複数人で働くヒケツ

【複数人で働くヒケツ】

 

先日お邪魔したA牧場。大規模になり、従業員を含め10名以上で経営している牧場さんです。

スムーズに業務を回すポイントの一つに「物の住所を決め、いつ誰が使う場合でも確実に使えるようにすること」と話してくれました。

細かいところですが、「あれどこにやったかな」「あれってどこにありましたっけ?」というロスを減らすことは、単純に効率を高めるだけでなく、全員が気持ちよく働ける=良い職場作りの一環なのだなと感じました。

このような小さなルールや共通認識が、やがて農場全体の環境の良さや作業効率の高さにつながってくるとのことでした。実際に農場はどこも綺麗で、気持ちの良い空間でした。

素敵な考えだと思ったので、シェアします!

詳しくはDairyJapan9月号をご覧ください。

「摩周珈琲」&「摩周珈琲あいす」


一昨日、釧路管内弟子屈町のJA摩周湖さんを訪問した際、「いいものあるよ!」とKさん。
同町には、蕎麦や摩周和牛などの特産品がありますが、「さらなる特産品を」と5年前から大豆を試験作付け、完成したのが「摩周珈琲」(昨年8月発売)と「摩周珈琲あいす」(昨年9月発売)。

同町産大豆「ユキホマレ」、同町産「生乳」で作られています。
ノンカフェインだから、妊婦さん、授乳中のお母さん、子ども、カフェインが気になる人も安心。
しかも、大豆タンパクとイソフラボンは身体にうれしい栄養成分です。

さっそく、その場でいただきました。
おーっ、美味しい! コーヒーと間違えるほどです。

「摩周珈琲」は、淹れた後の粕(かす)も食べられるので、アイスやいろいろなものにふりかけて二度楽しめます。
いただいている最中、Kさんは「地場産の農畜産物にもっと付加価値を付けていきたい」と熱く語ってくれました。

※写真は「摩周珈琲」(ドリップパック)と「摩周珈琲あいす」、そして焙煎した大豆

夏季休業日のお知らせ

 平素は格別のお引き立てをいただき厚く御礼申し上げます。
 弊社では、誠に勝手ながら下記日程を夏季休業とさせていただきます。
 休業期間中にいただいたご注文・お問い合わせにつきましては、8月17日以降のご対応とさせていただきます。
 ご不便をおかけ致しますが、何とぞご理解の程お願い申し上げます。

 休業期間:2023年8月10日(木)~2023年8月16日(水)
 通常業務:2023年8月17日(木)~

バイオガスプラントの消化液を

先日、宮崎県のH牧場を訪ねました。

H牧場は平成22年に猛威を振るった口蹄疫による被害を乗り越え、ICT化など新たな取り組みを続けてきました。搾乳ロボット牛舎やバイオガスプラントの稼働など、先進的な取り組みをしています。

バイオガスプラントでメタン発酵後に排出される固形ぶんを敷料に、そして液ぶんは液肥として圃場に還元されています。しかし、液肥の散布には運搬や散布機の燃料、オペレーターの人件費がかかります。そこでH牧場では試験として液肥を3倍濃縮し、さらに無人散布機を試験導入し、それらの問題の軽減に取り組んでいると言います。

今後はバイオガスプラントから出る排熱をハウス栽培に利用することも考えているとHさん。元は糞尿処理のためにはじめたバイオガスプラント事業が、敷料コストの低減や液肥利用、そして新たな作物栽培へと大きな広がりを見せてくれそうです。

 

無限の可能性

DairyJapan8月号では「酪農のエネルギー問題」を特集に取材しました。

私が取材した群馬県のバイオガスプラントでは、地域の酪農家と協同で運営し、電力を生み出しています。

今まで産業廃棄物として扱われていた糞尿が電力になるなんて、こんなにも画期的なことはあるでしょうか。

今は廃棄物として扱うもののなかにも、近い将来再生資源として生まれ変わるものが新たに見つかるかもしれません。

技術の進歩に驚くと同時に、無限の可能性を秘めた酪農の未来は明るいと感じました。

取材の様子はDairyJapan8月号のルポ特集に掲載しているので、ぜひご一読ください。