牛乳乳製品でメタボ予防 j-milkがリーフレット公開

2012 年 9 月 7 日

Filed under: — maetomo @ 8:57 AM ニュース

日本酪農乳業協会(j-milk)は9月6日、「牛乳乳製品でメタボ予防」<気になるお腹まわりもすっきり健康美を目指そう!>を公開した。同リーフレットは「牛乳乳製品摂取とメタボリックシンドロームに関する横断的研究」(2010年)の結果を、女性を対象に分かりやすく表現したもの。

リーフレットによれば、牛乳乳製品を1日260ml以上摂取する女性は、1日100ml以下しか摂取しない女性に比較してウエストは2cm細く、BMIは0.4ポイント低かった。またメタボリックシンドロームの割合は4割低かった。

男性についても同様で、摂取量の多い男性(1日300ml以上)ではメタボリックシンドロームの割合が2割低かったとしている。

乳用雌牛NTP上位100頭(2012・8月)を公表:家畜改良センター

2012 年 8 月 27 日

Filed under: — admin @ 5:20 PM ニュース

独立行政法人家畜改良センターは8月27日、牛群検定参加牛の乳用雌牛総合指数評価(NTP)上位100頭を公表した。

今回のトップ牛はシーレーク ヒラリー デイジヤーデイン ET(北海道・株式会社SEA LAKE)で、総合指数+6162、乳代効果31万5298円だった。
詳細は、同センターのホームページからダウンロードできる。
http://www.nlbc.go.jp

「サツラク・ミルクフェスティバル2012」で大にぎわい

2012 年 8 月 19 日

Filed under: — djito @ 4:16 PM ニュース

サツラク農協主催の「サツラク・ミルクフェスティバル2012」が18・19日、
札幌市東区の「ミルク郷」で開催され、大勢の親子連れでにぎわった。

音楽演奏やYOSAKOI演舞、酪農クイズや抽選会などのステージ・イベントの他、
スタンプラリー、ゲームや縁日などのイベントが盛りだくさん。
札幌市内および近郊の飲食店と移動販売店による「サツラクグルメ食堂」では、
サツラク牛乳をふんだんに使ってスパイスを効かせたホワイトカレー、
ミルク味噌焼きそば、バターたこ焼き、サツラク牛乳お好み焼きなど、
この日限定のオリジナル・メニューも販売された。

サツラク農協青年同志会のパフォーマンスでは、
「ヨーグルトの早飲み競争」が行なわれた。
これは700mlのヨーグルトを、直径1cm・長さ50cmのストローを使って、
同志会員5 人(関さん、永田さん、池端さん、長濱さん、前田さん)のうち、
誰が最初に飲みきるかを当てるというもの。
一番になった永田さんは勝利インタビューで、
「強敵の長濱さんは弁当を食べた後だったので自分が勝てた」
と笑いながら答えて会場をわかせた。

「乳成分の栄養研究」をテーマにシンポジウム:日本酪農科学会が開く

2012 年 8 月 17 日

Filed under: — admin @ 6:35 PM セミナー報告,ニュース

8月17日、日本酪農科学会(会長:齋藤忠夫氏・東北大学大学院)は都内で、「乳成分の栄養研究Update」をテーマに平成24年度酪農科学シンポジウムを開いた。

「牛乳・乳製品摂取とメタボリックシンドローム」では上西一弘氏(女子栄養大学)が海外での研究報告を紹介するとともに、日本での20から69歳までの非喫煙者を対象にした試験結果から、牛乳・乳製品が骨の健康だけでなく、メタボリックシンドロームにも有用である、などと報告した。

「乳成分の脂質代謝改善作用・乳清ペプチドを中心に」では、長岡利氏(岐阜大学)が乳成分から高コレステロール代謝改善ペプチドを世界に先駆けて発見したことや、乳タンパク質・乳脂質・乳糖・乳Caなどの脂質代謝改善作用を詳説し今後、より詳細な分子レベルにおける作用機構の解明が望まれる、とした。

「乳中の共役リノール酸・トランス脂肪酸の栄養機能」では河原聡氏(宮崎大学)が、反芻動物の乳に特有の共役リノール酸が持つ抗がん作用や抗動脈硬化作用などを報告し、「ホエイペプチドに潜在する生体調節機能」では吉澤史昭氏(宇都宮大学)が、ホエイ(乳清)中の分岐鎖アミノ酸(BCAA)を豊富に含むホエイペプチドは未知の機能を秘めた次世代型生体調節因子として注目すべき栄養素である、などと報告した。

