北海道TMRセンターから東北地方へ粗飼料緊急支援

北海道TMRセンター連絡協議会が酪農学園大学・高橋圭二教授による東北地方への粗飼料緊急支援要請を受け、会員に呼びかけたところ、複数のTMRセンターが粗飼料を提供したことは6月24日付け「DJニュース」のとおりです。

輸送状況は現在、以下のようになっています。
中標津ファームサービス(中標津町)から細断サイレージ50個(トレーラー1台)
開陽D・A・I(中標津町)からロールパック25個(トレーラー1台)
オコッペフィードサービス(興部町)からロールパック28個(トレーラー1台)
浜頓別エバーグリーン(浜頓別町)からロールパック56個(トレーラー2台)
アグリランド(苫前町)ロールパック60個(トレーラー2台)

また提供予約が、クレインランドTMRセンター(鶴居村)、オコッペフィードサービズス(興部町)、サンタドリームサプライ(広尾町)、下川フィードサービス(下川町)、阿寒農協(阿寒TMRセンター・釧路TMRセンター)などから続々ときています。

しかし、以下のような課題もあります。
・輸送料の工面がつかず、未輸送のセンターは待機中。
・バンカーサイロ中のサイレージを提供できるセンターがあるが、細断型ロールベーラを所有していない。
・支援先の酪農家は低水分の粗飼料を使用している。

高橋教授は27日に開催された北海道TMRセンター連絡協議会の「夏期研修会」で、支援粗飼料が送られた宮城県丸森町の様子を報告し、今後の予定を以下のように述べました。
・ホームページ(飼料支援ネット)を開設し、運搬費への支援要請
・細断サイレージの再梱包作業(細断型ロールベーラの運搬、梱包資材への補助)
・宮城県丸森町酪農振興組合への支援の継続(越冬用飼料がない)
・福島県内酪農家への支援可能性を検討

近年の現場ニーズから誕生した削蹄会社

「いつ来るのかわからないから困る」「年に3回来てほしい」「きちんと定期的に来てほしい」「もう少し早く終わってほしい」「フリーストールに合った蹄にしてほしい」「牛にストレスをかけないでほしい」「バイオセキュリティに注意してほしい」…等々。
規模拡大が進み、頭数規模が増えてくると、削蹄に対して、心中そう思っている農場は多いのでは?
そうした要望をかなえるべく、富良野市の酪農家有志により12年前に設立されたのが、削蹄会社・(有)ライズです。

冒頭のような現場ニーズに応えるのはもちろん、大規模農場の定期削蹄(年3回)にもきちんと対応しているという評判を聞き、今週、取材してきました。
現場は十勝管内、経産牛約850頭の牧場です。

牛舎の外には削蹄枠が2台。
ベッド側通路の隅がホールディング・エリア(待機場)です。
削蹄を待つ牛の拘束時間を短くして、極力ストレスを与えないようにしています。

牛たちは、とてもスムーズに削蹄枠に入って行きます。
そして前肢・後肢を同時に削蹄するので、非常にスピーディ。
削蹄を終えた牛たちは飼槽側通路に戻り、いつものようにエサを食べ、水を飲み、そしてベッドでリラックスしています。
流れるような、その一連の作業は見事でした。

詳報はDairy Japan 9月号で。

「換気」と「保温」を考えた哺育牛施設

哺育牛の飼養において「換気」と「保温」の両立は、なかなかむずかしいもの。
そこで根室管内・K牧場は考えました。
それはカーフハッチと片屋根のシェッド(小屋)によるものです。
夏はシェッドを開放し、カーフハッチの上屋根も外します(コンパネを引き抜く要領)。
シェッドは軒が開いているので(オープンイーヴ)、風が通って快適です。
冬はシェッドをカーテンで閉じ、カーフハッチは上屋根を入れて、適度な保温が可能です。
そのとき管理者は横のドアから出入りします。

黒酢のミルク割り

私事で恐縮ですが、健康診断の結果が今週、送られてきました。
健康診断を受ける1カ月前から態勢を整えたにもかかわらず、血圧、メタボ、コレステロールなどに「注意」のマーク。
何とか改善したいものです。

そこで目をつけたのが「酢」。
「酢」は、内臓脂肪ダイエット効果、高血圧改善効果、栄養吸収アップ効果、抗酸化力、血液サラサラ効果などが実証されています。

ただし、そのまま飲むのはムリです。
そこで最近TVコマーシャルで流れている「黒酢をさまざまな飲み方で…」のうち、「ブルーベリー味の黒酢」+「牛乳」をつくりました。

これは美味いです!
酢が苦手な人でも大丈夫。
ドリンク・タイプのヨーグルト的で、ゴクゴク飲めます。

これは牛乳の消費拡大にも一役買います。
今日から7月――6月の牛乳月間は終わりましたが、引き続き、牛乳の消費拡大口コミ作戦を続けましょう。