別海町の酪農ヘルパー&写真家が「写真集」

2019 年 10 月 5 日

Filed under: — djito @ 1:49 PM ニュース

北海道根室管内別海町在住で、酪農ヘルパーに就きながら、酪農をテーマに撮影し続けている写真家の佐藤弘康氏の写真展と写真集「EASTERN Hokkaido」の出版記念販売が10月2~6日、札幌市白石区のインタークロス・クリエイティブ・センターで開かれている。

佐藤氏(47歳)は29歳のときに撮影旅で初めて別海町を訪れた。大の牛乳好きであることから、ある酪農家に数日間ほど居候して写真撮影するつもりだったが、酪農というテーマに惹かれ、深みのある作品にしようと一冬、その牧場で働きながら写真撮影することに。さらにその後、本腰を据え、酪農ヘルパーに就きながら撮影を続けている。

「当初は酪農現場の姿を伝えたいと思っていたが、それだけでは物足りず、牛達の命やそこに携わるに人々に敬意を払いつつ、生活、風土、風景を織り込んだ作品にしたいと思うようになり、ライフワークとなった」と佐藤氏は言う。

佐藤氏の作品は、昨年の「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2018」のポートフォリオレビューでグランプリに輝いた。その賞として写真集が今回出版され、今年の「HOKKAIDO PHOTO FESTA 2019」で作品展示と合わせて販売されている。

なお、写真集「EASTERN Hokkaido」(A6判・48頁、定価1500円+税+送料)は以下のホームページから購入できる。
https://hpf.official.ec/items/23547290

※写真は「道東の酪農を、生活、風土、風景を通じて見ていただく写真集ができた」と言う佐藤弘康氏

バンカーサイロの自動踏圧(ロボットトラクタ)を公開 帯畜大ら

2019 年 9 月 28 日

Filed under: — djito @ 11:20 AM ニュース

帯広畜産大学、北海道工業試験場、クボタ、リープス、JA道東あさひ、ウエストベースで構成される共同事業体「酪農サイレージ調製作業ロボット化コンソーシアム」(代表:帯畜大・花田正明准教授)が9月27日、北海道根室管内のTMRセンターであるウエストベースで、バンカーサイロの踏圧作業をロボットトラクタと有人車両の協調で行なうデモンストレーションを行なった。
コントラ、普及センター、試験場などから約60名が参加した。

サイレージ踏圧作業に関して開発されたシステムは、ロボットトラクタがサイレージ踏圧専用のサイレージパッカーを装着して踏圧作業するもの。
ロボットトラクタは国内メーカー最大の170馬力トラクタ(クボタ社製)をベースにして自動(無人)運転車両を開発、サイレージパッカー(SPANJER社製)は踏圧荷重を可変とした。

実際の作業は、有人車両(ホイールローダ)とロボットトラクタが役割分担して行なう。
有人車両は、運ばれてくる原料草をバンカーサイロ内に広げ、さらに壁際の踏圧を担当する。
ロボットトラクタは、サイレージパッカーを牽引して、単純な前後の走行により踏圧を繰り返す。
昼食などの休憩時間や朝の作業前や夜の作業後にロボットトラクタを自動走行させることにより、詰め込み密度をより高められることが期待できるとしている。

※詳報はDairy Japan 11月号で。

TACSしべちゃ 4年目の年次報告

2019 年 9 月 16 日

Filed under: — djito @ 6:54 AM ニュース

草地型酪農におけるモデル的な低コスト経営の実践、組合員への情報提供と普及、担い手育成への積極的な支援を目的とし、JAしべちゃ雪印種苗標茶町の3者で平成25年に設立され、搾乳開始から4年を経過した株式会社TACSしべちゃが年次報告書をまとめた。以下はその抜粋。

●出荷乳量2445t(計画対比92.6%)
平成30年度(平成30年4月~平成31年3月)の出荷乳量2445tで計画対比92.6%であった。これは当初予定よりも増頭が停滞したことに加え、新規就農サポートのため放牧型農場Grazing TACSを研修生へ売却したことで搾乳頭数が減少したことによるもの。ただし、当初目標であった稼働5年後2400t以上は昨年度同様に前倒しで達成している。
経営収支は、生乳販売高と個体販売収入が減少、牧草収量減に伴い購入飼料の増加で圧迫があったものの、年度予算は達成した。

●傾斜地草地の更新
標茶町では牧草地の6~7割が傾斜地であることから、平成29年度は傾斜地での草地更新作業デモンストレーションを行ない、平成30年度は10haの傾斜地草地の更新を実施した。

