酪農家戸数1万5700・乳牛頭数132.8万 畜産統計

2018 年 7 月 16 日

Filed under: — djito @ 7:49 AM ニュース

畜産統計

農水省は7月3日、畜産統計(平成30年2月1日現在)を発表した。
飼養戸数は1万5,700戸で、廃業などにより前年に比べ700戸(4.3%)減少した。
飼養頭数は132万8,000頭で、前年に比べ5,000頭(0.4%)増加した。
1戸当たり飼養頭数は84.6頭で、前年に比べ3.9頭増加した。

国際農業機械展、開催中!

2018 年 7 月 12 日

第34回国際農業機械展が7月12〜16日、帯広市内で開催され、会期中には延べ約20万人が訪れることが見込まれる。
この国際機械展は4年に一度、北海道十勝管内の帯広市で開催されるもの。今回の出展企業団体数は130余りと過去最大となり、中国、イタリア、ドイツ、フランスからも出展される。
今回のテーマは「ICTとともに更なる未来へ」。圃場作業に生かす機器、施設、資材から、圃場管理や農作物管理を効率化するソフト、システムなど、幅広い製品が出展される。

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初回AI受胎率は未経産53.7%・経産36.8% 北海道家畜人工授精師協会

2018 年 7 月 9 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

AI

北海道家畜人工授精師協会は、平成29年の人工授精実施成績を取りまとめた。

乳用牛の初回授精受胎率は、未経産・経産合計は42.0%で前年比0.2%低下、未経産は53.7%で同1.5%低下、経産は36.8%で同0.3%上昇した。
未経産の成績低下については、性選別精液の利用が3割を超える状況からすれば評価される成績とも思える、としている。

乳用牛授精延べ頭数での精液種類別交配割合は、未経産では通常精液が22.1%、F1が46.3%、性選別が31.6%。経産では通常精液が77.1%、F1が13.4%、性選別が9.5%となっている。

AI成績

乳牛のゲノム解析サービスを開始:フィード・ワン(株)

2018 年 7 月 3 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM ニュース,業界情報

フィード・ワン(株)は、米国NEOGEN社の国内パートナーであるアルタジャパン(株)と業務提携し、同社が窓口となって米国NEOGEN社の乳牛ゲノム解析サービスを展開することを明らかにした。
乳牛のゲノム解析は、乳牛のDNAを解析することにより生産形質・健康形質を把握することができる革新的な先端技術。同技術は北米では普及しつつあり、ここ数年間の遺伝改良のスピードが飛躍的に向上しているが、日本ではわずか一部に取り入れられているのみである。同社はゲノム解析において世界最大級のNEOGENの技術を日本国内に普及させ、その解析結果に基づき遺伝的な助言や飼料の改善提案などを行ない、日本の酪農業の発展に貢献したいとしている。
受付検体数は年間1万検体以上を見込んでいる。

国内生産基盤強化に注力

2018 年 6 月 27 日

Filed under: — maetomo @ 3:10 PM ニュース

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雪印メグミルク株式会社は6月27日、札幌市内で定時株主総会を開いた。総会では2017年度の事業・財務・監査報告と2018年度の事業計画などが報告された後、取締役選任などの審議事項は議案どおり承認・可決された。

2017年度の同社の連結売上高は5961億円(82億円、1.4%増)、営業利益は193億円(61億円、3.3%増)で増収増益だった(経営数値は億円未満切り捨て)。チーズなど成長分野の躍進が増収増益の主要因。生乳集乳量は100万1000tで、前年度に比べ0.5%減少した。

総会で西尾啓治社長は「生産基盤の安定化と乳資源の有効活用のため、設備投資と成長分野への投資をする」と2018年度事業について説明した。

総会での質疑では子会社である雪印種苗の種子法違反などの事件に対する質問と叱咤激励の声があがり、西尾社長は株主に陳謝するとともに、「CSR経営のさらなる推進とガバナンス強化を持って再発防止と信頼回復に務める」と回答した。