シンポジウムの基調講演では、細井孝之医師(国立長寿医療研究センター)が「健康寿命と乳・乳製品」と題し、乳や乳製品は健康のために、さまざまなライフステージで積極的に活用されるべき、と述べた。

その後、明治、森永乳業、雪印メグミルクの各研究所から、乳酸菌、ラクトフェリン、ホエイペプチドの栄養効果などが報告されたほか、30のポスター発表が行なわれた。

現在、日本では国立の研究機関では乳分野は殆ど研究されていない。しかし、大学や食品企業の研究陣が展開している「乳」が人の健康にどのように貢献するかという、微細な研究の一端を伺わせるシンポジウムだった。(文責:関東支局)

*関連書籍
「バルクの先を追ってみよう」 DairyJapan 2012年6月増刊号

乳用牛評価報告(2012・8:海外種雄牛)を公表:家畜改良センター

2012 年 8 月 14 日

Filed under: — admin @ 4:48 PM ニュース

独立行政法人家畜改良センターは8月14日、インターブルが行った2012・8月国際評価結果(海外種雄牛、総合指数上位40位)を参考情報として公表した。上位10頭は次の通り。

1 エンセナダ タブー プラネット ET  指数+3886
2 ロングラングス オーマン オーマン ET 指数+3599
3 バルモラル オルテイマ 指数+3591
4 コープ ボスタイト マツセイ ET 指数+3580
5 ビユートワ ハマス ET 指数+3522
6 コープ オーマン ローガン ET 指数+3495
7 ビオリス スリーマン 指数+3350
8 バービライン M マツチエス ET 指数+3123
9 GG アジソン サタイア 指数+3091
10 デ スージ レスピー ET 指数+3082

*インターブル(INTERBULL/International Bull Evaluation service);
スエーデンに本部があり、各国の種雄牛評価法の標準化するとともにその値を材料にし、国を超えた血縁情報と各国の環境の違いを考慮した遺伝相関に基づいて国際的種雄牛評価値を再計算し、公表している団体。(「新版酪農用語解説第2版」DairyJapan刊より)

*家畜改良センターホームページ:http://www.nlbc.go.jp/

平成23年度の食料自給率はカロリーベースで39%、生産額ベースで66%

2012 年 8 月 10 日

Filed under: — admin @ 7:55 PM ニュース

農水省は8月10日、平成23年度食料自給率と食料需給表を発表した(概算値)。それによると食料自給率は、カロリーベースで39%(前年と同率)、生産額ベースで66%(同4ポイント減)。生産額ベースでの減少要因は、畜産や魚介類における東日本大震災による国内生産額の減少や、天候安定などによる野菜の単価低下などとしている。

牛乳・乳製品の総需要量は1162万7000トンで、自給率は65%(需給表ベース)。国内生産量753万4000トンに対し、輸入量(生乳換算)は401万7000トン、輸出量(同)8000トン(内訳は牛乳2000トン、乳製品6000トン)。ほかに飼料用の輸入量(同)が44万4000トンある。

飼料自給率は前年より1ポイント上がり、26%となった。(文責:関東支局)

*農水省ホームページ http://www.maff.go.jp/

家畜改良センターが乳用牛評価報告(供用可能種雄牛)2012・8月を公表

2012 年 8 月 7 日

Filed under: — admin @ 5:12 PM ニュース

独立行政法人家畜改良センターは8月7日、供用可能種雄牛の総合指数順などを公表した。それによると、上位10頭は次のとおり。
名号             総合指数 長命連産  乳代効果
レスポア-ル サンデイ スタ- ハ-ゲン+3,496  +79,822 +174,038
エンドレス ジアンビ    +3,410 +117,702  +108,336
NLBC ボルセナ アセンライ ET  +3,409 +77,463 +190,175
RCA アスリ-ト ツ- シツクス ET  +3,219  +71,877  +150,984
ベイリツチランド REW ラプトル ジヨ- ET +3,186  +77,070  +201,263
オ-ケ-フア-ム ハ-ト ランカスタ- ET  +3,150  +79,220  +128,113
ヘンカシ-ン ゴ-ルド ドリ-ム  +3,032 +72,102  +106,101
ハツピ-ライブ クリスタル オパ-ル ET  +2,962 +56,567 +205,461
ベイリツチランド MR マツクイ-ン  +2,953  +62,140  +172,649
WHG オ-シヤニツク ジヨビアン ET  +2,950  +117,552  +143,055

