十勝管内M牧場では、「毎年同じことはしない。必ず一つ、あるいは二つの変化を付けよう」ということをテーマとしています。
「例えば、今年はTMRのやり方(給与時間など)を変えてみる。それで結果が良く出れば、手をたたいて終わるのではなく、それはどうしてなのか? 何が良かったのかを考えます。結果が悪く出れば、もちろん改善します」とMさん。
明後日から12月。みなさんも、「来年から試してみる変化」を考えておきませんか。
JA新得町 TMRセンターのバンカーサイロです。
12m×50m×2.7mが17基あります。
同センターは同町の14戸の酪農家が参加し、平成17年8月よりスタートしました。
JA新得町コントラクターで栽培・収穫された牧草とコーンの貯蔵、TMRの混合、圧縮梱包(約900kg/本)、配送(隔日)を主な業務としています。
14戸の飼料畑は500ha(牧草270ha、コーン230ha、14戸で共同管理)、飼養頭数は1419頭(経産牛1004頭、平成19年10月時点)。
TMRの種類は4種類(35kg搾乳用、40kg搾乳用、育成・乾乳前期用、乾乳後期用)。
搾乳用TMRは1頭当たりコーン25kg、牧草11kgが粗飼料ベースとなっていて、20円以内/kgを目指すことをコスト目標としています。
バックに大雪山系を臨む絶景。
この写真は飼料タンクの高架に登って撮りました。
実は当方、高所恐怖症で、足がすくんで下をまったく見られませんでした。
今年の2月に引き続き企画された、『サッポロ アフタヌーンティー』の第二弾に行って来ました。
仕掛け人はもちろん平岡祥孝教授(北海道武蔵女子短期大学、『DJ Business』で好評連載中)。
平岡教授の「北海道牛乳を活用した高級アフタヌーンティーで新たな文化を創出しよう」という呼びかけに今回は、北海道銀行、サツラク農協、京王プラザホテル札幌、JTB北海道が協力してくれました。お品書きには、「サツラク牛乳は『原料に優る製品はなし』という理念のもと、110戸の酪農家の情熱から生まれます。たくさんの想いを一杯のミルクに込め、これからも新鮮で安全な牛乳をお届けいたします」と書かれています。そのサツラク牛乳をたっぷり入れたミルクティー(ポットサービス)、牛乳のブランマンジュ(ココナッツ風味)、スコーンとホテル自家製ジャム、ガトーショコラ、クッキー、マドレーヌ、ロールサンド、フルーツ、アイスクリーム――幸せな一時です。
場所は、京王プラザホテル札幌 1階のカフェ「デュエット」、1日限定3組で要予約、料金は2名で3000円です。
そうそう、今回も記念写真を撮ってもらえますよ。
『酪農経営者セミナー/企業的酪農経営へのステップアップ』を一昨日、札幌で開催し、おかげさまでご好評をいただくことができました(主催:デーリィ・ジャパン社、後援:福田経営センター、オーレンス)。
本当にありがとうございました。
弊社は従来、乳牛の栄養や飼養管理などをテーマにしたセミナーは数多く開催してきましたが、こうしたビジネスセミナーは初めてでした。
しかし終了後、参加者のみなさまから、「とてもいい内容だった」「(情勢が)スッキリ見えてきた」「これからは、こういうセミナーこそ必要だ」などのお声をいただくことができました。
先進事例としてご登場いただいた細澤さん(千歳市)と下西さん(標津町)。
細澤さんは前日に中国から帰ってきたばかり。
中国に行かれたのは、受け入れる研修生の面接のためでした。
細澤さんは中国人研修生を受け入れて4年になります。
ですから中国人研修生に活躍してもらうためのノウハウなども、たっぷりご披露していただきました。
下西さんは、ご家族が住む札幌から会場にお越しいただきました。
えっ、札幌から?
そうなんです。下西さんの農場は標津町、ご自宅は中標津町と札幌市にあるんです。
なぜ、そのようにしているのか、いや、なぜそれができるか?
そのことを、これまたたっぷりご披露いただきました。
先週に引き続き、今週も中標津からの話題です。
昨日(31日)、雪印乳業「なかしべつ工場」の竣工披露式を取材しました。同工場で製造されるナチュラルチーズはゴーダチーズとチェダーズで、それは直接消費用ではなく、プロセスチーズなどの原料用です。
だから、その形は1個20kgのブロック状。
このブロックを1日に最大3500個以上も製造できるというのですから、同工場規模の凄さがわかります。
そのゴーダチーズの熟成5日のものと、熟成150日のものとを比較試食させてもらいました。
熟成5日のものは、文字どおり味気なし。
それに比べて熟成150日のものは、美味ーい!
思わず何切れも、いただいちゃいました。
滅多に見られないものを見られて、滅多に食べられないものを食べることができた取材でした。