「いつ来るのかわからないから困る」「年に3回来てほしい」「きちんと定期的に来てほしい」「もう少し早く終わってほしい」「フリーストールに合った蹄にしてほしい」「牛にストレスをかけないでほしい」「バイオセキュリティに注意してほしい」…等々。
規模拡大が進み、頭数規模が増えてくると、削蹄に対して、心中そう思っている農場は多いのでは?
そうした要望をかなえるべく、富良野市の酪農家有志により12年前に設立されたのが、削蹄会社・(有)ライズです。
冒頭のような現場ニーズに応えるのはもちろん、大規模農場の定期削蹄(年3回)にもきちんと対応しているという評判を聞き、今週、取材してきました。
現場は十勝管内、経産牛約850頭の牧場です。
牛舎の外には削蹄枠が2台。
ベッド側通路の隅がホールディング・エリア(待機場)です。
削蹄を待つ牛の拘束時間を短くして、極力ストレスを与えないようにしています。
牛たちは、とてもスムーズに削蹄枠に入って行きます。
そして前肢・後肢を同時に削蹄するので、非常にスピーディ。
削蹄を終えた牛たちは飼槽側通路に戻り、いつものようにエサを食べ、水を飲み、そしてベッドでリラックスしています。
流れるような、その一連の作業は見事でした。
詳報はDairy Japan 9月号で。