した。
搾乳ロボット導入で作業時間と作業人数が減ったこと、個別哺乳ロボット導入で初生牛(ホル雄、F1、黒毛和牛)の市場出荷価格が市場平均価格比85%から133%に上がったことなど、手応えを具体的な数字を交えて紹介した。
さらに、ICTの目的と効果は、労働力の削減、労働時間の減少、労働負担の軽減、人件費の抑制にとどまらず、高度な情報管理、賢い人材の育成、課題の見える化、業務効率の追求にあると語った。

その後、デラバル(株)の有吉忠広プロジェクトサポートマネージャーが、デルプロ牛群管理ソフト、アクティビティ・メーター、ハードナビゲーター(生乳分析装置)、BCSカメラなどについて詳しく紹介した。
続いて、オリオン機械(株)トータルソリューション部の和田雅樹営業グループ主任が、カーフレールとカーフフィーダーについて詳しく解説した。

現場視察では、ICTシステムの実際を熱心に見学し、質疑応答が活発に行なわれた。
なお、こうした現地講習会は、あと2回の開催が予定されている。

●言葉の解説
【スマート農業(技術)】ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業(技術)
【ICT】情報通信技術(Information and Communication Technology)
【オールICTシステムファーム】生産工程全体にスマート技術を導入しICTを活用する農場

●(有)エスエルシーの概要
□乳牛飼養頭数500頭(うち経産牛290頭)。
 泌乳成績で高ランク乳牛には性選別精液で後継牛確保、低ランク乳牛には和牛ETという繁殖方針
□従業員9名(正社員6名、外国人実習生3名)
□2018年に個別哺乳ロボット「カーフレール」導入、2020年に搾乳ロボット「VMS」導入の新牛舎稼働。
 現在は、搾乳ロボット牛舎で約170頭搾乳、従来のアブレスト式ミルキングパーラーで約80頭搾乳

※詳報は、Dairy Japan 1月号で。

デジタルバージョンのユーロティア/エナジーデセントラル デジタル開催決定

2020 年 11 月 4 日

DLG e. V.(ドイツ農業協会)は2021年2月9~12日、デジタルバージョンのユーロティア/エナジーデセントラル デジタル「EuroTier/EnergyDecentral digital」を開催する。

コロナウィルスのパンデミックに関連した不安定な国際情勢の観点、および業界代表、諮問機関、およびパートナーとの協議により、DLGは2021年2月9?12日ドイツ連邦共和国ハノーバー市ハノーバー国際見本市会場にて開催を予定していた家畜生産に関する世界トップクラスのトレードフェア ユーロティア2021「EuroTier2021」、およびイノベーティブなエネルギー供給に関する国際トレードフェア エナジーデセントラル「EnergyDecentral」の物理的な開催中止を決定。デジタルバージョンのユーロティア/エナジーデセントラル デジタル「EuroTier/EnergyDecentral digital」 を2021年2月9日?12日に開催することを決定した。

「EuroTier/EnergyDecentral digital」は、出展者にデジタルビジネスパッケージによる幅広いオファー、最大限のフレキシビリティーを、来場者には広範囲のテクニカルプログラム、魅力的なネットワーキングを提供する。
DLGは2021年に畜産および分散型エネルギー供給のあらゆるトピックスをカバーする追加的なイベント、トレードフェアを企画している。

帯畜大「農業経営者セミナー」Web配信と直接会場の二本立て開催

2020 年 10 月 30 日

Filed under: — djito @ 3:06 PM セミナー開催案内

帯広畜産大学と帯広市は11・12月に4回シリーズの「農業経営者セミナー」を、Web配信と直接会場の二本立て受講で開催する。

本セミナーは帯広畜産大学と帯広市との連携による「フードバレーとかち人材育成事業」の一環。
農業経営の法人化を検討している経営者や、農業の法人経営に興味を持っている経営者などを対象に、検討すべき課題について実例を紹介する。

