これでバンカーサイロの縁をピシッと密封!

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Dairy Japan 1月号はお手元に届きましたか?
その13ページの下の写真、真野牧場のバンカーサイロの写真をご覧ください。
よく見ると、バンカーサイロの縁に何やら細かく積んであるのがわかりますか?

それを正目から見たのが上の写真です。
真野牧場では、バンカーサイロの縁の密封が甘くならないように、石灰の入った袋をそのまま重石として乗せています。
このようにサイロを開けるまで、見事にピシッと密封されています。
袋の中の石灰はもちろん畑へ。

コーンサイレージで、もっと生産コストを下げられる!

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?サツラク青年同志会の研修会が先週、開催されました。
今回は「サイレージ用とうもろこしの生産と利用」と題した、請川博基氏(北海道立中央農業試験場・技術普及部)の講演です。
ご存知のように、昨今の飼料情勢から、コーンサイレージは全道各地で再注目されています。

そこで、品種選定のポイント(収量性、枯れ上がり、耐倒伏性、耐病性など)、栽培のポイント(堆肥・スラリーの使い方、堆肥の施用量と施肥、播種、雑草対策、連作の影響など)、収穫のポイント(熟期判定のコツ、収穫作業、クラッシャー処理の要点、貯蔵法など)、サイレージ発酵品質の評価法(Vスコア、二次発酵を避ける方法など)、コーンサイレージの利用(乾乳牛への給与ポイント、搾乳牛への給与限界、コーンサイレージ多給時の濃厚飼料など)、DDGSについて、などが詳しく解説されました。

「(収量として)ガサは技術、デンプンは品種」
「播種は1株1本立てで7000-8000本/10a」
「もっとコーンサイレージの比率を上げ、もっとマメ科の入ったグラスサイレージを作れば、もっと低コストで生産ができる」――などの重要ポイントに、サツラク青年同志会のみなさんは熱心に学んでいました。

根釧農試の搾乳手順「変法ミネソタ法」

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北海道立根釧農業試験場のミルキングパーラーでの搾乳手順を取材してきました。
同試験場の搾乳牛は約100頭で、パーラーで約50頭、あとは搾乳ロボットとタイストールで搾乳されます。
ミルキングパーラーは8頭Wのヘリンボーンです。

搾乳手順は「変法ミネソタ法」と呼ばれるもので、以下のようになっています。
1 搾乳手袋の装着〔細菌学的衛生〕
2 プレディッピング〔30秒以上のコンタクトタイム〕
3 ストリップカップで前搾り〔5回以上〕
4 乳頭のもみ洗い〔汚れがひどい時は2回ディップ〕
5 手洗い〔手袋の汚れを洗い流す・殺菌〕
6 乳頭の清拭〔とくに乳頭口をきれいにする〕
7 ユニットの装着〔乳頭刺激から約1分後〕
8 ユニットの位置調整〔ライナースリップ等の防止〕
9 ポストディッピング〔細菌感染の予防〕
10 自動離脱 〔ミルクフロー終了限界値設定/408ml〕
11 フィルターソックスの確認〔搾乳の検証〕

「変法ミネソタ法」の大きな特徴は、4乳頭のもみ洗い、です。
その成果として、同試験場の体細胞数は常に10万以下。
9月中旬は6.1万/ml、8月中旬は5.5万/mlです。

詳しくは、Dairy Japan3月号で解説を予定しています

井戸水について教えてください

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・井戸水は長年使っていると、水質(ミネラル成分など)が変わってくることがあるのか?
・井戸水の水質チェックはどこで、どのように行い、どのくらいの頻度で行えばいいのか?
・井戸水の水質が変わったらどうすればいいのか?

どなたかご存知でしたら、また経験談がありましたら、ぜひ教えてください。

(なお上記写真は資料画像で、本文とは関係ありません)

牛の行動を理解して管理のあり方を決定する

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一昨日、久しぶりに道央広域酪農研究会が開催されました。

講師は、本誌の連載「実際に牛を飼って肌で感じました」でお馴染みの、田中義春氏(空知農業改良普及センター・空知南西部支所・支所長)です。
「酪農科学を追究する」をテーマに、5回シリーズが予定されています。

第1回目は、「牛の行動を理解して管理のあり方を決定する」と題して、1 牛の動きと姿勢を理解する、2 牛の持っている能力(目・耳…)を理解する、3 横臥時間の重要性と技術的対応、4 肢蹄病の損失と健康な肢蹄を、5 水の重要性を認識する、6 暑熱の影響度と対応策を、などを勉強しました。

「牛が望んでいること、サインを発していることを、人間がモニターすること。すべてがここにかかっている」
「牛の行動をもっとよく見て、理解することが大事」
「採食モード、休息(横臥)モード、反芻モードなど、牛モードを理解して、それに合わせた作業をしなければ意味がない」
などの話に、参加者は熱心に聞き入っていました。