レリー搾乳ロボット最新機種「アストロノートA5」見学会 コーンズ・エージー

2019 年 7 月 30 日

Filed under: — djito @ 8:25 PM ニュース

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(株)コーンズ・エージーは7月30日、十勝管内上士幌町の(有)未瑠来(ミルク)ファームで、レリー社製の搾乳ロボット最新機種「アストロノートA5」などを見学するオープンファームを開催した。
全国から酪農家はじめ関係者ら約250名が参加し、見学会の一環として(有)ケーアイ牧場(鹿追町)、(株)シントクアユミルク(新得町)、JAあしょろバイオマスセンター(足寄町)も視察した。

南部谷秀人社長は、報道陣向け見学会の挨拶で、現在の日本の酪農生産状況に触れ、生乳生産量の低迷、酪農家戸数の減少などを解説。
そのうえで「国内生乳生産量を持続的に向上させていくための提案」として、「レリー社の搾乳ロボットによる、重労働からの解放と生産性(1人当たりの生産量)の向上」を強調した。

(有)未瑠来ファームは、経産牛380頭・未経産牛220頭、年間生乳生産量3800t、従事者10人。
このたび「アストロノートA5」4台を備えたロボット搾乳牛舎を新築した。
新牛舎のレイアウトは、外列飼槽3ロウW、搾乳ロボット4台2群で直列配置。

「アストロノートA5」は、これまでの「A4」に比べ、生産性(+4%)、効率性(ティートカップ装着時間は35秒から25秒に)、保守性(エネルギー消費量20%減、メンテナンスコスト15%減、修理訪問頻度30%減)が向上した。

※詳報はDairy Japan 9月号で。

未経産牛についての在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表開始

2019 年 7 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:07 PM ニュース

家畜改良センターは、2019-8月評価から、未経産牛についての在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表を開始する。
在群期間については、これまでは、種雄牛および若雄牛についてのみ評価値を公表してきたが、未経産牛についてゲノミック評価値の精度を確認したところ、若雄牛のゲノミック評価値と同程度の信頼度(下記参照)が得られるようになった。このため、2019-8月評価から未経産牛について、在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表を開始する。

在群期間の信頼度の平均値±標準偏差
種雄牛(GEBV):71.1 ± 10.5%R
若雄牛(GPI) :32.8 ± 9.3%R
未経産牛(GPI):33.3 ± 8.2%R

「FHK除菌革命生成装置」新発売: 富士平工業

2019 年 7 月 19 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM ニュース,新商品

富士平工業(株)は「FHK 除菌革命生成装置」を新発売した。同製品は専用アルミバッグ、炭酸ガスボンベ、給水管があれば誰でも簡単に安全で強力な除菌水(FHK除菌革命)が作れる。弱酸性のpHにコントロールされているため、手荒れの心配もなく、消臭効果も期待できる。衛生対策として畜舎や衛生管理区域へ入る前に使用したり、畜舎内に噴霧して畜舎全体の除菌・脱臭に活用できる。生成済みのFHK除菌革命10L、20Lテナーも販売している。
■仕様
外形寸法(本体):H430×W300×D155(mm)
重量(本体):10.2kg
材質:ステンレス(筐体)
給湯条件:給湯温度45℃まで
    :推奨水圧力 0.13MPa以上
設置場所:給排水環境のある場所
【問い合わせ】
富士平工業(株)
東京都文京区本郷6-11-6
TEL 03-3812-2272 FAX 03-3812-3663

FHK除菌革命(富士平工業)

北海道における自家発電設備の設置:(株)明治

2019 年 7 月 16 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:22 AM ニュース

(株)明治は7月12日、北海道内の一部を除く全工場において、自家発電設備を設置すると発表した。
昨年発生した北海道胆振東部地震による大規模な停電は、2万t以上の生乳廃棄や一部乳製品の供給停止をもたらし、大きな社会問題となった。同社は事業継続の観点より、生乳の一大生産地である北海道における生産終了予定の工場を除く全工場において自家発電設備を設置し、停電時の対応強化を図る。

1.設置する自家発電設備の概要
十勝工場(北海道河西郡芽室町):コージェネレーション設備を設置、2021年4月運用開始
札幌工場(北海道札幌市):停電用発電設備の設置など、2019年12月完工
旭川工場(北海道旭川市):停電用発電設備の設置など、2019年12月完工
稚内工場(北海道稚内市):停電用発電設備の設置など、2019年12月完工
西春別工場(北海道野付郡別海町):停電用発電設備の設置など、2019年12月完工
本別工場(北海道中川郡本別町):停電用発電設備の設置など、2019年12月完工
※根室工場(北海道根室市)は、生産終了予定のため、自家発電設備は設置しない。
2.投資金額
:約22億円

【この件に関する問い合わせ】 (株)明治 広報部
東京都中央区京橋2-2-1 TEL 03-3273-0700 FAX 03-3273-0900
メールアドレス:meiji.kouhou@meiji.com

最優秀賞に池田雄太さんと佐藤純子さん:酪青女発表大会

2019 年 7 月 12 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:33 AM イベント,ニュース,発表会

全国酪農青年女性会議および全酪連は7月11~12日、鹿児島市内で第48回全国酪農青年女性酪農発表大会を開催した。
酪農経営発表の部では「経営危機を乗り越えて」を発表した鹿児島県・農事組合法人霧島第一牧場の池田雄太さんが最優秀賞に選ばれた。また、「チームワークで楽しくやりがいのある酪農経営をめざして」を発表した北海道の千葉澄子さんに対して、審査員長特別賞が授与された。
酪農意見・体験発表の部では、「地域の灯台目指して~一家和楽の道=酪農/宿命を使命に~」を発表した山形県の佐藤純子さんが最優秀賞に選ばれた。また、「Stay dream(夢を持ち続けて)~独自産業化への道~」を発表した愛知県の北村克己さんに対して、審査員長特別賞が授与された。