●新規就農後も経営支援
新規就農希望者の育成を目的に、平成30年度は一組の研修生を受け入れている。また、雪印メグミルク酪農総合研究所と連携して、新規就農後の経営状況モニタリングを実施するなど、就農後の経営支援にも力を入れている。

●農場HACCP
平成31年2月に農場HACCP認証を取得したことにより蓄積されるノウハウを記録として残し、社員の意識向上や教育につなげていく。

●3000tを目指す
中期経営計画(平成29年~令和3年)では生乳生産目標を3000tとし、今後の事業展開に向けた基盤強化、財務の健全化、人材育成を目指す。

楽しく遊んだ! 学んだ! サツラクミルクフェスティバル2019

2019 年 8 月 18 日

Filed under: — djito @ 4:11 PM ニュース

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サツラク農業協同組合は8月18日、札幌市東区のサツラク「ミルクの郷」で、「サツラクミルクフェスティバル2019」を開催した。
同フェスティバルは、同農協が日頃の感謝を込めて毎年行なっている大人気のイベント。

酪農について「楽しく学ぼう! 遊ぼう!」をテーマに、酪農専門農協ならでは企画が満載で、「牛さん○×クイズ」「酪農家さんと乳しぼり競争」「ミルクの郷クイズラリー」「牧草にお絵かき」などのほか、サツラク乳製品の販売もあり、大勢の親子連れが訪れ、夏の一日を楽しんだ。

「適切なサイレージの作り方」に関する動画公開:ラレマンドバイオテック

2019 年 8 月 6 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:32 PM ニュース

ラレマンドバイオテック(株)は、「適切なサイレージの作り方」に関する動画をYoutubeに4本アップロードした。この動画では、サイレージ作りにおけるコツを学ぶことができる。音声は英語だが日本語字幕が付いている。
そろそろ始まる2番草の収穫前に、適切なサイレージの作り方をおさらいしてみませんか?アメリカのドライブオーバーパイル(大型スタックサイロ)の動画もあるため、海外のサイレージに興味がある方にもおすすめ。

「高品質なサイレージ作りのための 収穫方法」

「サイレージ調製材の 選び方と使い方」

「ドライブオーバーパイルの 適切な作り方」

「サイレージの カバーと密閉の方法」

第8回 京都微研 学術セミナー:開催案内

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:21 PM セミナー開催案内,ニュース

(株)微生物化学研究所は10月23〜24日帯広市内および札幌市内で「第8回 京都微研 学術セミナー」を開催する。詳細は下記のとおり。

日 程:帯広会場:2019年10月23日(水)13:30?16:00
         ホテルグランテラス帯広
         北海道帯広市西1条南11-2(TEL:0155-27-0109)
札幌会場:2019年10月24日(木)13:30?16:00
ホテルモントレ エーデルホフ札幌
         北海道札幌市中央区北2条西1-1(TEL:011-242-7111)
内 容:テーマ:「明日からできる牛の疾病対策」
「生産性を上げるための下痢・呼吸器病対策のポイント」/松田敬一(NOSAI宮城)
「マイコプラズマ感染が生産性に与える影響と疾病対策」/樋口豪紀(酪農学園大学)
参加費:無料
※ 参加希望者は10月10日(木)までに下記に連絡すること
【問い合わせ】
(株)微生物化学研究所 営業支援室調整課 担当:鈴鹿
TEL 0774-22-4519 FAX 0774-22-4568

デラバル搾乳ロボット新モデル「VMS V300」発表会

2019 年 7 月 31 日

Filed under: — djito @ 8:53 PM ニュース

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デラバル(株)は、7月31日に十勝管内幕別町で、搾乳ロボット「デラバルVMS」の次世代機となる「デラバルVMS V300」を発売するにあたり発表会を開催した。
全国から酪農家はじめ関係者ら約100人が参加した。

●ロボット牛舎設計の要点とは
曽我和彦社長は開催挨拶で、創業136年のデラバル社(スウェーデン)概要紹介に続き、世界の生乳生産動向を解説した。世界的に増産傾向にあるものの、そこでの大きな問題は「雇用の難しさと後継者不足」だとして、そのために「ロボット化およびデータを利用した飼養管理が必要とされている」ことを強調した。
その後、デラバル社の専門家による「搾乳ロボットの牛舎設計と諸外国の導入状況」と題した講演が行なわれた。ロボット搾乳牛群の行動分布の目標数値は、「飼槽に25~40%、VMSに5~10%、ストールに40~60%、ほか(移動、飲水)」、また「飼槽に6~10回/日来る。VMSに2~4回来る」とのこと。
さらにその後「デルプロ牛群管理ソフト」の解説、そして「デラバルVMS V300」の新機能が紹介され、最後に「デラバルVMS V300」の稼働の様子を実際に見ながら質疑応答が行なわれた。

