災害時対策、液体ミルク、生乳確保は 雪印メグミルク株主総会

2019 年 6 月 26 日

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雪印メグミルクは6月26日、札幌市で「第10回定時株主総会」を開催し、その後、記者会見を行なった。

西尾啓治社長は、総会で取締役員選任の議案が承認・可決されたこと、また質疑応答では、法令遵守・リスク管理・ガバナンス強化・男女雇用機会均等法の取り組み、北海道胆振東部地震後の危機管理と対応、育児用液体ミルク発売などについて質問があったことを報告した。災害時の危機管理としては非常用電源導入の計画を進め、液体ミルクは発売の目処が立っているという。

池浦靖夫常務は、雪印種苗とホクレンくみあい飼料で合弁会社を設立したこと、磯分内工場の新バター棟は2020年下期に稼働予定であること、乳用若齢牛が増加基調にあることから搾乳牛頭数水準が回復することに期待していることなどを報告した。

また当期における買入乳量が98.4万t(前期比1.6%減)であったことの評価として小板橋正人常務は、「必要乳量は一定確保できたと認識しているが、その生乳に付加価値を付けて市場を膨らませ、酪農乳業ともに拡大生産が可能となるようにしていくことが大事。生産者の皆さんには引き続き、生乳生産基盤の強化を取り組んでいただきたい」と述べた。

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