「うちの歴史です。うちの牧場を見守ってくれている、って感じかな」というNさん(十勝管内)。
N牧場が機械化を図るべく、このトラクターを導入したのは昭和42年(1967年)、今から41年前のことです。
42馬力のこのトラクター、5年前までは使われていたそうですが、作業機が大型化したことによって稼働時間がわずかとなったことから、塗装をかけ直し、きれいにお化粧されて展示用となりました。
芝生とともに美しく映えるこの歴史(トラクター)に、N牧場を訪問する人はみな見惚れます。
デーリィ・ジャパン ニュース(10月2日付け)でもお伝えした講演会で鈴木宣弘氏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)は昨日、WTO農業交渉について以下のように解説しました。
「日本は国産の食料が重要だとしている一方、自由貿易を損なってはいけないとしており、整合性がとれていない。
世界の食料輸出国は余ったものを安く売るための、隠れた輸出補助金をたくさん持っている。
それなのに輸入国がさらに関税を下げていくというのは非常にバランスが悪い。
安く売り込むための保護を残したまま、買い手にはもっと裸になれということ。
こういう交渉を日本はやっている。
WTO農業交渉は先般、決裂により立ち止まることができたが、それはインドと中国によるものだった。
日本はどんどん追い込まれている。
これからの交渉は、日本の交渉力の弱さという意味も含めて、深刻な問題を突きつけられている」