「生産抑制で昨秋に数十頭を淘汰したが出荷乳量は若干下がったくらいだった」と言うSさん(十勝管内)。
そこで年明けにさらに数十頭の淘汰と早期乾乳でようやく計画数量以下にした。
搾乳頭数は結局、2割以上減ってしまった。
Sさんは「生乳の減産は想定以上に搾乳頭数を減らさなければならないものだ。何のための寝床なのか……」と空間が目立つ牛舎で顔をしかめる。
こうした乳牛頭数の減少は、それこそ想定以上の生乳生産基盤の弱体化、産業の後退となり兼ねない。
月: 2023年4月
採食しやすさの違い?
先日、静岡県のO牧場さまへ伺いました。O牧場は搾乳牛をコンポストバーンで管理し、良質乳の生産に力を入れている牧場の一つ。
到着後、牛舎内をぐるりと一周しながら管理の概要をお聞きしている際に気づいことが。
それは、飼槽のあるスペースではTMRの減りが速いということ。写真ではわかりにくいかもしれませんが、ません棒のエリアは連動スタンチョンのエリアに比べて明らかにTMRが減っていました。
この飼槽エリアをタイムラプスなどで撮影・解析したら、「どのような牛(社会的優劣の差)」が「いつ」「どこで」採食しているのかが、より深く理解でき、群全体のDMI向上へのヒントが見つかるかもしれませんね。
ゴールデンウィーク期間 休業日のお知らせ
平素は格別のお引き立てをいただき厚く御礼申し上げます。
ゴールデンウィーク期間の休業日につきましては、従来通り土日祝日を休業とさせていただき、5月1日(月)~5月2日(火)は通常業務とさせていただきます。
ご不便をおかけ致しますが、何とぞご理解の程お願い申し上げます。
休業期間:2023年5月3日(水・祝)~2023年5月5日(金・祝)
通常業務:2023年5月1日(月)~5月2日(火)、5月8日(月)~
土日も牛乳乳製品に触れる
こんにちは!
先日、都内で開催された食育イベント「土日ミルク食堂」を取材しました。
当日はあいにくの天候でしたが、子供から大人まで多くの人が訪れ大盛況でした。たくさんの人が牛乳乳製品に興味を持ってくれていることを改めて実感しました。
取材という形でお邪魔しましたがワクワクするようなコーナーがたくさんあり、私自身イベントをしっかり楽しませていただきました。
会場には47都道府県の「給食牛乳マップ」があり、昔のことを思い出すと同時にたくさんの種類があることに驚きました。私も長い学乳生活を過ごしましたが、せっかくならいろんな種類の牛乳を飲んでみたかったです……
イベントの様子はDairyPROFESSIONAL vol.26で詳しく掲載しておりますので是非御覧ください。
地の物副産物
以前訪れた川西郡のC農場にて、TMRに規格外の長芋が含まれているのを発見。
「周辺は長芋の産地で、近隣の長芋農家に廃棄品を分けてもらっている」とのことでした。牛はこれが大好きなんだそう。牛はかなりグルメのようです。
また、ある農場では、バナナの皮などが手に入るとのことで、「北海道でバナナ!?」と私は思ったのですが、生産者ではなく、物流拠点で廃棄になるものを譲り受けているようです。
農場、加工場、流通の拠点、食品副産物や規格外の農産物が発生する場所は意外と多いのかもしれないと思いました。棄てるものをエサに。お互いに良い活用ができているなと改めて実感。
それにしても、TMRに混ざっている長芋は、食べたくなるくらい美味しそうでした。