牛乳類の好調で微増収増益を達成

2010 年 5 月 17 日

Filed under: — maetomo @ 11:50 AM ニュース

 森永乳業株式会社は5月14日、東京本社で平成22年3月期決算を発表した。決算短信によると、同期は連結売上高5851億1600万円(前同:0.2%増)、営業利益171億200万円(同:48.4%増)の微増収・増益だった。単体決算においても、売上高4504億3500万円(同1.2%増)、営業利益104億2100万円(56.0%増)の増収増益を達成した。
 同社では、成分調整牛乳「まきばの空」が物量・金額ベース共に好調に推移した結果、牛乳類は前期に比較して15.1%増と大幅に増加。その結果、市乳部門全体でも4.7%増と売り上げを伸ばした。
 また、集乳量も全国で85万4000tと前期に比べ2万8000t増の大幅増加となった。このうち、北海道における集乳は昨年より9000t減少し、都府県は3万7000t増えたことについて、田形均・取締役兼常務執行役員は「市乳部門が堅調に推移したことと、前半に国際チーズが軟調したことで国産ナチュラルチーズの製造が振るわなかったことが影響している。来期はチーズ生産が回復したことなどで、北海道での集乳も増加すると見込まれる」とコメントした。

統合初年度は減収増益(雪印メグミルク)

2010 年 5 月 13 日

Filed under: — maetomo @ 4:47 PM ニュース

 雪印メグミルク株式会社は5月12日、東京本社で平成22年3月期決算短信を発表した。決算短信によると、同期の売上高は3933億円、営業利益127億円で、いずれも計画を上回った。

 同社は昨年10月に雪印乳業と日本ミルクコミュニティが経営統合し、設立された共同持ち株会社のため今期が初年度となり前年実績を持たないが、両事業会社の決算を通期で連結したと仮定した参考数値によると減収増益となった(参考資料参照)。減収の主な要因は、牛乳の物流減や飼料価格の値下げ。これに対し、飼料原料をはじめとする原材料コストの下落や価格改定効果、家庭用商品の伸張、各種コストダウン努力によって増益を達成した。

雪印メグミルク 平成22年3月期決算
単位=億円
  計画 実績
売上高 3850 3933
営業利益 120 127
経常利益 150 149
純利益 95 92
参考:平成21年4月に経営統合したと仮定した場合
単位=億円
  21年3月期 22年3月期
売上高 5109 4952
営業利益 124 142

 高野瀬忠明・代表取締役社長は「中期経営計画を前倒しで進めることで、23年3月期は営業利益155億円(計画比5億円プラス)をめざす」と発表。そのために、乳飲料、デザート、ヨーグルト、ナチュラルチーズの重点分野でのカテゴリーNo.1戦略、乳価値最大化、海外・新規事業を進めるとした。
 具体的には、戦略的投資400億円、資材の共同調達や拠点の集約などによるコストダウン、研究開発の強化(ミルクサイエンス研究所の新設)などに取り組む。また、従来、育児粉乳などドライグロッサリーが中心だった海外事業を、チルド製品も視野に入れて拡大していく考え。

詳細:雪印メグミルク株式会社平成22年3月期決算短信

約9割の経営が「乳価」と「需給」の安定を期待

2010 年 4 月 28 日

Filed under: — maetomo @ 3:01 PM ニュース

 社団法人 中央酪農会議は4月23日、「平成21年度酪農全国基礎調査」の結果を発表した。有効回答数は2635戸(北海道=769戸、都府県=1975戸)。本調査中の「酪農経営の将来見通し」への回答では74%の経営が、「現状維持」を含む「経営継続」の意思を示した。このうち、55%は「現状維持」と回答。「規模拡大」を望む経営は13%にとどまった。また将来への期待として、「経営継続」を見通す経営の89%が「乳価の安定」を、同じく67%が「生乳需給の安定」を期待していると回答した。