このほか、TPP11や日欧EPAと国内酪農乳業への影響について小板橋正人専務取締役は、「自由化の影響は、マイナスの影響をある程度覚悟しなければならない」としたうえで、「世界の需給を見たなかで今後も乳資源を安定確保できるかも懸念がある。当社は国内に軸足を置いているため、国内の生乳調達を強化していきたい」と話した。国内生産基盤の維持・強化については、生産現場の声を聞きながら、それを雪印メグミルクグループが取り組む「経営実証農家」制度に生かしていくことで進めていきたいとした。また、北海道だけでなく都府県でも同様に取り組んでいきたいとした。

米国大規模酪農・ウィスコンシン大学 インプロ社視察ツアー2018開催

2018 年 6 月 11 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM ニュース

(株)イーアニマルは7月7~14日に「米国大規模酪農・ウィスコンシン大学 インプロ社視察ツアー2018」を開催する。今回のツアーは「治療より予防」をテーマとしてウイスコンシン大学酪農学部の教授陣を選定した。
同ツアーでは規模拡大を目指す酪農家の参考となるべく2500~7000頭の農場三つ訪問を訪問予定。
ほかにもウイスコンシン州の肥育フィードロット、ウイスコンシン州立大学酪農学部、アーミッシュの牧場、イーカウ乳清タンパク工場、インプロ社などを訪問する予定。
【概要】
日程:7月7~14日
ツアー代金:44万円:ツアー代金には国際線のエコノミークラス往復航空券、アメリカ国内のすべての宿泊費、交通費、食事代が含まれる。旅行保険は個人負担。
【問い合わせ】
(株)イーアニマル 担当:上野
TEL 0581-36-2358 e-mail:jvfa@ccy.ne.jp

ミルクプロテイン摂取は知的活動の効率を維持・向上する 帯広畜産大学と明治

2018 年 6 月 7 日

Filed under: — djito @ 6:22 AM ニュース

帯広畜産大学の浦島匡教授らと(株)明治の共同研究グループは、健康な男子学生33名に、ミルクプロテイン飲料または糖質飲料を摂取してもらい、その前後の計算課題の正解数を測定し、知的作業効率を評価した。
その結果、ミルクプロテイン飲料摂取時は、糖質飲料摂取時と比較して、知的作業効率が向上することが明らかになった。
この研究成果は5月に、国際学術誌Nutrientsに掲載された。

なお、ミルクプロテインは牛乳・乳製品に含まれる乳由来の良質な蛋白質。
ミルクプロテイン飲料はミルクプロテインと糖質を含む飲料。
糖質飲料は糖質を含む飲料。

六本木牧場今年も開催

2018 年 6 月 4 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM イベント,ニュース

中央酪農会議は6月3日都内で「六本木牧場」を開催した。「六本木牧場」は「日本の酪農家と触れ合いながら酪農を見て・知って・楽しめる」というテーマで展開する家族向けの体験型イベントで、毎年牛乳月間の6月に実施しており今年で5回目の開催。
六本木牧場では、酪農について学びながら酪農家と交流できるクイズラリーや、紙芝居、手作りバター教室、簡単チーズケーキ教室、模擬搾乳体験、俺と牛コンテストなどが行なわれた。また、全国から集められた牧場アイスクリームやご当地牛乳の販売、チーズフェスタチー1グランプリレシピ販売、サントリー「BOSS LATTE BASE」の試飲も行なわれ、終日家族連れをはじめとする多くの来場者で大賑わいだった。