内容および申し込みは以下のとおり。

●第1回「農業経営の継承の留意点と法人化の課題-相談事例に基づく実践的アドバイス-」
内容:事業継承の事例を交えながら法人化における留意点を解説。
日時:11月20日(金) 18:30~20:00
講師:竹川会計事務所 代表社員 所長・竹川博之氏

●第2回「安定的な農業雇用のために雇用主として気をつけたいこと」
内容:労務管理上の課題となる雇用保険等、雇用条件にかかわる話題、外国人技能実習生の雇用にかかわる法律、労働基準法との関係等、労務関係のトラブル事例を交えて解説。
日時:11月27日(金) 18:30~20:00
講師:外崎労務事務所 所長・外?裕康氏

●第3回「『開拓者たれ』これからの酪農経営に必要なビジョンとは」
内容:「牛も人もどんどん育てる牧場」として、従業員の成長と牧場の発展を両立させること。農場HACCP取得や管理獣医師との連携による牧場業務の高度化について紹介。
日時:12月4日(金) 18:30~20:00
講師:藤井牧場 代表取締役・藤井雄一郎氏

●第4回「有機野菜で6次産業化を実現」
内容:事業規模の拡大に合わせた労務管理の留意等について、有機野菜の6次産業化の事例を通して解説。
日時:12月7日(月) 18:30~20:00
受講方法:Web受講のみ(希望者は帯広市役所の会議室にて視聴できる)
講師:農業生産法人グリンリーフ株式会社(群馬県) 代表取締役・澤浦彰治氏

【受講方法】会場での受講またはWeb受講。会場は、とかちプラザ 研修室306(帯広市西4条南13丁目)
【定員】Web受講25名、会場受講15名
【受講料】各セミナー 3,000円、全受講は12,000円。データ通信料は各自で負担。
【修了証書】4回のセミナーをすべて受講すると修了証書が発行される。
【募集期間】10月28日(水)~11月13日(金)必着
【問い合わせ】帯広畜産大学 産学連携センター内 フードバレーとかち人材育成事業事務局
担当:藤倉、和知 TEL 0155-49-5773

詳細は以下へ。
https://www.obihiro.ac.jp/facility/crcenter/foodvalley-tokachi_nougyoukeiei

70万円台に持ち直し ホクレン家畜市場10月の初妊牛相場

Filed under: — djito @ 8:58 AM 業界情報

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の10月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

10月は、冬分娩に対して導入需要が増加するなか、出回り頭数は小幅な増加に留まったことから、相場は強含みで推移した。
平均価格72万8000円(税込)
前月比4万2000円高・前年比1万8000円安(税抜比)

11月は、下牧により出回り頭数は増加が予想されるものの、分娩時期の中心は1月以降が中心となり堅調な需要が見込まれることから、相場は保ち合いで推移することが予測される。

出光興産・共立製薬がウェブセミナーを開催

2020 年 10 月 19 日

Filed under: — 前田真之介 @ 12:00 PM 未分類

共立製薬株式会社と出光興産株式会社は11月6日(金)、「酪農生産性向上セミナー2020」を2社合同で開催する。

リアルタイムオンライン配信と見逃し配信それぞれに対応しているため、時間や場所を問わず視聴が可能。講義テーマは酸化ストレスから発生する乳牛の炎症性疾患の対策について。(有)あかばね動物クリニックの鈴木保宣先生による解説で開催される。詳細は以下を参照。

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テーマ:牛における酸化ストレスの対策

講師:鈴木 保宣 先生(有限会社あかばね動物クリニック)

日時:2020年11月6日10時00分から11時30分

(上記日程でリアルタイム配信を行ない、見逃し配信も予定しております)

参加費:無料

参加申込:こちらのURLから参加申込みくださいhttps://forms.gle/3u2AmZsEZ9TSxue66

セミナーが近くなりましたらご登録のメールアドレスに参加用のURLをお送りいたします。あるいは、添付チラシをご参照の上、必要事項をご記入の上、FAXにてお申し込みください。