 報告書によれば、前回の調査と比較して将来について「先行き不透明」と答える経営が増加。とくに都府県でその傾向が強い。

十勝ブラック&ホワイトショウ、口蹄疫発生により開催中止

2010 年 4 月 27 日

Filed under: — djito @ 4:07 PM ニュース,共進会

5月16日に予定されていた「第42回十勝ブラック&ホワイトショウ」は、このたびの口蹄疫発生により、開催を中止することとなった。

石狩スプリングショウ、口蹄疫発生により開催中止

Filed under: — djito @ 3:56 PM ニュース,共進会

5月22日に予定されていた「第31回石狩スプリングショウ」は、このたびの口蹄疫発生により、開催を中止することとなった。

根室B&Wショウ、口蹄疫発生により開催中止

2010 年 4 月 26 日

Filed under: — djito @ 11:29 AM ニュース,共進会

北海道の根室ホルスタイン改良協議会(会長・山田博和氏)は、5月22日に予定していた「根室ブラック&ホワイトショウ」開催の中止を決めた。

宮崎県内で先週、口蹄疫の発生が確認され、感染が広がっていること、
さらに感染源の特定まで日数を要することにより防疫対策に万全を期すことができないこと、
安全宣言後の日程を調整することが困難なこと、
などが中止の理由である。

歴史と伝統あるオークション/サツラク青年同志会

2010 年 4 月 19 日

Filed under: — djito @ 7:02 AM ニュース

サツラク農協(札幌市)の青年同志会による「春祭り」が4月18日、恵庭市共進会場で盛大に開催されました。
酪農資材や家電製品を安価で購入できるオークション、配合飼料10万円相当やプロ野球観戦チケット、酪農資材、日用品など豪華賞品が当たる抽選会、婦人同志会企画の子供用ベイブレード大会、お昼は焼き肉など、盛りだくさんの内容でした。

来年で発足50周年を迎えるサツラク青年同志会。
春祭りでのオークションは、同青年同志会が発足した初期の頃から続けられているそうで、歴史と伝統あるものです。
当初は「遊休農機具セール」という名称で、使わなくなった農機具や資材を酪農家同士が持ち寄って、オークションを行なっていたそうです。
このイベントは、春の畑作業の開始を告げる風物詩にもなっています。

酪農教育ファーム推進委員会が指導用教材などを発行

2010 年 4 月 9 日

Filed under: — admin @ 4:18 PM ニュース

 社団法人中央酪農会議・酪農教育ファーム推進委員会は、酪農体験学習案内パンフレットと小学生向けの教材「らく農教室」およびその指導用教材、酪農教育ファーム実践事例集を発行した。

 酪農体験学習案内パンフレットには、酪農教育ファームの概要が書かれており、裏面には全国246戸の酪農教育ファーム認証牧場がリストアップされている。牧場体験学習は、酪農体験を通じて、食といのちの学びを支援することを目的とし、主に学校や教育現場等と連携して行う体験学習活動であり、年間約71万人が参加している。

 「らく農教室」は、小学校5年生と6年生向けに作成され、酪農を通じた食農教育を、国語や算数など15の教科で学べるワークシート。小学生が楽しく学べるような構成となっている。

 実践事例集は、これまでの酪農教育ファーム活動と酪農教育ファームを教育プログラムの一環として取り入れた教育機関の事例をまとめたものである。

※お問い合わせ:社団法人中央酪農会議 酪農理解促進室

TEL:03-3219-2624

新たな食料農業農村基本計画が決まる

2010 年 4 月 1 日

Filed under: — admin @ 1:18 PM ニュース

食料・農業・農村基本計画が平成22年3月30日 閣議決定された

 基本計画の骨子は、
1. 食料、農業及び農村に関する施策についての基本的な方針
2. 食料自給率の目標
3. 食料、農業及び農村に関し総合的かつ計画的に講ずべき施策
4. 食料、農業及び農村に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項
の四つ。それぞれ、現状・対応方向があげられた。全文はこちら(more…)

生産者組織改革と有効な政策提言を

2010 年 3 月 31 日

Filed under: — maetomo @ 3:38 PM ニュース

 中央酪農会議は3月30日、酪農基本問題委員会を開催し、「わが国酪農の中長期的課題と生産者組織の役割」の報告をまとめた。翌31日、中央酪農会議・茂木守会長に報告した。
※「わが国酪農の中長期的課題と生産者組織の役割」の全文はこちらでご覧いただけます。
 報告は、
1.日本酪農のあるべき姿と本検討の基本的視点
2.生乳の価格形成
3.生乳の需給調整
4.生乳の需要拡大
5.酪農経営の支援
6.政策形成への関与
 の6つのテーマからなり、それぞれ現状、課題、今後取り組みをあげている。

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