作業安全について考える

新型コロナウイルスの猛威が連日報道され、中国はもちろん、日本や欧米、アジアでも感染が広がりつつあり、水際対策の一層の強化が求められます。
さて、写真は先日取材で訪れたS牧場での一コマ。農作業機への乗車中はもちろん、牛舎内での作業中もヘルメット着用を徹底しているそう。
農水省の統計によると、平姓29年度の農業死亡事故件数は304件。建設業界などでは作業事故が右肩下がりで推移するなか、農業については横ばいで推移しています。
作業者どうしのコミュニケーションや指示、作業体系による安全確保はもちろん、不慮の事故を防ぐための防御態勢(S牧場ではヘルメット着用)を含めた作業安全に関わるマニュアル作成も、求められる時代になったのかもしれません。
安全で楽しく、そして牛達にも快適な農場を。

DJ表紙のカレンダー

皆さん、おはようございます!

さて、Dairy Japanを定期購読してる方には、毎月本誌と一緒にチラシが同封されています。

チラシの裏面はDairy Japanの表紙の絵を使用したカレンダーになっています。皆さんはどのように使っていますか?

シンプルなカレンダーなので事務所に貼ったり冷蔵庫に貼ったり、部屋の壁に貼ったりと、いろいろな用途で使うことができます!

ぜひ有効活用してください!

誰でも一目でわかる

釧路管内の牧場Tは、設立当初から「乳質向上」に注力しています。
その一環として、バルクに入れてはならない(別搾り)牛または分房を、「誰でも一目でわかるようにしておく」という工夫を施しています。
それは、牛の後ろ足に以下の目印を付け、パーラーに牛が入ってきたときに一目瞭然というものです。

〇赤色ガムテープ=抗生物質治療牛(ホスピタル群にしかいない。バケット搾乳する)
〇緑色ガムテープ=クォーターミルカー搾乳牛(前乳房が対象)
〇黄色ガムテープ=クォーターミルカー搾乳牛(後乳房が対象)
〇青色ガムテープ=盲乳のある牛
〇ピンク色とオレンジ色のリボン=SA牛(ホスピタル群にしかいない。ディッピングはピンク色とオレンジ色のリボンの付いた容器で)
〇オレンジ色リボン=搾乳速度の遅い(渋い)牛(パーラーに入ってきたら直ちに乳頭刺激、ミルカーの離脱は手動で)

なお、搾乳前に5分間程度のミーティングを行ない、新しく加わった要注意牛などを確認し合います。

※詳報は、近日発売のDairy Japan 2月号で。

笑って知識が身につくおすすめ書籍

昨年末、本社に納品された最新書籍が『お気酪獣医 クスリの処方箋』。Dairy Japan連載でおなじみの、島本正平先生ご執筆の一冊です。

本書は「作業マニュアルの作成」「アニマルウェルフェア」「ダウナー牛の看護」「酪農場の安全対策」「子牛の事故低減」「耐性菌問題」「獣医鍼灸」「初乳管理」の八つをテーマに解説した酪農経営に役立つ書籍です。最大の特徴は、イラストやマンガを取り入れ、そしてふんだんにジョークを盛り込んだ「今までにない技術書」であることです。

この特徴によって、「お気酪」かつ「クスリ」と笑いながら読み進めることができます。私の初笑いも本書を読んでのこと。

「活字ばかりの書籍はちょっと苦手」という方にも、自信を持っておすすめできる一冊です。もちろん、笑うだけでなく、きちんと知識を身につけることができます。

ぜひ、今年の笑いにこの一冊を!

『お気酪獣医 クスリの処方箋』

2020年の幕開け♫


新年明けましておめでとうございます!

記念すべき2020年がスタートしました!
今年は全共や東京五輪など、酪農業界そして日本全体が盛り上がる大イベントがありますね!皆様にとって素晴らしいものとなるよう願っております。

今年もDairyJapanでは、皆様のお役に立つ技術情報を
わかりやすくお届けしていきます!
2020年が世界中の人々にとって素敵な年となりますように♪

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。