遊び心

寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私の地元那須では先週雪が降ったそうです。

少し前に某牧場さんに立ち寄ったとき
雪だるま 改め ロールだるま を発見しました。
(写真暗くてごめんなさい)

こういう遊び心で、観光客が酪農に興味を持ってくれたら嬉しいですね。

 

今週は茨城県で酪農セミナーに参加させてもらい、来週は再び群馬県にお邪魔します。
詳細は1月号と2月号で書かせて頂きます!

11月はチーズ三昧

皆さん、おはようございます!

さて、11月11日は何の日だかご存知ですか?

正解はチーズの日です!
都内では毎年恒例のチーズフェスタが開催され、世界各国からチーズが集まり試食や販売が行なわれました。
ステージではチーズを使ったレシピコンテスト「チー1グランプリ」などが行なわれました。

11月1日には中央酪農会議主催のALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストも開催されました。
試食会では作った方々の心がこもったチーズをたくさん味わうことができました。詳細は今月発売の12月号をご覧ください!

コンビニでもチーズの日に関連した商品があるみたいですね。

チーズ三昧の11月、皆さんもお気に入りのチーズ・チーズ料理・チーズ製品を見つけてみてください!

弱い牛に配慮したTMR給飼タイミング

北海道日高管内のK牧場(経産牛320頭、未経産牛240頭)は、「弱い牛への配慮を常に」をモットーとしています。
そのための独自手法の一つを紹介してくれました。

それはTMR給飼のタイミング。
搾乳前にTMR給飼し、牛群が腹八分目になった頃合いに、パーラーへ移動するという方法です。
そうすることで、搾乳が終わった強い牛はベッドへ向かったり、飼槽へ向かっても早々に満腹になったりすることから、弱い牛は、強い牛から威嚇されることなく、落ち着いて、ゆっくりと採食できます。

そのためのTMR給飼タイミングとは、搾乳の20分から40分前がベスト。
「20分で半数の牛が、40分で大半の牛が腹八分目になる」と言います。
それよりも早く給飼すると、強い牛は採食を終えて、ベッドで休息モードに入ってしまいます。
したがって、飼槽側に全頭が立っている状態のときにパーラーへ移動するようにします。
「これが習慣になると、弱い牛から自発的にパーラーに入り、先に飼槽に戻るようになる」とも言います。

快適なフリーストールと穏やかな牛

千葉県のK牧場は昨年、念願のフリーストール牛舎を新築しました。

以前からフリー飼養構想を描いていたKさんは、主に県外のフリーストール農場を視察して見識を高め、牛にとって快適なフリーストールは何かを模索していました。

写真はそのK牧場のフリーストールでの一枚。牛達がゆったりと横臥・反芻しています。

取材中、内部の様子を撮影しようとフリーストール内部に入った部外者の私に対しても、牛達はあまり警戒心を抱く様子がないことが印象的でした。いわゆる「逃避距離が短い」という表現がぴったりとくるK牧場。その秘訣は穏やかな気質の牛群作り(改良)と、牛を急かさない管理、牛に無理をさせない管理に集約されると言います。

快適な環境でゆったりと横臥する牛達を見ると、日頃の管理が眼に浮かぶようです。

そんなK牧場の詳細な様子は12月号「オン・ファーム」で紹介します。