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牧草ベッド

牧草ベッド

酪農家による紙芝居「牧場劇場」

酪農家による紙芝居「牧場劇場」

酪農家による簡単チーズケーキ教室

酪農家による簡単チーズケーキ教室

模型の牛での搾乳体験

模型の牛での搾乳体験

チーズフェスタチー1グランプリレシピの「とかちパイ」餃子の皮にクリームチーズとあんこを包んだ

チーズフェスタチー1グランプリレシピの「とかちパイ」餃子の皮にクリームチーズとあんこを包んだ

アジア初のAMR披露

2018 年 5 月 16 日

Filed under: — maetomo @ 4:38 PM ニュース

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デラバル株式会社は5月16日、北海道中標津町の有限会社希望農場でAMR(オートマチックミルキングロータリー)の完成を披露した。希望農場へのAMR導入は国内のみならずアジア初となる。

AMRはロータリー式の搾乳ロボットで省力搾乳が可能。搾乳ストールは24ポイントのみで、1日当たり最大1600頭の搾乳が可能という。2回搾乳なら800頭、3回搾乳なら533頭の牛群をAMRで搾乳できる計算だ。

AMRは乳牛の出入りスペースとして4ストール分を、乳頭洗浄・ミルカー装着に4ストール分を、そしてポストディップで1ストール分を使う。24ポイントにサイズを限定した理由は、1.生理的な泌乳時間、2.オキシトシン分泌が最大になるまでの時間、3.前述した必要ストール数とそれに必要な時間、などを総合的に計算して導き出したもの。これによって、回転中に搾乳が終わり乳牛が無駄に立たなければならないような時間が最小限になり、乳牛の過度な負担を防ぐことにつながる。

希望農場ではAMRの導入と合わせて400頭用フリーストールの搾乳牛舎も新築し、ハイブリッド換気を備えた機能的で快適な環境を求めた。

希望農場は6月からAMRの試運転を開始し、秋頃までには本格稼働させたい考え。

「One Health シンポジウム」:エランコジャパン(株)

2018 年 5 月 8 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM セミナー開催案内,セミナー開催告知,ニュース

 
  エランコジャパン(株)は「One Health シンポジウム」を開催する(共催:一般社団法人日本科学飼料協会、後援:東京大学大学院農学生命科学研究科食の安全研究センター)。今回のテーマは「世界と日本の耐性菌問題の現状と持続可能な畜産への課題」で、本来の「ワンヘルス」の考えに基づき、畜産のみならず薬剤耐性菌問題に関する医療分野における現状や課題の理解、消費者からの視点、諸外国の状況と日本の立場、そして、畜産分野における抗菌剤とその有効活用と持続的な畜産への課題等について理解を深める。各分野の専門家を招き、それぞれの立場からの講演が行なわれる予定。

【日時】7月5日 13:00~18:00(12:30 開場)※参加費無料
【会場】東京コンファレンスセンター・品川 5F 大ホール B
(東京都港区港南 1-9-36 アレア品川)
【講演】
・「畜産における抗菌性物質の使用と耐性菌問題(仮) 」岐阜大学大学院連合獣医学研究科 応用獣医学連合講座 浅井鉄夫教授
・「薬剤耐性菌問題に対するOIE及び各国の取り組み及び課題について(仮)」 OIE(国際獣疫事務局) アジア太平洋地域事務所 地域代表 釘田博文氏
・「肉用鶏生産現場における抗菌剤の使用と課題(仮)」(株)ウェルファムフーズ霧島産業動物診療所長 橋本信一郎氏
・「ヒトの医療における抗菌性物質の使用と耐性菌問題(仮)」東邦大学微生物・感染症学講座感染制御学分野 石井良和教授 ・「消費者の視点から見た薬剤耐性菌問題とリスクコミニケーションの重要性(仮)」一般社団法人全国消費者団体連絡会 浦郷由季事務局長
【パネルディスカッション】
「世界と日本の耐性菌問題の現状と持続可能な畜産への課題(仮)」
モデレーター:東京大学大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター長 関崎勉教授 パネリスト:上記講演者
【参加方法】
6月25日までに氏名、所属、連絡先を記入した参加申込書を同社へFAXする(詳細は下記問い合わせまで)。
【問い合わせ】
エランコジャパン(株)
担当:今岡・根本
TEL 078-242-8791 FAX 078-242-9309

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