【初妊牛相場】56.1万円と弱含み――ホクレン家畜市場

2015 年 6 月 29 日

Filed under: — djito @ 4:18 PM 業界情報

相場06

ホクレン家畜市場の初妊牛相場6月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

6月については、引き続き夏産み中心の出回りとなり、都府県を中心に導入を控える動きが強まったことから、平均価格は56万1000円(前月比1万1000円安・前年比2万4000円高)と弱含みでの推移となった。

7月については、都府県においては本格的な暑熱期の導入となり、事故への警戒感から導入意欲は弱まることが見込まれることから、弱含みでの推移が見込まれる。

トータル ハード マネージメント サービスの新社長に佐竹直紀氏

2015 年 6 月 28 日

Filed under: — djito @ 8:37 AM ニュース

わが国でのプロダクション・メディシン(生産獣医療)の先駆者である(株)トータル ハード マネージメント サービス(北海道別海町)の黒崎尚敏氏はこの6月に代表取締役社長を退任し、新社長に佐竹直紀氏が就任した。
新役員は以下(敬称略)。
代表取締役社長・佐竹直紀、取締役会長・黒崎尚敏、取締役・富岡敬晶、取締役・山下彰一

全日本ホル共進会 約100社の展示ブースが

2015 年 6 月 26 日

Filed under: — djito @ 7:06 PM ニュース

ブース説明

開催まであと118日となった「全日本ホルスタイン グランプリ 2015/全日本ホルスタイン共進会北海道大会」。
その「酪農資材器具展・技術交流会」出展者説明会が6月26日、会場となる安平町早来の北海道ホルスタイン共進会場で行なわれました。
屋内展示場には71社、屋外展示場には23社の企業や団体が、展示ブースを並べます。
各社ブースの場所、資材の搬入・搬出、防疫対策などが確認されました。

防疫対策は、敷地内を一次防疫エリア(来場者エリア)と二次防疫エリア(出品牛舎エリア)に分け、それぞれフェンスが設置されます。
一次防疫エリアの来場者の入口は2カ所で、それぞれに消毒テントが設置されます。
テント内では靴底および手指消毒を実施するほか、ミスト状の消毒薬による全身消毒も実施されます。
二次防疫エリアには出品者などID交付を受けた人以外は立ち入れません。

なお、開催期間中(4日間)の来場者数は2万4000人が見込まれています。

「乳」にこだわった“もの作り”で需要拡大する 雪印メグミルクが株主総会

2015 年 6 月 25 日

Filed under: — djito @ 6:42 PM ニュース

雪印メグミルクは6月25日、札幌市で「第6回定時株主総会」を開催した。
今年4月に就任した西尾啓治代表取締役社長が議長を務めた。

総会の質疑応答で、「酪農家との協調関係は?」との質問に対し、西尾社長は「国内酪農に立脚したメーカーとして、乳(ミルク)にこだわった“もの作り”で消費者に貢献することを根本としながら、需要を拡大していくことが国内酪農への貢献につながると考えている」と前置き。
そして具体的な取り組みとして、
1 酪農諮問委員会を設置して酪農家の意見を経営に活かす
2 日本酪農青年研究連盟を運営し酪農家相互の情報交換を支援する
3 酪農総合研究所でシンポジウムを開催して酪農経営向上に役立つ情報、また実証圃場や経営実証農家で得られた情報を提供する
4 グループ会社である雪印種苗がJAと町と三者で農業生産法人(TACSしべちゃ)を立ち上げ、草地型酪農経営を実践しながら、そこでの情報を提供していく
と担当役員が回答した。

さらにTPP交渉についての質問に対し、西尾社長は「これ以上の農産物の輸入自由化は、日本の食の安産・安心を、質と量の両面から脅かす可能性がある。生産現場が安心して生産拡大できることを期待している」と回答した。

西尾社長

写真=総会後の会見で内容報告する西尾啓治代表取締役社長

アミノ酸バランスを整え乳量・乳成分アップを 味の素アニマル・ニュートリション

2015 年 6 月 18 日

Filed under: — djito @ 10:36 PM セミナー報告

味の素セミナー

味の素アニマル・ニュートリション・グループ(株)は6月16・18日、東京と帯広で「乳牛アミノ酸栄養セミナー」を開催した。
酪農家はじめ、乳牛栄誉・飼料の研究者、コンサルタント、企業など約200名が参加した。
3名の講師により、生産性を最適化するための最新乳牛栄養学に基づいたアミノ酸飼料設計が解説され、また同社が4月に新発売した乳牛用リジン製剤「AjiPro-L」の紹介、同商品の現場での試験結果が報告された。

