アグリビジネス創出フェア2012

2012 年 11 月 17 日

Filed under: — Ryoichi Maeda @ 12:47 AM 未分類

11月14日(水)?16日(金)東京ビッグサイトにて農林水産省主催の「アグリビジネス創出フェア2012」が開催された。農林水産、食品産業分野における技術交流展示会としては国内最大級となる本フェアも2004年からすでに8回目の開催となる今回のフェアも多数の来場者で賑わった。今回も農業、林業、水産、そして食に関連する研究機関、大学、民間企業などが189機関出店し、数々のハイテク技術が紹介された。また期間中は会場内にて講演会やシンポジウムなども多数開催され、盛りだくさんの充実したフェアになった。

震災後の酪農をテーマに公開講座:酪農学園大学が栃木県で開催

2012 年 11 月 16 日

Filed under: — admin @ 8:06 PM セミナー報告,ニュース

酪農学園大学は16日、栃木県那須塩原市で「第44回酪農公開講座」を開いた(共催、栃木県酪農協会および応用動物行動学会)。テーマは、昨年の東日本大震災および福島原発事故の影響に言及し、「震災から学ぶ、震災後の酪農」。

2つの講演があり、同大学の遠藤大二教授(獣医学群)は北海道で福島県産の桃の販売が好評だったことを紹介し、放射性物質について概説した後、「今回、政府や県は適切な情報を提供したと思う。放射性物質の基準を順守している限り、リスクが増加することはなく、社会的にはゼロリスクだと考える」などと述べた。

森田茂教授(農食環境学群)は、「牛は、人がいないと存在し得ない。また牛に依存してこなかった民族はいない。牛には多くの役割がある」として、応用動物学行動会のチーム(6大学・8人)が、福島県内の避難区域で放牧利用型の牛群を使った、放射性物質と牛との関係についてフィールド試験を行なっている途中経過を報告し、広い視野でこれらの牛の活用の道を探っていきたい、などと話した。

なお避難区域の牛は、約1000頭が餓死、約1000頭が所有者の同意の下で安楽死、約800頭は現在、所有者らが日中、飼料を与えに行っていると、つけ加えた。上記フィールド調査は、同チームのほかに複数の研究陣が行なっている。

参加者からは「(消費者からは)ゼロリスクではなく、ゼロベクレルが要求されている」などの意見が出た。(文責支局)

*参照記事 DairyJapan 2011年6月号「トピックス」

病気激減、個体乳量は前年比111%の伸び

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

十勝管内のS牧場(経産牛165頭、未経産牛135頭)は、
分娩移行期(乾乳および産褥)の飼養管理改善に取り組んだところ、
経産牛1頭当たり乳量8409kgだったものが、
1年で9362kgに引き上がりました。
前年比+953kg、111%の伸びです。

取り組みのポイントはいくつかあるのですが、
一番のポイントは、乾乳群のエサを薄い栄養濃度のTMR(ほとんどが粗飼料)
としたことです。
詳細は、来週発売のDairy Japan 12月号をご覧ください。

また、「過去10年間でクロース・アップ期のエネルギー給与に関する推奨値がどんどん低くなっている」
「乾乳牛のDMIは非常にばらつきが多いため、それぞれの牛群のDMIを把握することがクロース・アップの飼料設計の出発点になる」
と極めて重要な内容が解説されている書籍「移行期を科学する」(好評発売中)
も併せてお読みください。

TPP交渉参加断固阻止で集会相次ぐ

2012 年 11 月 15 日

Filed under: — maetomo @ 5:41 PM ニュース

11月15日、都内でTPP交渉参加断固阻止を求める集会が相次いで開かれた。

これらの集会は11月18日から開かれる東アジアサミットで野田首相がTPP交渉参加表明する可能性があるため、それを阻止するために開かれたもの。 (more…)

明治HD 上半期は増収大幅増益

2012 年 11 月 13 日

Filed under: — maetomo @ 6:00 PM ニュース

明治HD株式会社は11月13日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。同期の売上は市乳中心に好調だったことで、5612億で前年同期比131億円増、102.4%で増収、営業利益100億円で同26億増、135.5%で大幅増益だった。

