米国産DDGSの最新情報を紹介 アメリカ穀物協会

2009 年 5 月 23 日

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アメリカ穀物協会(http://grainsjp.org)は5月21・22日に帯広と東京の2会場で、「米国産DDGSワークショップ2009」を開催した。同協会は、米国産DDGS(トウモロコシ蒸留粕)の飼料としての情報提供、普及活動などを行なっており、今回のワークショップもその一環。
今回は、以下の四つの講演が行われた。「肥育牛へのDDGS給与の可能性」(全農飼料畜産中央研究所/木場頼孝氏、ホクレン畜産技術研究所/松下洋治氏)、「DDGSの需給・流通について」(アメリカ穀物協会ワシントン本部/ダン・キーフ氏)、「養殖魚のタンパク源としてのDDGS、DDGSのペレット製造」(米国農務省農業研究局/カート・ローゼントレイター氏)、「DDGS、乳用牛飼料原料としての使用」(サウスダコタ州立大学/ケント・カルシャー氏)。

「DDGS、乳用牛飼料原料としての使用」のなかでカルシャー氏は、DDGSの栄養成分はプラントによって、また同一プラント内でも異なることがあることを紹介し、栄養成分の変化は、乾燥に先立ち、ウェットDGSに戻すソリュブル(=アルコールを回収した後の液体)の量が一番影響していると述べた。
また、「どの程度DDGSを給与できるか」について詳しく解説した。泌乳牛用については、高品質DDGSを20%まで配合できる可能性があるとし(全飼料中、乾物%)、その際、飼料には十分な有効繊維を配合しなければならない、リジンの量が適切になるよう注意する、リンは飼料の0.38から0.40を超えてはならない、と述べた。

詳しくは、Dairy Japan7月号で。

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