それでも基本は本からヒントを見つける~オススメ書籍Vol.7~

先日取材で訪ねたT農場で「まずは繁殖から見直す」と燃えている姿を見て、

「自分、繁殖や分娩について全然知らなかったけど、めちゃくちゃ大切なことだ。すべてのゴールでありスタートは繁殖だ……」

と感じ繁殖について勉強をしています。ただ、とても難しいです。

そこでまずはじめに読んだのがコチラ。

『それでも基本は発情を見つけて種を付ける』~繁殖における「酪農家」「獣医師」「受精師」の役割~

著:黒崎 尚敏、安富 一郎、鈴木 保宜、奥 啓輔

 

私にとっては一握りに「繁殖」といっても考えるべきポイントが多く、英語の略語や妊娠率や発情発見率などさまざまな数値の基準が複雑にまじりあっている印象でした。

しかし本書では、はじめは繁殖に関わる基本を、「酪農家」「獣医師」「受精師」の視点で書かれており、読み進めるとそれぞれ目指すべきゴールが整理して見えてきます。

さらに繁殖にかかわる診断や診療、具体的な技術に関する情報を最近の動向に沿って解説されています。

さまざまな判断基準、発情発現への技術が紹介されており、「繁殖」を勉強するうえでは難しいけど勉強になりました。

ちなみにまだまだ勉強不足な私にはどんな分野でもそうですが、わからないことが出てきたり、そもそも何の話かわからないときがあります。そんな時はほぼ毎回「基本の本」に立ち返ります。

『乳牛管理の基礎と応用』

何かにつまずいた、わからない、そんなときにこれを読むと解決の糸口が見えます。これはいい本です。助かっています。

みなさんの繁殖管理ではどんなところに気を使っていますか?うまくいっている要因は何ですか?是非教えて下さい。

【DJオンライン座談会Vol.2 開催します】

 

こんにちは。編集部の前田真之介です。皆さんDairy Japan 7月号はお読みいただけましたでしょうか?

先日、オンラインにて座談会を開催し、全国各地の酪農家さんと意見交換のできる機会を設けさせていただきました(7月号をご覧ください!)。

前回の座談会は出席者の皆様にご好評いただきまして、第2回を開催することといたしました。

技術セミナーなどをはじめ、人が一度に集まり話をする機会がほぼなくなってしまった今、少しでもほかの地域の皆さんの話を交えることができればと思っております。

皆さんと意見交換ができるのを楽しみにしております。ぜひご参加ください。

ご参加はこちらからお願いします。

~~~~~~~開催案内~~~~~~~

日時:2020年7月6日(水)13時00分~14時30分(1時間半程度)

座談会メインテーマ:「暑熱期・暑熱回復期の取り組みや対策」を皆で考える

定員:原則5名(できるだけ全員で話しあいができる時間を作りたいので少数とさせていただきます。)

申し込み:編集部前田宛にメールを頂けますと幸いです(ご不明点なども併せてご連絡ください)。s_maeda@dairyjapan.com

※座談会で伺ったお話は後日誌面に掲載させていただきます。

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ゴールデンウィーク期間 休業日のお知らせ

 平素は格別のお引き立てをいただき厚く御礼申し上げます。
 弊社では、誠に勝手ながら下記日程を休業とさせていただきます。
 休業期間中にいただいたご注文・お問い合わせにつきましては、5月7日以降のご対応とさせていただきます。
 ご不便をおかけ致しますが、何とぞご理解の程お願い申し上げます。

 休業期間:2020年5月2日(土)~2020年5月6日(水・振休)
 通常業務:2020年5月7日(木)~

 なお、弊社では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、4月13日から当面の期間、本社業務の時間短縮および出勤人数の制限をさせていただいております。
 (詳しくはこちらをご覧ください:http://dairyjapan.com/news/?p=10576
 それに伴い、ご注文・お問い合せへのご対応が、通常3営業日以内のところ、5営業日以内でのご対応となる場合がございます。
 ご利用の皆様へは大変ご迷惑をお掛け致します。何卒、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

農作業事故をできるだけ少なくしましょう

Dairy Japan2020年5月号から、朝霧メイプルファームの丸山純さんの新連載「安全で安心な酪農を目指して」がスタートしました。読者の皆様にぜひ読んでいただきたい連載です。

本連載は、著者である丸山さんが朝霧メイプルファームで取り組む農作業事故防止の取り組みをまとめただけでなく、すべての酪農経営において危機管理の意識を高めていただき、不幸な事故を少しでも減らしたいという想いで執筆されています。

連載第一回目の記事はこちらからお読みいただけます。ぜひお読みいただき、皆様の意識を高めていただきたいと思います。Facebookをご覧の方は、

クリックしてkikenbousi.pdfにアクセス

をご覧ください。

また編集部では、皆様の農作業事故の事例をお寄せいただき、今後の事故低減に役立てたいと考えています。以下にアンケートを用意していますので、ご意見をいただけますようお願いいたします。

農場事故レポート

新年度!みなさんに読んでほしい書籍紹介しますVol.1

読者のみなさんこんにちは。新しく酪農業界で働くことになったみなさんや新たに農業学校に入学された方々、初めまして。こんなご時世ではありますが、就農・就職・入学おめでとうございます!

私達デーリィジャパンは、皆さんの酪農ライフがより充実する情報をお届けしています。これから皆さんと一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。

実は私も今年の1月からこの業界で新しく働くことになりまして、それまでは酪農の「ら」の字も知りませんでした(以前は観光やレジャーの類の仕事をしておりました)。しかし、デーリィジャパンの書籍を読むことで、少しずつ理解でき、酪農への興味が湧くようなりました。

みなさんにもよりよいスタートを切ってもらい、なにより「酪農おもしろい」と感じていただきたいと思い、弊社から出版されている書籍をご紹介します!

まずはこちらの書籍から!

『こうすれば農場はもっとうまく回る』 著者:丸山 純 氏

なぜコチラを1冊目に選んだかといいますと、「なんとなく読みやすそう」だったからです。恥ずかしながら私は読書が苦手です。特に興味が湧かないものを読むのはとても苦手です。

そんな、何も知らない、読書苦手な私の酪農への入り口をぐっと広げてくれたのがこの書籍でした。

A5判で手に取りやすく、中はオールカラーで読みやすいです。酪農を運営することの難しさや面白さ、何より「実践しやすそう」というイメージが頭に浮かびながら読み進められました。もちろん私はわからない言葉だらけだったので、都度調べながら理解していきました。

農場運営という目線で書かれているので、経営者の方々はもちろん、従業員や、農場に出入りする仕事の方々にも知っていてほしいことが満載です。

あくまで私の見解ですが、本書を読むことで、今ままで何気なく行なっていた作業に「意味と価値」が生まれるのではないかなと思いました。

季節とともに気持ちも新たになった皆さん。是非読んでみてください!

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