誰でも一目でわかる

釧路管内の牧場Tは、設立当初から「乳質向上」に注力しています。
その一環として、バルクに入れてはならない(別搾り)牛または分房を、「誰でも一目でわかるようにしておく」という工夫を施しています。
それは、牛の後ろ足に以下の目印を付け、パーラーに牛が入ってきたときに一目瞭然というものです。

〇赤色ガムテープ=抗生物質治療牛(ホスピタル群にしかいない。バケット搾乳する)
〇緑色ガムテープ=クォーターミルカー搾乳牛(前乳房が対象)
〇黄色ガムテープ=クォーターミルカー搾乳牛(後乳房が対象)
〇青色ガムテープ=盲乳のある牛
〇ピンク色とオレンジ色のリボン=SA牛(ホスピタル群にしかいない。ディッピングはピンク色とオレンジ色のリボンの付いた容器で)
〇オレンジ色リボン=搾乳速度の遅い(渋い)牛(パーラーに入ってきたら直ちに乳頭刺激、ミルカーの離脱は手動で)

なお、搾乳前に5分間程度のミーティングを行ない、新しく加わった要注意牛などを確認し合います。

※詳報は、近日発売のDairy Japan 2月号で。