同期のセグメント別売上では、昨年の震災の影響から乳製品事業全体が回復基調にあるなか、ヨーグルトが好調だった(700億円、133.3%)。とくにプロバイオティクス部門は前年同期比159%と大幅に躍進し、ブルガリアヨーグルトシリーズも123%と伸長した。

増収要因は売上増加による利益増が約109億円で大きく、コスト要因では薬価改定による約35億円のコスト増、拡売費・広告宣伝費の増加分が約51億円だった。

また同日、下期の業績予想を修正し、売上高を5612億5000万円と前回予想より約12億5000万円上方修正した他、営業利益を20億円上方修正した。

雪メグ 上半期は増収増益

Filed under: — maetomo @ 5:49 PM ニュース

雪印メグミルクは11月13日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。これによると、同期の売上高は2663億円で前年同期比78億円増、103%の増収、営業利益85億円で同3億円増、103.7%と増収増益だった。

増収要因は販売物量の増加が約14億円、資材単価差等が9億円、製品構成差が約4億円。これに対してコストアップ部分は原料乳価格で約10億円、宣伝促進費の増加が約7億円、固定費の増加が約6億円とした。

セグメント別では海老名工場のライン整備などに伴う生産体制の強化によって、ナチュレMEGMIが好調だったこともあり、ヨーグルト部門が前年比120%の売上を達成した。またチーズは「さけるチーズ」の伸長もあり同103%の売上だった。

「分娩・子牛・哺乳育成期」をテーマにセミナー開催 :家畜改良センター岩手牧場

Filed under: — admin @ 4:43 PM セミナー報告,ニュース

独立行政法人家畜改良センター岩手牧場(盛岡市)は、13日、平成24年度飼養管理セミナーを開き、酪農家、農協関係者などが参加した。テーマは「分娩から育成期までの飼養管理」。

午前は、北海道・根釧農業試験場の大坂郁夫研究主幹が「初産分娩月齢の短縮と初産乳量を高めるための哺育育成期の飼養管理」を講演。管理の基本は衛生、施設、馴致、観察と記録にあり、初産分娩月齢を短縮するためには育成前期とりわけ3カ月齢までの管理、初産乳量を向上させるには育成後期の管理が大切とし、ステージごとの目標値をあげて解説した。そのうえで、寒冷期における哺乳子牛の飼養管理法を研究中などと述べた。

午後は、帯広畜産大学予防獣医学分野の石井三都夫准教授が「新生子牛のための分娩管理」を報告。北海道における分娩事故率のデータを示したうえで、子牛の分娩時の留意点を1:寝起きしやすい環境、2:早すぎる授精を避ける、3:分娩時の母牛の体格を大きくする、4:子牛の体重を大きくしない(種雄牛の選択、安全な分娩誘起措置など)、5:分娩監視・自然分娩を心がけ早すぎる助産をしない、6:リッキング(母牛が子牛を舐める)させ、良質な初乳を早めに十分飲ませる、などと解説した。

参加者からは「子牛の下痢」、「適切なスターターの成分組成」、「胎子死」、「逆子の助産」、「分娩予定日を過ぎた牛への対応」、「自発的に初乳を飲まない場合は?」などの質問が出た。(文責:関東支局)

関連書籍
電子書籍「分娩事故を防ぐためのポイント」石井三都夫著:Dairy Japan社
http://www.dairyjapan.com

チーズフェスタ2012開催

2012 年 11 月 12 日

Filed under: — maetomo @ 6:27 PM ニュース

チーズ普及協議会および日本輸入チーズ普及協会は11月11日と12日、都内で「チーズフェスタ2012」を開催した。

チーズフェスタは11月11日の「チーズの日」を記念して毎年開催されるイベントで、今回で21回目を数えた。会場には国内外から約250種類のチーズが出品し、チーズ愛好家ら約8000人が来場した。

会場ではチーズに関するトークショーなどが行われた他、協賛各社の代表的なチーズを試食したり、購入することができる。また、チーズマイスターがチーズに関する疑問や質問に答える「チーズ相談カウンター」も設けられた。

