放牧開始時のルーメン細菌叢の変化と放牧管理

2021 年 4 月 30 日

Filed under: — 前田真之介 @ 3:53 PM ニュース

ラレマンドバイオテック(株)は、放牧開始時(冬用飼料から放牧飼料への変更)のルーメンマイクロバイオータ(細菌叢)の変化と、放牧管理を助ける方法について、同グループ研究マネージャーであるフレデリック・チャウチェイラス・デュランド博士にインタビューを飼、公開した。

インタビューでデュランド博士は「放牧開始の最初の数週間はルーメンの健康維持をするのが難しく、ルーメンマイクロバイオ―タが不安定になる」とし、対策として、生きた酵母を給与する例を紹介した。生きた酵母の給与により、繊維の消化率が改善した例などを解説した。

インタビュー全貌は以下URLより。

放牧開始時への生きた酵母の給与:ルーメンの中で何が起こっている?

 

神奈川県でB&Wショウを開催

2021 年 4 月 19 日

Filed under: — 前田真之介 @ 11:22 AM イベント,ニュース

4月17日 神奈川県ブラック&ホワイトショウが開催された。

昨年は新型コロナウイルス感染症により全国的に開催が見送られたが、この度、来場者の体調チェック、検温、マスク必着などの感染対策を徹底したうえで無事開催された。例年より出場頭数は少なかったが、久々の開催に会場は盛況となった。

主催:神奈川県ホルスタイン改良同志会

後援:神奈川県酪農農業協同組合連合会

オフィシャルジャッジ:北島 隆氏(東京都酪農家)

アソシエートジャッジ:増田 光紀氏(東京都酪農家)

 

 

 

「家畜労働安全のすすめ」パンフ配信 網走農業改良普及センター

2021 年 4 月 1 日

Filed under: — djito @ 5:53 AM ニュース

減らない農作業事故(北海道)、その約4割が畜産業(オホーツク管内)—-
そもそも人はいつ失敗するのか? できることを考えて事故を防ごう! と、網走農業改良普及センター・地域課題解決研修チームが、酪農畜産現場に携わる人達向けのパンフレット「家畜労働安全のすすめ」を作成し、ネット配信している。

PDFファイル版でカラー・32ページの当パンフレットは、畜産農作業事故の原因を詳しく調査・考察し、現場ルポを交え、今からできる事故対策、さらに安全対策グッズの紹介などが盛り込まれている。

同普及センターの同チームは、「とにかくケガをする人が1人でも少なくなればという想いでこの資料を作成しました。処理室や事務室に常備する、新人や実習生に学習材として配布するなど、広く活用ください」と呼びかけている。
当パンフレットは同普及センターのホームページからダウンロードできる。
http://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/ss/nkc/index.htm

ベストパフォーマンス実践セミナーをWeb公開

2021 年 3 月 31 日

Filed under: — maetomo @ 9:46 AM ニュース

家畜改良事業団は3月30日、生産技術改善と向上のための「ベストパフォーマンス実現セミナー」をWeb動画で公開した。
このWeb動画は、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に伴って酪農家などを対象とした各種研修会が相次いで中止されている状況を鑑み、自宅で研修を受講できるよう制作・公開されたもの。会員登録の必要はなく、誰でも自由に視聴できる。

●内容:ベストパフォーマンス実践セミナー
?牛群検定情報の活用〜乳量編〜
?牛群検定情報の活用〜乳成分編〜
●講師:渡邉 徹(家畜改良事業団 情報分析センター 家畜改良アドバイザー)
●公開URL:http://liaj.lin.gr.jp/japanese/kentei/kentei_s2.html

検定情報活用誌G1『乳成分にみるルーメン微生物からのサイン』発刊 北酪検

2021 年 3 月 29 日

Filed under: — djito @ 6:10 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は、検定情報活用誌G1(Vol.12)『乳成分にみるルーメン微生物からのサイン~ルーメンの健康度・農場の生産性を評価する~』を発刊し、北海道内の検定農家および関係機関に配布した。執筆は、酪農学園大学 農食環境学群 循環農学類 ルミノロジー研究室の泉賢一教授。
前半の基礎編では、魅力たっぷりのルーメンワールドを微生物の視点でまとめている。
後編の応用編では、実際の乳成分からルーメン環境をイメージするポイントについてまとめている。
また、同協会が4月から新たに情報提供を開始する「脂肪酸組成」についても詳しく解説している。
A4判・28ページ。
希望者は実費(1部300円+送料110円)で購入できる。
申込用紙は同協会のホームページからダウンロードする。
【問い合わせ】
北海道酪農検定検査協会 乳牛検定部 検定課
TEL 011-271-6057

ルーメン健康がわかる新情報「脂肪酸組成」を提供開始 北酪検

Filed under: — djito @ 6:04 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は4月から、新たに「脂肪酸組成」情報の提供を開始する。
乳脂肪を構成している「デノボ脂肪酸」や「プレフォーム脂肪酸」を分析測定することで、ルーメンの健康状態をモニターすることができ、そこから問題点を解明して飼養管理に反映できるもの。
測定数値は、乳検情報とバルク情報に追加される。
乳検情報は、検定終了後に報告される検定日速報でも確認でき、牛群検定WebシステムDLで問題牛の特定や、牛群の傾向を把握できる「ルーメン活動レポート」を利用することができる。
バルク情報は、集乳旬報、牛群検定WebシステムDLで確認できる。
新情報の活用方法などについては詳しく解説されたパンフレットが用意されており、全道の検定加入農家に配布される。
同パンフレットは同協会のホームページからダウンロードもできる。
【問い合わせ】
北海道酪農検定検査協会 乳牛検定部 検定課
TEL 011-271-6057

