ジャージー種は趣味で飼い始めて、10頭ほどに増えたという根室管内のH牧場。
「ホルスタイン乳+ジャージー乳のブレンド乳(ハーフ&ハーフ)は飲んで美味しいし、ジャージー乳はシチューに使うと最高に美味しいですよ」とのこと。
酪農家だからこそできる醍醐味ですね!
カテゴリー: 取材後記
牛グッズに囲まれて
先般のカナダ取材で、アルバータ大学の大場教授の教授室をお邪魔しました。
パソコンに向かう壁一面には、牛グッズがところ狭しと並べられていました。これでも、友人へのプレゼントなどで数が減ったのだとか。
牛を愛する大場教授らしいお部屋ですね。
取材でお邪魔する酪農家さんの事務所でも、自慢の牛コレクションを拝見することがあります。そうした愛らしい牛グッズを見るたびに、「本当に牛を愛しているだな〜」とほっこりした気分になります。
やっぱりホルスタイン柄、牛をモチーフにしたグッズを見ると落ち着きますね!
抱きしめたい!
「パソコンもいいけど、一番使っているのは、これかなぁ」と根室管内Yさんが指したのは繁殖管理板でした。
「一番目につくし、イメージでとらえることできるんです。この牛が妊娠した、あの牛はまたまた妊娠したというように、絵(その牛の姿)として自分の頭に入るんです」とのこと。
さらに、「あーこの牛、また搾乳牛舎に帰ってきてくれるとか、おーこの牛、前はけっこう乳を出していて、もう年だけど、また望めるかなとか、これ(繁殖管理板)を眺めながら想いにふけるんです」
「これを眺めていると、牛ってすごいなって思います。思わず抱きしめたくなる牛がいっぱいいるんです」と熱く語ってくれました。
「資格」は不要、「資質」は大事
「育成牧場で一番大切な要素は『誰が育てるか』ということ。特別な資格は必要ないが、資質は必要だ。そして資質を高めていくことが大事だ」と語る釧路管内の公共育成牧場の場長さん。
「どれほど立派なマニュアルやプログラムがあっても、それを実行するのは人である。決められたことをやり通す意志の強さ、生命をいつくしむ心があって、はじめて目標を達成できる」と熱く語ってくれました。
詳しくはDairy Japan 3月号をご覧ください。
子牛水槽用のヒーター【知恵と工夫】
写真は三重県のある農場での「知恵と工夫」です。
とくに寒冷期の子牛への飲水量増加と下痢予防、そして飼料摂取量増加を狙って、飲水の温度を高めたいと考案されたヒーター。熱帯魚用の水槽ヒーターを転用しています。飲水の温度を上げたことで、前述した目的を果たしたといいます。
熱帯魚用のヒーターは、水量に応じて50W(20リットル水槽向け)から600W(200リットル水槽向け)程度まで幅広く市販されていますし、温度調節が可能なサーモスタット内蔵のものなど多数のバリエーションがあります(サーモスタットは別途取り付けるタイプもあります)。また、(本来は熱帯魚が)触れて事故を起こさないためのヒーターカバーも安価で市販されています。
こうした知恵と工夫がありましたら、ぜひ編集部まで!