森永乳業 第2四半期は原料コスト増などで減益

Filed under: — maetomo @ 5:20 PM ニュース

森永乳業は11月12日、平成25年度3月期第2四半期決算を発表した。発表によると、同期の連結売上高は3171億円で前年同期に比べ58億円、2.5%増収だったが、営業利益は96億円で13億円、12.5%減益だった

減益要因は原料乳価格分が約8億円、販売促進費の増加分が約7億円、原材料価格高騰分が約4億円と発表した。
なお、下期は増収微増益を見込んでいる

経産名誉賞に千葉県立大網高校の出品牛:関東地区ホルスタイン共進会

2012 年 11 月 11 日

Filed under: — admin @ 7:38 PM ニュース,共進会

関東ホルスタイン改良協会は11日、栃木県内で「第16回関東地区ホルスタイン共進会」を開いた。出品100頭。審査員は荒木敏彦氏(ジェネティックス北海道業務部長)。

☆経産名誉賞(36月以上48月未満の部1位・BU)
サンノー スター ミント(父MDデライト ダーハム アトラス ET)
出品:千葉県 県立大網高等学校

☆経産準名誉賞(48月以上60月未満の部1位・BU)
ゴツドフレイ アトラス ウイング(父MDデライト ダーハム アトラス ET)
出品:群馬県 三輪圭吾氏

☆未経産名誉賞(21月以上24月未満の部1位)
ハーバート チヤンピオン クルミーナ(父カルブレツトアイ HH チヤンピオン)
出品:群馬県 チームカズン

☆未経産準名誉賞(21月以上24月未満の部2位)
スノーライト アドベント ニーナ(KHW カイト アドベント RED ET)
出品:栃木県 真嶋大輔氏

○12月以上15月未満の部1位
サンブライト フアイナル アツドウツド ノゾミール(父メープルダウンズアイ GW アウトウツド)
出品:群馬県 須藤晃氏

○同部2位
ホクリヨウ ローリングストーン(父レーガンクレスト S ブラクストン ET)
出品:栃木県 県立真岡北陵高等学校

○15月以上18月未満の部1位
ハーネスフアーム ダンデイー スター ルル(父ダンデイー ET)
出品:栃木県 高塩久氏

○同部2位
ハーバート NIGHT フイーバー(父クラツクホーム フイーバー ET)
出品:群馬県 三輪圭吾氏

○18月以上21月未満の部1位
ラブリーフアーム ダミオン ブラツク(父アーバクレス ダミオン)
出品:群馬県 長坂仁司氏

○同部2位
ロイマーチン ロイ エルス(父ロイレーン ジヨーダン ET)
出品:栃木県 室井忠則氏

○経産36月未満の部1位・BU
タクヨウ ハツピー ゴールデン サンチエス(父サンチエス)
出品:栃木県 県立那須拓陽高等学校

○同部2位
マロニエ サンチエス ジエツド(父サンチエス)
出品:栃木県 畜産酪農研究センター

○経産36月以上48月未満の部2位
ハーバート ライラ ライラ(父カルブレツトアイ HH チヤンピオン)
出品:群馬県 三輪圭吾氏

○48月以上60月未満の部2位
グツドフイールド M ゴールド ミソノ(父ゴールドウイン)
出品:神奈川県 吉田雅章氏

○60月以上の部1位・BU
レインボーヒル ギブソン セレナ(父シルキー ギブソン ET)
出品:群馬県 上谷川直人氏

○同部2位
エヌアイフアーム ゴールドウイン ハーゲン(父ブレイデール ゴールドウイン)
出品:東京都 北島隆氏

荒木審査員は、名誉賞牛を「未経産では、発育、フレームの良さと正しさなど高いレベルにある。経産牛は、大きなサイズを持ちながら、乳用牛の特質が高く、骨格、乳器が良い」などと評した。
なお、種雄牛別の出品頭数では、サンチエス7頭、ダンデイー7頭、ゴールドウイン6頭などだった。

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