●「デラバルVMS V300」三つの新機能
11年ぶりにモデルチェンジされた「デラバルVMS V300」の新機能は主に三つある。
まず、新開発の乳頭検知システム「デラバル・インサイト」。従来のレーザー方式カメラから新たに3Dカメラを採用し、スピード(最大50%装着スピードアップ)と正確性(装着率99.8%)を持って、乳頭検知およびカップ装着が行なえるようになった。
次に、牛に優しく効率的に搾乳が行なわれる「デラバル・ピュアフロー」。より良い乳頭洗浄と搾乳前刺激、真の分房別搾乳、より安定した真空圧供給、適切なカップ離脱などで、搾乳所要時間の短縮をもたらす。
そして、スマートフォンで搾乳ロボットの制御と監視ができる「デラバル・インコントロール」。牛舎内のどこからでも、搾乳ロボットを操作したり、稼働状況を把握できる。
これらの新機能により、1日の処理能力が約10%向上すること(搾乳能力3500kg以上/日)が期待される。

なお、同発表会は8月2日に、根室管内中標津町でも開催される。

※詳報はDairy Japan 9月号で。

レリー搾乳ロボット最新機種「アストロノートA5」見学会 コーンズ・エージー

2019 年 7 月 30 日

Filed under: — djito @ 8:25 PM ニュース

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(株)コーンズ・エージーは7月30日、十勝管内上士幌町の(有)未瑠来(ミルク)ファームで、レリー社製の搾乳ロボット最新機種「アストロノートA5」などを見学するオープンファームを開催した。
全国から酪農家はじめ関係者ら約250名が参加し、見学会の一環として(有)ケーアイ牧場(鹿追町)、(株)シントクアユミルク(新得町)、JAあしょろバイオマスセンター(足寄町)も視察した。

南部谷秀人社長は、報道陣向け見学会の挨拶で、現在の日本の酪農生産状況に触れ、生乳生産量の低迷、酪農家戸数の減少などを解説。
そのうえで「国内生乳生産量を持続的に向上させていくための提案」として、「レリー社の搾乳ロボットによる、重労働からの解放と生産性(1人当たりの生産量)の向上」を強調した。

(有)未瑠来ファームは、経産牛380頭・未経産牛220頭、年間生乳生産量3800t、従事者10人。
このたび「アストロノートA5」4台を備えたロボット搾乳牛舎を新築した。
新牛舎のレイアウトは、外列飼槽3ロウW、搾乳ロボット4台2群で直列配置。

「アストロノートA5」は、これまでの「A4」に比べ、生産性(+4%)、効率性(ティートカップ装着時間は35秒から25秒に)、保守性(エネルギー消費量20%減、メンテナンスコスト15%減、修理訪問頻度30%減)が向上した。

※詳報はDairy Japan 9月号で。

未経産牛についての在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表開始

2019 年 7 月 23 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:07 PM ニュース

家畜改良センターは、2019-8月評価から、未経産牛についての在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表を開始する。
在群期間については、これまでは、種雄牛および若雄牛についてのみ評価値を公表してきたが、未経産牛についてゲノミック評価値の精度を確認したところ、若雄牛のゲノミック評価値と同程度の信頼度(下記参照)が得られるようになった。このため、2019-8月評価から未経産牛について、在群期間のゲノミック評価値(GPI)の公表を開始する。

在群期間の信頼度の平均値±標準偏差
種雄牛(GEBV):71.1 ± 10.5%R
若雄牛(GPI) :32.8 ± 9.3%R
未経産牛(GPI):33.3 ± 8.2%R

「FHK除菌革命生成装置」新発売: 富士平工業

2019 年 7 月 19 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 AM ニュース,新商品

富士平工業(株)は「FHK 除菌革命生成装置」を新発売した。同製品は専用アルミバッグ、炭酸ガスボンベ、給水管があれば誰でも簡単に安全で強力な除菌水(FHK除菌革命)が作れる。弱酸性のpHにコントロールされているため、手荒れの心配もなく、消臭効果も期待できる。衛生対策として畜舎や衛生管理区域へ入る前に使用したり、畜舎内に噴霧して畜舎全体の除菌・脱臭に活用できる。生成済みのFHK除菌革命10L、20Lテナーも販売している。
■仕様
外形寸法(本体):H430×W300×D155(mm)
重量(本体):10.2kg
材質:ステンレス(筐体)
給湯条件:給湯温度45℃まで
    :推奨水圧力 0.13MPa以上
設置場所:給排水環境のある場所
【問い合わせ】
富士平工業(株)
東京都文京区本郷6-11-6
TEL 03-3812-2272 FAX 03-3812-3663

FHK除菌革命(富士平工業)

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