宇都宮賞3氏を表彰

2021 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:24 PM ニュース

既報(1月7日、http://dairyjapan.com/news/?m=20210107)のとおり、宇都宮仙太郎翁顕彰会(瀧澤義一理事長)は3月1日、札幌市で「第53回宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。

受賞者挨拶で、加藤賢一氏(酪農経営の部)は「身に余る栄誉であり、今までを振り返るとともに、大きな喜びと責務を痛感しています。酪農は私にとって唯一無二の仕事です。妻そして多くの友人に感謝します」と語った。

高橋芳幸氏(酪農指導の部)は「技術者の養成・育成を評価いただき、ありがとうございました。いろいろなところでお世話になり、皆さんに仕事をいただいたおかげで受賞できたと感謝しています」と語った。

穀内和夫氏(乳牛改良の部)は「目標・手本とする多くの牧場が身近にあり、常に刺激を受けてきました。多くの仲間や同志の皆さん、地域の皆さんに感謝します」と語った。

優良登録委員および地区連登録担当者を表彰 北海道ホル農協

2021 年 2 月 28 日

Filed under: — djito @ 5:22 PM ニュース

北海道ホルスタイン農協および日本ホルスタイン登録協会北海道支局は2月、「第46回優良登録委員表彰」および「第9回地区連合会登録担当者表彰」を行なった。
同農協および同協会支局は、北海道内で長年にわたり登録業務に精励し、地域の酪農振興、乳牛改良・登録事業の普及推進と指導に貢献している登録委員および担当者を毎年表彰している。
今年度の表彰者は以下の13名(敬称略)。

篠田浩二郎(石狩・NOSAIみなみ)
山口光雄(空知・NOSAI道央)
平澤憲吾(上川・上川中央NOSAI)
佐藤広和(道南・JA新はこだて)
松田吾朗(胆振・JA伊達市)
佐々木政英(十勝・JA本別町)
菅原卓志(釧路・NOSAI道東)
松井宏篤(釧路・JAくしろ丹頂)
佐々木尚洋(根室・JA中標津)
早川浩巳(網走・大空町東藻琴乳検組合)
鈴木直輝(網走・NOSAIオホーツク)
小川寛史(留萌・JA幌延町)
宮岡博昭(上川生産連)

WCDS2021はオンラインで開催

2021 年 2 月 9 日

Filed under: — maetomo @ 1:02 PM セミナー開催案内,ニュース

ウエスタン・カナディアン・デーリィ・セミナー(WCDS)事務局は、WCDS2021をオンライン開催すると発表した(https://wcds.ualberta.ca/)。

WCDSは、生乳生産や酪農のマネジメントに関する知識や技術の目的などに、酪農家や普及員、研究者、関係事業者らを対象に開催されるセミナー。カナダ国内外から多くの関係者が参加する。

今回は2021年3月8日から12日に、子牛の健康、栄養、繁殖などのテーマにした各セッションのほか、3農場のバーチャルツアー、大学院生による研究発表コンテストなどが予定されている。

・開催日時:2021年3月8日午前10:00から12日午後12:00(時刻は米国山岳部標準時=日本時間より16時間遅れ。日本時間は3月9日午前2時から3月13日午前4時まで)

・参加費:50カナダドル

・公式HP:https://wcds.ualberta.ca

・プログラム詳細:https://wcds.ualberta.ca/program/

・参加登録:https://wcds.ualberta.ca/registration/

平均乳量は9878kg(144kg増)北海道乳検

Filed under: — djito @ 9:05 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会は、2020年1~12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり平均)を公表した。
全道の検定農家戸数は3853戸、平均実頭数は87.0頭(前年84.3頭)。

《全道平均》
平均乳量9878kg(前年9734kg)
乳脂率3.96%(前年3.96%)
蛋白率3.35%(前年3.34%)
無脂固形8.82%(前年8.81%)
体細胞数20.3万(前年20.3万)
リニアスコア2.4(前年2.5)
分娩間隔425日(前年425日)

《地区別の検定農家戸数と平均乳量》
石狩:76戸、1万337kg(前年1万182kg)
空知:48戸、9518kg(前年9413kg)
上川:181戸、1万291kg(前年1万17kg)
後志:46戸、9315kg(前年8822kg)
桧山:45戸、8657kg(前年8614kg)
渡島:78戸、9077kg(前年8959kg)
胆振:72戸:9815kg(前年9567kg)
日高:82戸、9247kg(前年9076kg)
十勝:881戸、1万438kg(前年1万335kg)
釧路:437戸、9249kg(前年9120kg)
根室:819戸、9512kg(前年9337kg)
網走:601戸、1万359kg(前年1万186kg)
宗谷:342戸、9242kg(前年9192kg)
留萌:145戸、8927kg(前年8798kg)

《乳量階層別戸数比較》
1万1000kg以上:619戸(比率16.1%)
1万kg代:862戸(比率22.4%)
9000kg代:908戸(比率23.6%)
8000kg代:734戸(比率19.1%)
7000kg代:455戸(比率11.8%)
6000kg代:204戸(比率5.3%)
6000kg未満:71戸(比率1.8%)

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