今回新たに13頭が総合指数上位40頭以内にランクインした。それらは次のとおり。
3 JP5H54770 NLBC ボルセナ アセンライ ET + 3 , 4 0 9 + 3 , 1 3 6 +275 -2 サンデイバレ- ボルトン ET
4 JP5H54411 RCA アスリ-ト ツ- シツクス ET + 3 , 2 1 9 + 2 , 7 6 5 +461 -7 ジエニ-ル- MRSHL トイスト-リ- ET
8 JP5H54295 ハツピ-ライブ クリスタル オパ-ル ET + 2 , 9 6 2 + 2 , 9 5 5 +120 -113 モントラツプ ランツ オパ-ル
9 JP3H54440 ベイリツチランド MR マツクイ-ン+ 2 , 9 5 3 + 2 , 7 4 4 +253 -44 ジエニ-ル- マ-シヤル P149 ET
12 JP3H54459 エンドリツチ ブラツク CP ボルダ- + 2 , 8 6 8 + 2 , 5 0 0 +361 +7 サンデイバレ- ボルトン ET
13 54771 NLBC モ-リオン ソルデユ+ 2 , 8 5 5 + 2 , 8 6 7 -5 -7 ミスタ- モ-テル ET
18 JP5H54423 WHG バ-レツタ ジヤムナ ET + 2 , 7 8 3 +2,192 + 5 4 5 +46 R-E-W バツカイ ET
20 JP3H54343 フレ-バ-ランド エレガント アニ- ET + 2 , 7 4 7 +1,875 + 8 8 9 -17 ハニ-クレスト エレガント ET
21 JP3H54384 エンゼル プレアデス ET +2,710 +2,238 +372 + 1 0 0 ハニ-クレスト エレガント ET
22 54241 RCA アベンシス ツ-オ- ET +2,708 + 2 , 4 0 4 +413 -109 アツプルイス ジエツト ストリ-ム ET
25 54744 NLBC カツシ-ノ アトリア+2,623 + 2 , 4 4 4 +94 + 8 5 ゴ-ルデンオ-クス カ-スン ET
27 JP5H54566 WHG バ-レツタ チヤタム ET +2,555 +2,085 +448 +22 R-E-W バツカイ ET
29 JP3H54510 ロ-マンヒル ボルテ-ジ マツクス+2,506 +1,700 + 8 2 1 -15 サンデイバレ- ボルトン ET

供用中種雄牛の動きでは、前回(2012・2月)と比べ、ランキングが大きく変動した種雄牛がいる。総合指数のランキングが比較的大きく変動した種雄牛と評価値変動に関わった主な要因(信頼幅を超えた評価値等)は以下のとおり。
・ランクアップした種雄牛
JP3H53364【ハピイイ-スト ア-ル エス テンプタ- ET】総合指数第15位(前回同46位):セカンドクロップの娘牛の追加(泌乳形質で前回103頭、今回1,044頭)によると考えられる。
・ランクダウンした種雄牛
なし
*「供用中種雄牛の動き」記載条件は、現在供用中の種雄牛であり、前回上位41位以下から今回上位20位以内に順位が上がった種雄牛、または前回上位20位以内から今回上位41位以下まで順位を落とした種雄牛。

詳しくは、家畜改良センターHPへ。http://www.nlbc.go.jp/

牛乳・加工品は21牧場・施設が出展:「アグリフード EXPO 東京 2012」開かれる

2012 年 8 月 2 日

Filed under: — admin @ 7:40 PM ニュース

8月2日、東京ビッグサイト国際展示場で、第7回「アグリフードEXPO東京2012」が開かれた(主催:日本政策金融公庫、後援:財務省、農水省など)。同展示会は、日本の農業者および国産農産物と、中食・外食・流通業界など食品関係業界との橋渡しを目的にしたもの。今回は627者の農場、関連業種、大学などが、合計約3000種類の商品を展示、商談などが行なわれた。

会場は地域別に展示されたほか、東日本大震災復興コーナー、海外取引相談コーナー、小セミナー・イベントなども設けられた。

酪農乳業(牛乳・乳製品)は、北海道乳業、湯田牛乳公社、斗南丘牧場、那須高原今牧場、ハーレー牧場、磯沼ミルクファーム、ひまわり乳業、南日本酪農協同など、全国から21事業者の出展があった。畜産関連業種では「リサール酵産」が土づくりの微生物資材などを展示した。

同イベントは3日にも行なわれるほか、2013年2月21日、22日には大坂でも開催される。(文責:関東支局)