問い合わせ:チラシに記載のご連絡先をご確認ください。

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新発売 給餌&餌寄せロボット「レリー・ベクター」コーンズ・エージー

Filed under: — djito @ 6:09 AM 新商品

株式会社コーンズ・エージーは、「給餌も餌寄せも自動で正確に」をキャッチフレーズとした、レリー社(オランダ)製の給餌ロボット「レリー・ベクター」を新発売した。

■特長
・餌寄せ走行中に飼槽の給餌状況を確認し、飼料倉庫で必要な粗飼料や配合飼料を補給・ミキシング後、牛舎に戻り不足箇所に給餌するという一連の流れを全自動で実施。
・正確な給餌管理と、フレキシブルな多回給餌による採食量増加の実現が可能。
・餌寄せロボット「ジュノ」と同様に走行レールを必要とせず、自由なルート設定が可能。

なお、国内稼働開始は2021年春を予定している。

【問い合わせ】
株式会社コーンズ・エージー
北海道恵庭市北柏木町3丁目104-1
TEL 0123-32-1452
FAX 0123-32-7052

第4回Dairy Japanウェビナー まだ間に合います

2020 年 10 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 10:20 AM セミナー開催案内

本日(10月6日)14:00開催の第4回Dairy Japanウェビナー「生産性を引き出すライトコントロール」ですが、まだ視聴枠に若干の余裕がございます。ご視聴を希望される方は以下からお申し込みください。

https://zoom.us/webinar/register/WN_2RTfPwmHT02Ro8YQ4L01Iw

第4回Dairy Japanウェビナー

テーマ:生産性を引き出すライトコントロール
講師:杉野 利久 先生(広島大学大学院統合生命科学研究科・家畜飼養管理学/准教授)
日時:2020年10月6日14:00から15:00
参加費:無料

日長時間をコントロールすることで、乳牛の泌乳能力を引き出すことができます。
日ごとに日照時間が短くなる今だからこそ、ライトコントロールを考えてみませんか?
今回のウェビナーでは、搾乳牛と乾乳牛、それぞれの最適なライトコントロールとそのメカニズム、そして牛舎に適した光の特性について解説します。

ライトコントロールを学びませんか?

2020 年 10 月 1 日

Filed under: — maetomo @ 10:44 AM セミナー開催案内

Dairy Japanでは10月6日、第4回Dairy Japanウェビナーを開催します。参加のお申し込みはこちらからお願いします。

日長時間をコントロールすることで、乳牛の泌乳能力を引き出すことができます。
日ごとに日照時間が短くなる今だからこそ、ライトコントロールを考えてみませんか?
今回のウェビナーでは、搾乳牛と乾乳牛、それぞれの最適なライトコントロールとそのメカニズム、そして牛舎に適した光の特性について解説します。皆さまのご参加をお待ちしております。

【第4回Dairy Japanウェビナー開催案内】

テーマ:生産性を引き出すライトコントロール
講師:杉野 利久 先生(広島大学大学院統合生命科学研究科・家畜飼養管理学/准教授)
日時:2020年10月6日14:00から15:00
参加費:無料
定員:100名

4年ぶりの60万円台に ホクレン家畜市場9月の初妊牛相場

2020 年 9 月 30 日

Filed under: — djito @ 7:23 AM 業界情報

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の9月集計(速報)がホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

9月は、暑熱期を脱し全国的に導入需要が見られたが、出回り頭数の増加により、相場は弱保ち合いで推移した。
平均価格68万6000円(税込)–60万円台は2016年7月以来
前月比1万5000円安・前年比6万8000円安(税抜比)

10月は、冬分娩に対する導入需要の増加は見込まれるが、下牧時期となり、さらに出回り頭数の増加が予想されることから、相場は弱保ち合いで推移することが予測される。

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