牛になって考えてみた。

 

こんにちは。前田真之介です。

少しずつ暖かくなってきました。私は普段、1時間ほど自転車で通勤しているのですが、仕事を始めるころには背中に少し汗をかくようになってきました。家を出るときは寒いのですが、着くころにはポカポカです。夏になったら大量の汗をかいて通勤することになりそうです。

先日、牛の一日の行動って何だろう思い、考えてみました。もちろん個体差がありますが、だいたいで考えると、
寝ている時間:11時間
立ったり移動する時間:6時間
搾乳時間:2時間
餌喰う時間:5時間
くらいでしょうか。

人間に置き換えると、
11時間寝たりゴロゴロしたりする、
通勤時間が片道1時間とすると、
そのほかで移動したり運動っしたりする時間が4時間、
仕事は2時間、
食事は1時間~2時間を朝昼晩に3食。
のように考えました。

おや、実は牛って結構良い生活送ってるのでは……。

いやいや、1日2時間勤務、食事、家付きの仕事だけど食事の量と食べるものが決められて、11時間寝れるけど外に出掛けたりはできない。私にはできない仕事でした。牛すごいです。

というか、そもそも男にはできない……。牛乳のありがたみを感じました。

これからどんどん暑くなっていきますが、早めに暑熱対策をしておきたいところですね。5月に出版される増刊号『Dairy Professional Vol.17』は、暑熱対策について特集を組んでおりますので、見てみてください。そして是非参考にしてみてください。

牛が少しでも良い環境で生活して働いてもらうために、私達も頑張りましょう!

こんなときこそ牛乳を! ヨーグルトを!

新型コロナウイルスの影響による臨時休校で給食牛乳が休止……その影響が懸念されています。
そうしたなか「こんなときだから牛乳をもっと飲むよ!」という嬉しいSNSもありました。
そう、こんなときこそ、ぜひ、牛乳/ヨーグルトをもう一杯!

農水省も「牛乳乳製品の消費にご協力ください」と呼びかけています。
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/index.html

牛乳・乳製品が健康度を高めるという調査・研究はたくさんあります。
以下のwebをご参照ください。こんなときこそ、皆に教えてあげましょう。
●Jミルク>研究・レポート
https://www.j-milk.jp/report/index.html
●全国発酵乳乳酸菌飲料協会>健康を守る発酵乳、乳酸菌飲料
http://www.nyusankin.or.jp/lactic/index.html

危険防止のために

新型コロナウイルスの感染拡大が連日報じられ、ついに昨日(2月27日)、政府は全国の小中学校、高等学校、特別支援学校を3月2日から休校にするように要請しました。早期の収束を願って止みません。
さて、写真は先日、作業の安全をテーマに静岡県のA牧場を訪ねた際の一コマです。
建設業など、他産業における作業事故は右肩上がりで減少しているなか、酪農を含む農業では作業事故が横ばいであることが現状です。こと畜産業、とくに酪農は大型動物を扱うこと、重機など作業機械を扱うことから、常に事故のリスクを抱えている産業です。
では、この作業事故をどのように防ぐのか。A牧場では6カテゴリー(全般、搾乳、独房、薬品、重機、削蹄)、計34の危険防止マニュアルを作成して、従業員に徹底しています。
そして今、ヒヤリハット(事故寸前の異常)を徹底して潰し込むことに取り組み始めました。
事故発生の経験則として、「ハインリッヒの法則」というものが有名です。これは「1件の重大事故に至るまでに、29件の軽微な事故があり、その下には300の事故寸前の異常、いわゆるヒヤリハットがある」というもの。であれば、ヒヤリハットを徹底して排除すれば、重大な事故は起こらないというのがA牧場の考え方。
軽微な事故やヒヤリハットは、時間経過とともに忘れがち。そうしたことが起こったら、即共有して対策を練る。これが危険防止の一つの方法かもしれません。
皆さんの農場では、どのような危険防止策を講じていますか?

Twitterはじめました!

皆さんおはようございます!

さて、この度Dairy JapanはTwitterをはじめました!
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素人目線で見るはじめての牧場取材記

はじめまして。今年から入社しました前田真之介と申します。

これまではまったく違う業界で働き、酪農経験はなく、酪農や乳業のことなど何も知らない状態でスタートしました。
現在は酪農の勉強から取材同行、記事の作成を学ぶなど絶賛修行中です。ご指導よろしくお願いいたします。
これから皆様のお役に立てるよう、多くの場所へ飛び回り牛乳よりフレッシュな情報をお届けしますので楽しみにしていてください。

第一回目のスタッフブログでは、先月伺った牧場さんの取材記録をお伝えします。

伺ったのは、900頭近くを飼養する規模のS牧場さん。皆さんにとっては当たり前かもしれないことが私にはどれも新鮮に見えました。まず、「こんなにたくさん牛飼っている牧場があるのか」と驚き。せいぜい数十頭程度だと思っていました。

そしてミルキングパーラー。

このテクノロジーが詰まった施設はなんなのだ。素直にかっこいいと思いました。

伺った日はたまたま削蹄師による定期削蹄の日でした。削蹄風景も初めて拝見し、素早く削蹄するにまた驚き。

大きな削蹄枠もまたかっこ良いですね。

そして、これまで「牧場でよく見るアレ」程度に思っていた「アレ」の正体がわかりました。

サイレージでした。餌でした(S牧場でのロールは発酵TMRでしたが)。

毎日目にされていている方からは「そんなことかいっ」とツッコミをいただきそうですがご容赦ください。

 

取材に行くまでに月刊Dairy Japanをはじめ、いくつかの書籍で基礎から勉強をしましたが、やはり実際に見て感じてはじめて牛や物や人の役割や関係が見えてきますね。百聞は一見に如かずという言葉どおりです。

今後取材に伺った際はぜひ、皆様の牧場の特徴や注力していること、なにより当たり前なことをたくさん教えてください。よろしくお願いします。

恥ずかしながらまだまだ何も知らない私ですが、これからさらに経験と知識を積んで頑張ります。