細断型ロールベーラ、発酵TMR、GPSガイダンスの活用事例を紹介

2012 年 8 月 1 日

Filed under: — djito @ 8:51 PM ニュース

北海道TMRセンター連絡協議会(近藤三男会長)は1日、札幌市で「第5回夏期研修会」を開催し、道内のTMRセンター会員はじめ関係者ら約200人が参加した。
今回の研修テーマは「良質自給確保に向けた生産技術の向上を目指して」。

第一部は、中央農業試験場の竹中秀行氏が「海外および日本における農業機械の最新情報」と題して話題提供。
全自動で停止することなくベール梱包とラッピング、排出を繰り返す「ノンストップ・ラウンドベーラ・ラッパ」などを紹介した。

第二部は「細断型ロールベーラと発酵TMR」をテーマとして、
根釧農業試験場の関口健二氏が細断型ロールベーラの構造や性能、発酵TMRの特徴や効果、今注目されている「可変径式TMR成形密封装置」などを解説した。
その後、IHIスター、ヰセキ北海道、コーンズエージー、タカキタの各社が商品の特長を紹介した。
さらに、宗谷管内浜頓別町・太陽ファームの生田目政吉氏が発酵TMRの給与事例を発表。
従来TMRの1割を発酵TMRに置き換えたところ、乾物摂取量が5%増え、1日1頭当たり乳量が約1kg増えたことなどを紹介した。

第三部は「GPS(全地球測位システム)」をテーマとして、
北海道農業研究センターの村上則之氏が農業分野におけるGPSガイダンスの現状、メリットと問題点、同センターが企業と共同で開発したシステムなどを紹介した。
その後、十勝管内広尾町・サンタドリームサプライの山本利浩氏が、GPSガイダンスの活用事例を紹介。
暗くなっても定規で線を引いたようにトラクターを運転できることから、牧草刈り取りにおいては孫畝ができない、デントコーン播種においては真っすぐ畝がきれる、牧草施肥においては撒きムラがなく、作業時間の短縮、燃料の節約につながることなどを紹介した。

総合質疑では、細断型ロールベーラの耐久性や価格、発酵TMRの効果などの質問があがった。

※詳報はDairy Japan 9月号で。

情報の「送り手」の信頼度が重要:「食の安全と安心フォーラム・5」、開かれる

2012 年 7 月 28 日

Filed under: — admin @ 8:04 PM セミナー報告,ニュース

7月28日、NPO食の安全と安心を科学する会(本部事務局:東大大学院農学生命科学研究科内)は、第5回目の食の安全と安心フォーラム「食育:食の安全性と機能性を正しく理解するために」を都内で開いた(後援・東大大学院食の安全研究センター)。

基調講演では、服部幸應氏(服部学園理事長)が「食育の現在・過去・未来」をテーマに、日本の食生活の現状と克服すべき課題などを述べた。

同会理事長の山崎毅氏は「食の安全を安心に変える学術啓発活動とは」と題し、現在、日本の食品中の放射性セシウムの基準値は、おおむね欧米の10分の1の水準であるとしたうえで、「食のリスク情報が氾濫すると、消費者が食品情報過敏症に陥り、リスク認知を間違える可能性が高くなる」、「そのため情報の送り手側の姿勢(精度、公開など)が重要になる」、「情報は、魅力的で、受け手と類似性があり、信憑性があることが重要」などと話し、消費者が食の安全を正しく理解するためには、科学的・中立的かつ分かりやすい継続的な学術啓発活動が最も重要、と示唆した。

その他「食のリスクに対する消費者意識」細野ひろみ氏(東大大学院准教授)、「食品ラベル情報が消費者行動に与える影響」古川雅一氏(東大食の安全研究センター特任准教授)、「食品の汚染カビをめぐる危害と安心・安全」高橋治男氏(国立医薬食品衛生研究所客員研究員)、「生食について考える。食中毒対策への提言」関崎勉氏(東大食の安全研究センター長・教授)、「最近の食物アレルギーの実態と対策、および花粉症との交差問題」小川正氏(京都大学名誉教授)、「食品の機能性評価の新展開」大澤朗氏(神戸大学食の安全・安心科学センター長・教授)、「疲労・抑うつと食の関連、抗疲労トクホに向けて」倉垣弘彦氏(関西福祉大学教授)が、
食の安全と安心の「最適化」に向け、それぞれ講演した。(文責:関東支局)

*食の安全と安心を科学する会 http://www.nposfss.com/

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