搾乳ロボットとバイオガスプラントの実態は? 北海道畜産草地学会

2017 年 9 月 4 日

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北海道畜産草地学会

北海道畜産草地学会が9月2~4日、十勝管内新得町の畜産試験場で開催された。
初日に、搾乳ロボットとバイオガスプラントに関するシンポジウムが行なわれ、研究者や関係機関など約170名が参加した。

前半は基調講演で、堂腰顕氏(根釧農業試験場)が「搾乳ロボットの現状と未来」、高橋圭二氏(酪農学園大学)が「北海道におけるバイオガスプラントの現状と課題」を解説。
後半は現地の取り組み事例で、渡邊敏弘氏(十勝農協連)が「十勝における搾乳ロボットの取り組み」、太田眞弘氏(JA新得町組合長)が「JA新得町における取り組み」を発表した。

渡邊氏は、十勝管内における搾乳ロボットの導入は66戸・119台(平成28年)と普及が進んでいることを前置きし、搾乳ロボット導入農場11戸・1~4台の実態調査を発表した。導入によって、作業者一人当たりの管理頭数は3~57頭増加したが、パソコン管理者が限定的でありデータ管理の労働時間が1日当たり60~300分増加していた。個体乳量は27.2~40.4kg、搾乳回数は2.0~3.4回だった。

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