酪農経営発表の部 発表者の皆さん

酪農経営発表の部 発表者の皆さん

酪農意見・体験発表の部 発表者の皆さん

酪農意見・体験発表の部 発表者の皆さん

初回AI受胎率は未経産52.7%(1.0%低下)・経産37.0%(0.2%上昇) 北海道家畜人工授精師協会

2019 年 7 月 8 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

AI

北海道家畜人工授精師協会は、平成30年の人工授精実施成績を取りまとめた。

乳用牛の初回授精受胎率は、未経産・経産合計は42.0%で前年と同じ、未経産は52.7%で前年比1.0%低下、経産は37.0%で同0.2%上昇した。
未経産の成績は低下したが、未経産・経産とも性選別精液の利用が増加し、1/3を超える状況からすれば、評価される成績とも思える、としている。

乳用牛授精延べ頭数での精液種類別交配割合(精液の区別がされた地域のみの数値)は、未経産では通常精液が18.9%、F1が44.3%、性選別が36.8%。経産では通常精液が74.7%、F1が13.5%、性選別が11.8%だった。

初回AI受胎率推移グラフ

酪農家戸数は1万5000戸、乳牛頭数は133万2000頭 畜産統計

2019 年 7 月 3 日

Filed under: — djito @ 10:29 AM ニュース

2019-07-03

農水省は7月2日、畜産統計(平成31年2月1日現在)を発表した。

乳用牛の飼養戸数は1万5000戸(前年比700戸減少・4.5%減少)、飼養頭数は133万2000頭(同4000頭増加・0.3 %増加)となった。
1戸当たり飼養頭数は88.8頭(同4.2頭増加)となった。

飼養戸数は10年前に比べ8100戸(35%)減少、5年前に比べ3600戸(19%)減少している。
飼養頭数は10年前に比べ16万8000頭(11%)減少、5年前に比べ6万3000頭(5%)減少している。

災害時対策、液体ミルク、生乳確保は 雪印メグミルク株主総会

2019 年 6 月 26 日

Filed under: — djito @ 4:08 PM ニュース

ニュース_雪メグ株主総会photo

雪印メグミルクは6月26日、札幌市で「第10回定時株主総会」を開催し、その後、記者会見を行なった。

西尾啓治社長は、総会で取締役員選任の議案が承認・可決されたこと、また質疑応答では、法令遵守・リスク管理・ガバナンス強化・男女雇用機会均等法の取り組み、北海道胆振東部地震後の危機管理と対応、育児用液体ミルク発売などについて質問があったことを報告した。災害時の危機管理としては非常用電源導入の計画を進め、液体ミルクは発売の目処が立っているという。

池浦靖夫常務は、雪印種苗とホクレンくみあい飼料で合弁会社を設立したこと、磯分内工場の新バター棟は2020年下期に稼働予定であること、乳用若齢牛が増加基調にあることから搾乳牛頭数水準が回復することに期待していることなどを報告した。

また当期における買入乳量が98.4万t(前期比1.6%減)であったことの評価として小板橋正人常務は、「必要乳量は一定確保できたと認識しているが、その生乳に付加価値を付けて市場を膨らませ、酪農乳業ともに拡大生産が可能となるようにしていくことが大事。生産者の皆さんには引き続き、生乳生産基盤の強化を取り組んでいただきたい」と述べた。

アグリテクニカ2019開催案内

2019 年 5 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:04 PM イベント,イベント開催案内,ニュース

DLG(Deutsche Landwirtschafts Gesellschaft:ドイツ農業協会)は、農業機械・機器、および管理技術に関する国際展示会アグリテクニカ2019「AGRITECHNICA2019」を、11月12~16日(プレビューデイ:10、11日)、ドイツ連邦共和国ハノーバー市ハノーバー国際見本市会場で開催する。

アグリテクニカは、1985年から隔年開催している国際展示会。今年は「Global farming-local responsibility」をテーマに掲げ、52カ国から2800もの出展者が、新製品・イノベーションを発表、またさまざまなトピックスをピックアップしたテクニカル・プログラムを企画している。

【問い合わせ】
DLGサービス
日本サービス窓口(合同会社アグサプライ内)担当:上村
TEL 0153-74-9027 FAX 0153-72-9197
e-mail:expo@hdp-farm.com

千歳新工場が完成 オリオン機械

2019 年 4 月 19 日

Filed under: — djito @ 2:57 PM ニュース

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オリオン機械(株)(本社:長野県須坂市、太田哲郎社長)は、北海道千歳市上長都に建設していた新工場が完成し、5月6日から稼働させる。それに先がけ4月19日に竣工式を開いた。

酪農機械製品の製造を北海道に集約し、酪農家の旺盛な投資への対応力を強化することを目的に建てられた第二工場と呼ばれる新工場は、既存の第一工場およびトレーニングセンターに隣接し、延べ床面積は5160平方メートル。そこではバルククーラー、バルククーラー自動洗浄機、自動給飼機などが製造され、前年比2割増しの増産が可能となる。
第一工場は、搾乳ロボットやミルキングパーラーなど輸入品の物流中核拠点としていく。

太田社長は竣工式後の会見で、「酪農の中心地である北海道で生産強化していく。北海道の大地に根づいたオリオン機械の酪農機器として展開していきたい」と語った。

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