●飼料効率が最適化
RP フィード・コンポーネント社(米国)のパトリック・フレンチ博士は「乳牛におけるアミノ酸栄養の充足」と題して、アミノ酸バランスを整えることの必要性、リジンとメチオニンの要求量とそれ基づいた飼料設計などを解説した。
アミノ酸バランスを整えることは飼料・栄養の利用効率の最適化につながることを説明。
また、乾乳後期に代謝可能リジンの給与量を増加すると、分娩後の乳量、乳蛋白質、乳脂肪の増加が期待できること、その費用対効果は満足できることのデータを紹介した。

●確かな性能の製品を
味の素ハートランド(株)の新里出獣医師は「AjiPro-L~データが証明する確かな性能~」と題して、同商品の性能と給与効果を紹介した。
確かな性能のバイパスリジン製品を泌乳初期からピーク期に給与すると乳生産改善効果が安定して得られること、乳蛋白質率の改善にはメチオニンも重要であるが乳量の増加効果はリジンによりもたらされることなどを解説。
そして、アミノ酸の不足は成績の低下を招き、過剰はムダなコストになるゆえに、確かな性能の製品を使うことが鍵となること、また製品は単価ではなく、代謝可能リジン1g当たりのコストに注視すべきであると語った。

●現場で有効性を検証
(株)ゆうべつ牛群管理サービスの安富一郎獣医師は「臨床現場でのバイパスリジン製剤AjiPro-Lの有効性の検討」と題し、北海道の牧場で、同商品を泌乳牛群の飼料に加える(60g・120g添加)、置き換える(加熱大豆300gを同商品40gに)、乾乳後期群に給与する、という三つの試験結果を紹介した。
搾乳牛群においては、同商品を添加したら乳量が増加したこと、置き換えによって飼料コストが1日1頭当たり7円低下したこと、アミノ酸バランスを整えたMPでは多少の減量を行なっても泌乳量は変わらないことなどを紹介。
乾乳後期群においては、分娩後3週目頃から泌乳立ち上がりの改善効果が出ていることなどを紹介した。

※より詳しくはDairy Japan 8月号にて

アルファルファの大家・原田勇名誉教授の「遺稿・追悼集」を出版

2015 年 6 月 15 日

Filed under: — djito @ 6:00 AM ニュース

酪農そして世界平和への想い

酪農学園大学土壌植物栄養学研究室同窓会(細田治憲会長)は、アルファルファの研究・普及の第一人者であり、酪農学園学園長、酪農育英会理事長、酪農学園大学名誉教授、アジア酪農交流会名誉会長を務めた故・原田勇博士の遺稿・追悼集「酪農そして世界平和への想い」を出版した。
2年前から編集委員会を設置し、この春にまとめあげたもの。
A5判・ハードカバー、472頁。

内容は、遺稿編、追悼編で構成されている。
遺稿編には、「酪農学園への想い」「アルファルファに育てられて」「先達の思想を現代に問う」「食糧問題と環境問題」「アジア酪農交流会」「自然と人に育てられて」など、同博士の貴重な稿がまとめられている。
追悼編には、関係の深かった研究者や技術者、門下生である酪農家など46名の追悼文が盛り込まれている。

問い合わせは、酪農学園大学・同窓会連合会・事務局
TEL 011-386-1196

【初妊牛相場】57.2万円とやや弱含み――ホクレン家畜市場

2015 年 6 月 2 日

Filed under: — djito @ 11:28 AM 業界情報

相場05月

ホクレン家畜市場の初妊牛相場5月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

5月については、出まわりの中心が夏産みとなり、都府県では暑熱事故を警戒して導入需要が落ち着いたことから、平均価格は57万2000円(前月比1万5000円安・前年比1万円高)とやや弱含みでの推移となった。

6月については、分娩の中心が猛暑期となることから、都府県を中心に導入需要の減退が予測され、弱含みでの推移が見込まれる。

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