農場に常備していますか?

初乳の大切さは弊誌『Dairy Japan』でもたびたびお届けしている情報ですし、皆さまご存知のとおりですね。

その大切な初乳、とくに免疫をきちんと子牛に届けるためには、初乳の品質が大切なこともご承知のとおりです。

では、その品質をどのようにチェックしていますか? 「経験と勘」「色や濃さ」と答える方もいらっしゃいます。

なんども本誌でご紹介しているように、初乳中のIgGの推定値はBrixメーターで測るのがおすすめです。

子牛の健康は、その牛の一生を左右します。

ぜひ農場に常備してほしいアイテムですね。

工夫された牛舎エアコン

こんにちは。
本日東京は32℃予想となっていて、すでに夏本番のような陽気です。
皆様、熱中症などにご注意ください。

本日は埼玉県I牧場での一コマをご紹介します。
牛舎にエアコンを導入している同牧場の哺育舎ではエアコンダクトに数個の穴が空いています。
子牛ペン1カ所につき一つの穴が設けられていて、そこが送風口になっていました。

夏には冷風が送られ、冬には暖房に切り替え、温風が送られるそうです。
時期に関係なく大活躍しているそうです。

I牧場ではほかにも数多くの暑熱対策に取り組んでいました。
その詳細はDairyJapan7月号でご紹介していますのでぜひご覧ください。

 

削蹄技術も進化している

5月末に北海道新得町で酪農生産者向けの削蹄講習会が開催されました。道内外から削蹄師や酪農家が集まり、2日間にわたって理論解説と実践を併せた講習会が行なわれました。

削蹄の権威であるカール・バーギ先生による指導で、参加者は皆さん新しい発見を得られたようでとても熱心に取り組んでいました。

印象的だったのは「乳牛は絶えず進化している。施設とともに行動が変化し、乳生産量増に伴いかかる負担も大きくなる。当然、進化する乳牛を支える蹄の管理も進化していかなければならない」というメッセージでした。

私も初めて見る作業や技術に終始釘付けでした!